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肝臓の機能と構造


どんな臓器にも栄養を取り入れる動脈と不要物を排泄する静脈があります。ところが肝臓には、これにくわえ

門脈という特殊な静脈と胆管という排出管がついています。門脈は肝臓の口の役割で体内に入ったあらゆる栄

養素を利用し、体に必要なものを合成します


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主な働き:

@合成後、ブドウ糖の形で全身にエネルギーを過不足なく分配します

A体が要求している以上に食物を摂取した場合、余剰のエネルギーを無駄なく蓄えます。

B栄養素と一緒に紛れ込んだ病原体を駆逐し、有害物を無害化する関所の役割も担っています。

C肝臓内ではクッパー細胞や樹状細胞、NK細胞の他、NKT細胞などが、関所の番人として監視しているので
 
す。さらに、たんぱく代謝で発生した有毒なアンモニアを尿素の形に解毒し、また、120日の寿命を終えた赤血
 
球からでる毒性の強いヘモグロビンを、毒性の弱い水溶性のビリルビンに変化させ、直接、胆汁として胆管か
 
らも排泄します。また、重要な排泄器官として機能しています。
 
肝静脈が詰まってもすぐには命を落とすことはないが、

胆管が詰まるとビリルビンの毒で数か月と生きながらえません。また、肝臓で発生した代謝熱と筋肉から出る
 
活動熱で私達の基礎体温が保たれています。

肝臓と肝小葉の構造:



グリッソン鞘と呼ばれる蜂の巣の断面のような立体構造をした肝小葉を、肝動脈や小葉間動脈と同

静脈、小葉間胆管が3つ組になって走行し、血管腔と交通しており小葉の中心にある中心静脈から

肝細胞索が放射状に辺縁に伸びており、この間を類洞が走行し、血管系と肝細胞間で物質のやり

取りを盛んに行っており、血液を吸ったスポンジのような構造をしています。血管系と肝細胞は直接

には触れ合っておらず、類洞壁を裏打ちする隙間だらけで多孔性の類洞壁内皮細胞を通じて、さら

に間にはクッションとなるディッセ腔という隙間があり、このディッセ腔はリンパ球で満たされ、網の目

状に小葉間内を結び、類洞ーディッセ腔間を免疫細胞が行き来し細胞内皮系を形成して、外部から

の侵入者に対する外堀を作り刊細胞を守っています。

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