脂肪肝→肝臓に脂肪が異常に多く蓄積した病気で、脂肪含有量が肝臓重量の5%を超えると脂肪肝といいます。主な原因は

          アルコール、肥満、糖尿病があります。アルコールの場合は、アルコールから中性脂肪への合成が亢進されることや、

          食べないで飲む人は、蛋白質の不足で体内でリポタンパクの合成が悪くなり、脂肪が肝臓から出られなくなる。肥満

          の場合は過栄養性脂肪肝ともいわれ食べすぎでエネルギーが余り、肝臓で脂肪合成が盛んになっておこります。

           最も一般的タイプで小児肥満の中にもみられます。

           糖尿病の場合は、糖質代謝がスムーズにいかなくなり、脂肪合成へと代謝が偏っている為におこる。

           自覚症状がなく疲労感程度で、慢性肝炎と似ているが結成コリンエステラーゼ、コレステロールや中性脂肪の上昇を

           伴う例が多い。

     治療方法→薬剤は補助的に用いられます。原因の除去、改善が主で、この点が慢性肝炎と異なります。食事療法が最も

            有効です。

   食事療法のすすめ方

     @摂取エネルギーの制限。消費するより摂取エネルギーを少なくして、エネルギーの不足状態を作り肝臓内の脂肪を分解利

      用して脂肪を除去する。アルコール、肥満、糖尿病これらが重なっている場合も1日の聡エネルギー量を制限することです。

     A肝細胞の再生を促進する為に良質の蛋白質を十分摂りリポタンパクを生成し脂肪を肝臓から血中に放出させる。蛋白質は、

       10〜12g/体重kg摂るように、一般に60〜80gになる。目安量として1日に、魚1切れ、肉60〜80g、卵1個、豆腐1/3丁,牛乳

       1本程度を摂るように。         

     B聡エネルギーを制限した中で、蛋白質は普通に摂るので、脂質か糖質を制限することになる。油っこいものが好きな人は肉

       の脂身やバターなど動物油は体脂肪になりやすいので出来るだけ制限し、市販のサラダ油やてんぷら油を炒め物、揚げ物

       などに利用します。      

     C同じ糖質でも、砂糖、菓子類の蔗糖、果糖はご飯やパンなどのんぷん質に比べて体脂肪になりやすいので出来るだけ制限

       します。

     D肝臓での各種代謝を円滑にする為に、いろいろの食品(牛乳・乳製品、レバー、緑黄色野菜、果物)から十分なビタミン、

       ミネラルを。

     Eいかな原因の場合もアルコールは肝臓に負担をかけると同時に、肝臓で脂肪に合成されやすいので、しかも、アルコールは

       高エネルギーで食欲亢進作用もあり食べすぎを助長し減量を困難にします。糖分でなくエチルアルコールの作用が問題なの

       で種類は関係なし。

     F食物繊維は低カロリーでカサを増やしたり、脂質や糖質の吸収を遅らせるので、しっかり摂りましょう。脂肪肝は日頃から

        野菜、海草、きのこ、コンニャクが嫌いな人に多いのでこのような食習慣の改善を心がけましょう。

   注意点:慢性肝炎や肝硬変で病状が安定している時は、一般に高エネルギー・高蛋白食とし、積極的に栄養素を補給します。もし

        脂肪肝によるものならまったく逆療法を行っていることになり治療を遅らせることになります。脂肪肝を正しく診断するするの

        は困難な面もあるが、一般に肥満や糖尿病が合併する場合は、低エネルギー食による体重のコントロールが重要です。

   食品選びの目安      

   積極的に摂る食品→海草、きのこ、コンニャク

   多めに摂る食品→緑黄色野菜

   普通に摂る食品→肉、魚貝、卵、大豆、大豆製品、野菜、果物、牛乳・乳製品、塩、醤油、味噌、酢、香辛料、カフェイン飲料

   控えたい食品→ご飯、パン、めん、いも、かぼちゃ、油、砂糖、菓子、炭酸飲料

   禁止食品→アルコール飲料                                戻る