妊娠悪阻→妊娠初期にはつわりで吐き気や嘔吐が出現します。つわりは一時的で心配ないが、この状態が長く続き、摂食量が

           減少し、体重が低下し、さらに水もとれなくなり脱水状態になると問題です。尿量が減少し、皮膚が乾燥することもあり

           このような状態を妊娠悪阻といいます。摂取エネルギーが減少しているので、それをカバーする為に母体の脂肪の

           分解が亢進し、ケトン体の産生が亢進し、血液は酸性に片寄って来ます。更に、脱水状態で尿量が減少しているので

           老廃物の排泄が悪く、これらが蓄積してきます。これらは神経質で感情的な女性に多く出現しています。

         治療方法→薬はなく、食事と精神療法が中心になります。とくに、体内の代謝障害や栄養障害を改善するには食事療法

                は不可欠です。栄養障害や脱水症が著しい時は静脈点滴で水、ブドウ糖、ビタミンなどの補給をします。

       食事療法のすすめ方(つわりの場合も同様)

          @妊娠前期では胎児の発育も顕著でなく、各栄養素の必要量も多くなく、自由に食べたいものを食べます。

          A空腹時に症状は強く現れます。食事は3回にこだわらず、いつでも何かを食べるようにします。食物が入ると

           ケトン体の産出が低下し、症状は軽くなります。

          B酢、レモン、ゆずなど酸味の強いものを欲するようになります。臭いに敏感になるので、冷たくすると臭いが少なく

           口当りもよいので食べやすくなります。

          C嘔吐で多くの水分とミネラルを失います。ジュース、牛乳、お茶、、スポーツドリンクなどで、水分とミネラルの補給を

            します。水分の補給は、この時期に多い便秘の治療にも必要です。

      食品選びの目安

        多めに摂る食品→果物、牛乳・乳製品、砂糖、酢、香辛料

        普通に摂る食品→ご飯、パン、めん、肉、魚貝、卵、大豆・大豆製品、野菜、芋、かぼちゃ、海草、きのこ、コンニャク、

                   油、塩、しょうゆ、味噌、菓子

        控える食品→カフェイン、炭酸飲料

        禁止食品→sるコール飲料

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       食べやすい料理

      ●ご飯、パン、めん・・・・・お茶漬け、おむすび、すし、のり巻き、焼きおにぎり、お粥、サンドイッチ、ざるそば、冷しソーメン

      ●肉・・・・・コールドミート、酢の物、鶏肉の照り焼き、チキンサラダ

      ●魚貝・・・・・さしみ、魚の酢ずけ、マリネ

      ●卵・・・・・チーズオムレツ、卵サラダ、冷たい卵豆腐、卵黄入り味噌汁

      ●大豆・大豆製品・・・・・冷や奴、豆腐の味噌汁、ゆず味噌豆腐

      ●野菜・・・・・おひたし、サラダ、おろし和え

      ●芋・・・・・ポテトチップ

      ●果物・・・・・フルーツサラダ、ジュース、ゼリー

      ●牛乳・乳製品・・・・・アイスクリーム、プリン、乳酸飲料、ミルクセーキ

      ●菓子・・・・・クラッカー、ビスケット