胆石の手術後→結石が胆汁分泌を妨害したり、発作が度々発生する場合は、外科的に除去する方法がとられます。

           疝痛発作をまず抑え次に利胆薬や溶解薬などで結石の除去を試みるが疝痛の頻度が減少しなかったり、胆道を

           閉じてしまうなどの症状がある場合は、外科的に結石あるいは胆のう自体を摘出することになります。

      食事療法のすすめ方

        @手術前の痛みが激しい時には、食欲は殆どないので、静脈点滴で栄養補給します。つまり、栄養不足にならないように

         手術に備えます。症状が落ち着けば、低脂肪で刺激の少ない易消化性の食事をとります。

        A手術後はまず排ガスを待ち、排ガスがあれば流動食からはじめ、症状に応じて粥食、常食へと移行します。粥食の時期

         には、食物繊維の多い、或いは、油の多い食品は控え、調理方法も煮物、蒸し物などの加熱料理を中心にします。

        B手術当初、胆のうの機能が働かないので、胆汁と脂肪を効果的に混合することができず、脂肪の消化力は低下します。

         したがって、脂肪含有量の少ない食品を選択し、調理方法も、炒める、揚げる、サラダなどの油脂を使った物は避ける。

         つまり、食事の内容は、たんぱく質を必要量だけ確保して、糖質中心になります。

        C長期に厳しく脂肪を制限しすぎると、体に必要な必須脂肪酸が不足してきます。油には脂溶性ビタミンA,D,E,Kなどの

         吸収を助ける作用があり、油不足はこれらのビタミンの吸収が悪くなり、ビタミン欠乏症が現れることもあります。

         除隊が安定すれば脂肪の消化はそれほど悪くならないので制限を緩和します。胆のうが摘出されても胆汁は少量

         ながら常に出ています。1日に肝臓から出て行く量は変わらないのです。回復すれば大さじ1〜2杯の油を使って、

         炒め物、サラダぐらいは食べるようにします。

      注意点:手術後、食事に神経質になりすぎると栄養状態がよくならず体力も回復が遅れます。胆石はないのだから暴飲暴食

           さえなければ、半年もすれば何でも普通に食べれます。

     食品選びの目安

       普通に摂る食品→ご飯、パン、めん、肉、魚貝、卵、大豆・大豆製品、野菜、芋、かぼちゃ、海草、きのこ、こんにゃく、

                  果物、牛乳・乳製品、砂糖、酢、香辛料、和菓子

       控える食品→油、塩、しょうゆ、味噌、洋菓子、アルコール、カフェイン、炭酸飲料  

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