身体計測法
身体計測法
 
                                                                                                                  

   

        皮下脂肪は体脂肪の多くを貯蔵するゆえ皮下脂肪厚が体脂肪と評価される。 

 皮下脂肪厚の代表的な測定部位

 

    新基準値

男性

上腕三頭筋部皮下脂肪厚(TSF)(mm) 11.36 + - 5.42
上腕周囲長(AC)(cm) 27.23 + - 2.98
上腕筋囲長(AMC)(cm) 23.67 + - 2.76
女性 上腕三頭筋部皮下脂肪厚(mm) 16.07 + - 7.21
上腕周囲長(cm) 25.28 + - 3.05
上腕筋囲長(cm) 20.25 + - 2.56

                    この基準値と患者の測定値を比べ、脂肪の消耗状態や肥満度を判定する。

               患者のTSF/基準値  =  体脂肪消耗状態 

      %TSF =    80〜90%    軽度   60〜80%     中等度   60%以下  高度 

            

 

 

  (A)肩峰と尺骨肘頭の中点の測定

  @利き腕でないほうの腕を内側に屈折させる。

  Aメジャーで肩峰と尺骨肘頭の長さを測定し、その中点に印をつける。

 

  (B)上腕三頭筋部  皮下脂肪厚(TSF) 

  @中天より2cm上の腕の背側の皮膚をつまみ、脂肪部分を離す

  A脂肪部分をキャリパーで3回計測し、平均をとる。

 

  (C)上腕周囲長(AC)

  @中点の周囲をメジャーで計測する。

  A3回計測し、平均をとる。

  皮下脂肪厚の測定は、キャリパーの当て方や皮膚のつまみ具合によって誤差が大きい。

  すなわち測定機器の違いや測定者によって計測値に誤差が生じやすいのえ、同一機器で

  同じ検者が望ましい。

 

 

  筋囲:

  筋タンパク量を反映する指標として、上腕周囲長(AC)及び上腕筋囲長(AMC)を測定する。AC、AMCは筋タンパク量の消耗程度の指標となり、

  総合的栄養指標を計測する指標になる。上腕周囲長は筋タンパク量だけでなく皮下脂肪の要素も含まれるので、エネルギー摂取を反映する。

             上腕筋囲長(cm)=上腕周囲長(cm)ーπx上腕三頭筋部皮下脂肪厚(cm)    π=3.14

  患者のAMC/基準値  =  筋タンパク消耗状態 (AMCの判定にも上記の基準値から比を求める。)

  %AMC =   80〜90%  軽度   60〜80% 中等度   60%以下 高度の消耗状態

  体脂肪率:

    体脂肪率(%)=体脂肪量(kg)÷体重(kg)x100

  体脂肪率の測定は体内に微弱の電流を通して体の電気抵抗を測定し、脂肪の割合を導き出す生体インピーダンス測定法(BIA法)で行う。

 筋肉は電気伝導性がよく、脂肪は電気抵抗が大きいという特徴を利用して体脂肪量を測定する。最近では低周波から高周波までの交電流を

 用いる多周波分析法が使われている。体脂肪量だけでなく、筋肉量や骨量、W/H比も同時に測定できる。

  体脂肪率 =  成人男性  15〜20% 正常    25%以上 肥満

         成人女性  20〜25% 正常    30%以上 肥満