急性腎不全→急激に腎機能が侵され腎臓の働きが正常の1/2以下になり、体内の恒常性を保てなくなった状態をいいます。

              原因は交通事故や手術での大出血、やけどやひどい下痢、嘔吐などで体の水分や電解質が著しく失われた時、

              ショック、異型の輸血、毒性物質、尿管の閉塞などです。

              初期の症状は乏尿(1日の尿量500mℓ以下)または無尿(尿量100mℓ以下)になることが多く、他に、むくみ、

              倦怠感、頭痛、嘔吐などの尿毒症が現れます。早期治療をしないと予後不良となります。

              経過がよければ約1〜2週間で尿量は次第に増え、利尿期(1日2,000mℓ以上)に入り約1〜2週間で尿量は正常

              に戻る。症状も回復するが腎機能が完全にもどるまでは油断のできない重症な病気です。

        治療方法→乏尿期と利尿期で異なるが基本は安静と食事療法です。乏尿期では入院で全身症状や尿毒症がすすまぬ   

               うちに早期に透析療法が行われます。

       食事療法のすすめ方

          @体たんぱく質の破壊を防ぐために十分にエネルギーを補給するのが原則です。1日1,800kcal以上とします。

          A従来は尿素窒素の上昇を防ぐためたんぱく質制限をしたが、現在は透析療法で普通のたんぱく質摂取量にします。

          B乏尿期に透析療法を行わない場合には食塩は0gと厳しい制限をし透析療法をすれば制限をやや緩めます。

           利尿期では尿中に排泄されるナトリウムの量が増えるため、不足しないように食塩補給が必要になります。

          C乏尿期に透析療法を行わない場合には高カリウム血症が起こりやすくなり、厳重な制限が必要です。しかし、

           利尿期では多量のカリウムが排泄されるため、不足しないよう注意が必要です。

          D乏尿期に透析療法を行わない場合には水分摂取量は前日の尿量 + 500mℓを1日量とし、全ての水分を制限

           します。透析療法を行っている場合には除水量のみ飲み水を可能とします。

       食品選びの目安

         ★透析療法(−)

            積極的に摂る食品→油、砂糖

            多めに摂る食品→酢、菓子、果物

            普通に摂る食品→ご飯、パン、めん、芋、かぼちゃ、香辛料

            控える食品→肉、魚貝、卵、大豆・大豆製品、野菜、海草、きのこ、コンニャク、牛乳・乳製品

            禁止食品→塩、書油、味噌、アルコール飲料、カフェイン、炭酸飲料

         ★透析療法(+)

            多めに摂る食品→海草、きのこ、コンニャク、油、砂糖、酢、菓子

            普通に摂る食品→ご飯、パン、めん、肉、魚貝、卵、大豆・大豆製品、野菜、芋、かぼちゃ、果物、牛乳・乳製品、

                       香辛料

            控える食品→塩、しょうゆ、味噌

            禁止食品→アルコール飲料、カフェイン、炭酸飲料                           

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