痛風→血液中に尿酸が異常に増え、これが間節に沈着し炎症発作を起こす病気です。高尿酸血症(7〜8mg/㎗以上)が元

      になって起きる。尿酸は本来多くなると、2/3が腎臓を通して尿に排泄され、1/3は消化液として腸管に

      排泄されます。何らかの原因で血液中に多くなって結晶化し足の親指の間節に沈着し、炎症を起こす。

      痛みは足の親指のつけ根の部分に現れてきます。血液中に尿酸が増える原因は●以上に多く作られる

      ●尿酸の排泄が悪くなる場合です。尿酸のもとになる物質はプリン体と呼ばれるDNAの構成成分です。

      つまり、細胞のあるところは必ずプリン体はあり、組織の密度が濃い食品にはプリン体が多い。

      尿酸の産生が上昇するのは、何らかの原因でプリン体が増加するか、プリン体が分解され尿酸になる

      割合が増大した場合に起こる。一方、排泄の低下は、主として腎臓からの排泄が悪くなって起こる。

      最初数年間は無症状だが発作が起きると急性に起きる。年に1〜2度が頻度が増し、炎症部分も拡大し

      尿路結石も現れやすくなります。

    治療方法→発作時の痛み止めの薬は一時的で治療の根本は尿酸の代謝の改善で、食事療法が最も重要です。

    食事療法のすすめ方

      @尿酸の材料となるプリン体の摂取量の制限。1日のプリン体の量を150mg以下とします。

      A卵と牛乳・乳製品を除き、一般にたんぱく質食品にはプリン体が多く含まれている、たんぱく質自体

       の過剰摂取も尿酸の産生を増大させます。1日の淡白量は60〜70gくらいにします。質素な食事を。

      B糖質が少なく、高脂肪食にするとケトン体が産生され、血液が酸性化され、尿酸の排泄を悪くし

       結晶化しやすくなる、つまり病状を悪化させる。脂肪を控えて、糖質が不足しないようにします。

       ただし、砂糖や果糖などの甘い糖は尿酸を上げます。天ぷら、揚げ物、油っこい肉、魚は少なめに。

      C痛風は肥満、美食家に多く見られる。過剰摂取が原因なので減食・減量で尿酸値は低下します。

       一方、極端な低エネルギーはケトン体が産生されやすくなり、尿酸の排泄は悪くなります。

       肥満の場合男は1,400〜1,800Kcal、女は1,200〜1,600Kcalのエネルギーで減量を計ります。

      D尿酸を積極的に排泄するには、水分摂取量を増やし尿量を増大させます。普通の水、お茶がよい。

      Eアルコールの取りすぎは酵素による調節が低下し、尿酸の排泄が悪くなります。ビールは中止。

    食品選びの目安

      多めに摂る食品→野菜、海草、きのこ、コンニャク

      普通に摂る食品→ご飯、パン、めん、卵、大豆・大豆製品、いも、かぼちゃ、果物、牛乳・乳製品、

              油、酢、香辛料

      控えたい食品→肉、魚、砂糖、塩、しょうゆ、味噌、菓子、アルコール飲料、カフェイン、炭酸飲料

      禁止食品→肉、魚などの内臓類、貝類、ビール              戻る

        プリン体窒素含有量の多い食品 

ランク 食品の種類 含有量

(mg/100g)

   魚肉類

  [B]  豆類

   野菜類

    穀類

こい、まがれい、わかさぎ、うなぎ、はたはた、はまぐり、たらばがに、マグロ缶詰、つみれ、豚すね、豚ばら、豚ロース、豚舌、牛肩ロース、牛ヒレ、リブロース、ブリスケ、牛肩ばら、牛もも、牛舌、牛すね、マトン、ラム、鯨赤身・尾身、ボンレスハム、プレスハム、ベーコン、コンビーフ、レバーペースト

26〜50

大納言あずき
ほうれんそう、カリフラワー
そば粉
   魚肉類

 [C]

    豆類

    穀類

まぐろ、いさき、さわら、きす、とびうお、あかかます、べにます缶詰、まだい、ひらめ、にしん、まあじ、あいなめ、まさばあかあまだい、ぶり、さけ、あゆ、すずき、めばる、さんま、どじょう、あさり、やりいか、まだこ、芝えび、ずわいがに、たらこ、豚ヒレ、豚もも、豚心臓、鶏手羽、鶏もも、ささ身、サラミソーセージ、鶏皮、鶏砂肝

51〜75

納豆
ひらたけ
    魚肉類 [D]

     豆類

かつお、にじます、まいわし、まがき、するめいか、車えび、さんま干物、豚腎臓、牛腎臓、牛心臓

76〜100

大豆
   [E]  魚肉類 大正えび、おきあみ、まあじ干物、豚レバー、牛レバー

101〜125

  [F]  魚肉類 

    野菜類

まいわし干物,かつお節、煮干、鶏レバー

125〜500

干ししいたけ

        使用方法から見て使用量が少ないので心配ない