心臓の手術後→先天性の心臓病:胎児のときに心臓の発育不全や異常が生じたものです。心房・心室中隔欠損、大動脈騎乗、

            動脈管開存などさまざまな形態の異常があります。殆どの先天性心疾患において、酸素欠乏、心肥大、呼吸困難が

            おき、全身が紫色になるチアノーゼが見られます。

            後天性の心臓病:主として弁膜症と虚血性心疾患に分類されます。弁膜症はリウマチ熱が主な原因です。弁の変形

            で、不完全な弁の開閉が生じ、血液の逆流が起きてしまいます。虚血性心疾患は冠状動脈の硬化や炎症の為に

            血液循環が悪くなり、心筋が必要とする酸素やエネルギーの不足状態が生じて起こる病気で、狭心症や心筋梗塞

            があります。

            先天性の形態異常には外科手術以外に方法はなし。後天的の心臓病にも外科手術やバイパス手術で対処する。

        食事療法のすすめ方

          @心臓は極めて大きなエネルギー消費を行っています。その量は基礎代謝量の7〜20%にも達します。3大栄養素の他

           各種ビタミン、ミネラルなどすべての栄養素を必要とします。もし全身の栄養状態が悪くなれば心臓の機能にも大きな

           影響が現れます。心臓手術では消化管を傷害しないので早期より経口的に食物を摂れる。3〜4日で常食へ。

          A塩分と水分が多くなると、循環血液量が増大し、心臓はそれだけ多くの仕事をしなければなりません。高血圧が

           合併していることも多く、その点からも食塩は制限します。

          B手術で大きなダメージを受けているので、その回復のためにも高エネルギー、高たんぱく質食とし、心臓への負担を

           軽くするために、消化・吸収のよい食品や調理方法を選ぶことがポイントです。

          C3食だけでなく、10時か3時に間食をし、1食にとる量を少なくします。1回の摂食量が多いと代謝が亢進し心臓への

           負担が多くなります。

        注意点:手術後、食欲が出ない場合が多いので見た目、香り、味、温度、舌触りなどを考慮しておいしく食べ易い料理に。

       食品選びの目安

         安定期

         多めに摂る食品→肉、魚貝、卵

         普通に摂る食品→ご飯、パン、めん、大豆・大豆製品、野菜、芋、かぼちゃ、果物、牛乳・乳製品、油、砂糖、酢、

                    香辛料、菓子

         控える食品→海草、きのこ、コンニャク、塩、しょうゆ、味噌、アルコール、カフェイン、炭酸飲料

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