インスリン依存型糖尿病→糖尿病は血糖を低下させる働きがあるインスリンの作用不足によっておこり、2種類に大別される。

            インスリン依存型はT型糖尿病とも言われ、膵臓でのインスリンの生成が悪く、分泌量が不足して起こるタイプ。

               したがって、治療には、外からのインスリンの補給が不可欠となり、インスリン依存型ともよばれます。

               成因はウイルス感染や自己免疫の異常が関与していると考えられています。健康人では、ブドウ糖を投与する

               と血糖が上昇し、その刺激に対して膵臓からインスリンが分泌されるが、この病気だと、殆ど反応しません。

               この病気は突然発病し、全身倦怠感、のどの渇き、多尿、そして体重減少などが現れてきます。尿中に糖が

               排泄されるために、空腹感が強く、大食しても痩せてきます。悪化すると脱水、ケトーシス、昏睡の経過を経る。

               非依存型が主として成人期以降に発病するのに対して、依存型は小児期や青年期に発病するのが特徴です。

           糖質が消化・吸収され、門脈を通って肝臓に入りブドウ糖に変換され、余分はグリコーゲンや脂肪として貯蔵される。

           ブドウ糖は血流によって全身に運ばれるがこの血液中のブドウ糖を”血糖”という。全身のエネルギー源である血糖を

           筋肉や臓器などの細胞、あるいは脂肪細胞に円滑に送り込むのがインスリンです。膵臓からは血糖を低下させる

           インスリンと、上昇させるグルカゴンというホルモンが生成・分泌される。

           インスリンの作用が低下すると高血糖になりやがて糖尿病になります。

                        健康な状態の血糖値70〜110mg/㎗      160mg/㎗以上になるとブドウ糖は尿中に排泄される

        治療方法→インスリン不足ですのでインスリン注射を行うが効果は即、あるいは徐々にとまちまちゆえ入院して決定する。

               インスリン注射を行ったとしても治療の基本は食事療法でこれがなければインスリンの作用も悪くなり、コント

               ロールできなくなります。治療の目的は、血糖を低下させ、種々の症状を消失させること、合併症の予防です。

      食事療法のすすめ方

           一般に患者は成長期、発育期にあるので、エネルギー制限は行わず必要な栄養素は十分摂取するようにします。

           むしろ低血糖にならないようにへの注意が必要です。 

                      ★低血糖:血糖値が下がり過ぎることで、脱力感、冷や汗、動悸、震え、さらに意識障害、意識を失う

           昏睡、けいれんといった症状が急激に起きる。砂糖などを口にすると収まる。

           血糖降下剤剤やインスリンで治療している場合に起きる可能性がある。 

          @エネルギー摂取量は同年代の子供と同じ量を目標とします。

           1日のエネルギー量=(1,000Kcal x 年齢 x 100Kcal) x 0.9 で算出します。

          A成長のことを考え、たんぱく質は標準体重Kg当たり2gとし、エネルギー比で脂質は20%、糖質は50%とします。

           全体的にはやや低脂質、高たんぱく質食となります。

          B子供にはおやつが必要なことと、頻回食のほうが糖尿病のコントロールがよいことなどから、1日に2〜3回の間食を

           とります。この間食は、指示されたエネルギー量内でまかなうが、1日の間食量は80〜160Kcal程度とします。

        注意点:低血糖発症時には砂糖を摂取するが多すぎるとコントロールを悪くします、食事制限は長く、厳しいので

             やりすぎると、栄養不足や成長障害がおきるので、医師、栄養士とよく相談し、食事療法をすすめて下さい。

        食品選びの目安

        多めに摂る食品→海草、きのこ、コンニャク

        普通に摂る食品→ご飯、パン、めん、肉、魚貝、卵、大豆・大豆製品、野菜、いも、かぼちゃ、果物、牛乳・乳製品、油、

                   塩、しょうゆ、味噌、酢、香辛料、菓子

        控える食品→砂糖、カフェイン、炭酸飲料

        禁止食品→アルコール飲料                                    戻る