ミネラル欠乏症と過剰症→ミネラルは体内で種々の生理作用をするが、体内では合成されず外部から摂取せねばならぬ

          無機質です。体内に比較的多く存在する→カルシウム、リン、カリウム、イオウ、ナトリウム、塩素、マグねシューム

          少ないのは→微量元素(鉄、亜鉛、銅、ヨウ素、マンガン、セレン、クロム、コバルト、モリブデン、フッ素)

          ミネラルの四つの働き

          @骨や歯など硬組織を形成する。カルシウム、リン、マグネシウムなどは骨や歯など体の中の硬い組織の主成分に。

          A細胞膜や脳の成分であるリン脂質は、脂肪とリンが結合した物であり、全身に酸素を運搬するヘモグロビンも鉄を

           含有する色素とグロブリンといわれるたんぱく質が結合したものです。

          B浸透圧の調整、酸・アルカリ平衡、さらに筋肉、神経などの刺激に関与し生体機能の調節を行う。

                           カルシウム、リン、ナトリウム、カリウム、塩素などのミネラルは、血液や筋肉など体内の体液や柔らかい組織内にも

           含まれています。これらが、血液内の浸透圧や酸性とアルカリ性のバランスを保っているのです。また、筋肉や神経の

           中で行われる種々の代謝の調節的役割を行います。

          C酵素の補助因子やホルモンの成分となる。体内での化学反応を推し進めているのが酵素です。その酵素の働きを助

           けるのが補酵素と呼ばれるもので、マグネシウム、マンガン、銅、亜鉛等は補酵素となったりホルモンの成分となる。

      ミネラルの欠乏症とミネラル含有量の多い食品

        ●カルシウム・・・・・歯や骨の形成障害、成長障害、骨粗しょう症

          同多く含む食品→牛乳、乳製品、海草、小魚、緑黄色野菜        成人の所要量600mg

        ●リン・・・・・骨や歯の形成障害、筋力低下

                            同多く含む食品→レバー、小魚、チーズ                   成人の目標摂取量600mg

        ●カリウム・・・・・疲労感、脱力感、高血圧

                            同多く含む食品→魚、野菜、果物                       成人の目標摂取量2〜4g

        ●イオウ・・・・・成長障害

        ●ナトリウム・・・・・食欲低下、悪心、嘔吐、意識障害、けいれん

                            同多く含む食品→食塩、味噌、しょうゆ                     成人の目標摂取量10g以下

        ●塩素・・・・・疲労感              同上

        ●マグネシウム・・・・・骨や歯の形成障害、虚血性疾患

            同多く含む食品→魚貝類、ごぼう、牛乳                    成人の目標摂取量300mg

        ●鉄・・・・・貧血

                             同多く含む食品→レバー、貝類、緑黄色野菜                成人の所要量 男10mg  女12mg

        ●亜鉛・・・・・成長障害、味覚喪失、腸性肢端皮膚炎、下痢、血糖上昇

             同多く含む食品→穀類、貝類(かき)、根菜類                 成人の目安量8〜10g

        ●銅・・・・・低色素性貧血、毛髪や皮膚の色素脱失、成長障害

           同多く含む食品→内臓類、貝類、緑黄色野菜類、種実類          成人の目安量2〜3mg

        ●ヨウ素・・・・・甲状腺肥大症、成長障害

           同多く含む食品→海藻類、魚介類                       成人の目安量100〜200μg

        ●マンガン・・・・・成長障害、軽度の皮膚炎、血糖上昇

           同多く含む食品→豆類、野菜類、胚芽、茶                  成人の目安量3〜7mg  

        ●セレン・・・・・克山病(中国での心機能障害で突然死する風土病)、成長障害、筋肉萎縮症、不妊症

           同多く含む食品→胚芽、マグロ、たまねぎ、トマト              成人の目安量0.03〜0.06mg 

        ●クロム・・・・・耐糖能低下、高コレステロール血症

           同多く含む食品→穀類、肉類、魚貝類                    成人の目安量0.03mg  

        ●コバルト・・・・・ビタミンB12欠乏症

           同多く含む食品→内臓類、魚貝類、緑黄色野菜              成人の目安量0.02〜0.16mg

        ●モリブデン・・・・・成長障害、神経症状

           同多く含む食品→穀類、豆、内臓類                     成人の目安量0.1mg 

        ●フッ素・・・・・成長障害

           同多く含む食品→海藻類、茶                                                        成人の目安量1〜2mg

           ミネラルの過剰症(日頃の食事からはナトリウム以外は過剰症は見られないが、特定地域や取り扱い業者に中毒症が見られる。)

        ○カリシウム・・・・・疲労感、食欲不振、精神症状

        ○リン・・・・・カルシウムの吸収障害、副甲状腺機能亢進

        ○カリウム・・・・・不整脈、腎機能障害

        ○ナトリウム・・・・・高血圧、浮腫、興奮、口渇、体温上昇

        ○マグネシウム・・・・・傾眠、低血圧

        ○鉄・・・・・ヘモクロマトーシス

        ○亜鉛・・・・・貧血、発熱、悪心

        ○銅・・・・・溶血性黄疸

        ○ヨウ素・・・・・甲状腺腫

        ○マンガン・・・・・鉄欠乏症貧血

        ○セレン・・・・・皮膚障害、脱毛、肝硬変、貧血、腹痛、呼吸障害

        ○クロム・・・・・肝臓障害、腎臓障害、肺がん

        ○コバルト・・・・・甲状腺肥大症、甲状腺機能亢進症

        ○モリブデン・・・・・成長停止、貧血 

    注意点:いろいろのものを食べ全体を食べる(例:魚なら頭から尻尾まで)

   食品選びの目安

      積極的に摂る食品→牛乳・乳製品

      多めに摂る食品→肉、魚貝、卵、緑黄色野菜、芋、かぼちゃ、海草、きのこ、コンニャク、

      普通に摂る食品→大豆・大豆製品、野菜、果物、油、砂糖、塩、しょうゆ、味噌、酢、香辛料

      控える食品→菓子、アルコール、カフェイン、炭酸飲料

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