やせ→やせは標準体重より-10%以下をいい、更に、-20%以下を重度なやせと判定します。やせは肥満の逆かと言えばそうでは

         ありません。肥満は体脂肪のみが異常増大した場合をいい、やせは体脂肪のみならず、筋肉や内臓を構成する体蛋白

         質の喪失も伴っているからです。やせには「やせている」場合と「やせてくる」と言う場合の2通りあり、前者は自覚症状

         がない限り問題ではないが治療を必要とするのは後者。やせてくる原因には外因性と内因性に分けられる。

         ○外因性・・・●飢餓やダイエットによる摂取量の減少●嚥下運動障害による摂取量の減少●下剤の乱用

         ○内因性・・・●エネルギー消費量の増加(甲状腺機能亢進症、心配ごと)●腸からの吸収低下●栄養素の喪失(がん、

                  糖尿病、他)●病気やストレスによる食欲低下(うつ病、神経性食欲低下、過労、虫歯、感染症、がん)

        治療方法→やせの原因の病気の治療。いかなる場合も食事療法が基本です。

      食事療法のすすめ方

        @摂取エネルギー増の為、2人分食べると言う気持でとにかく食べること。食後のデザート、麺類、ぎょうざ、シュウマイ等。

        A仕事上のストレス、家庭での心配事等、気持ちの動揺は食欲に強い影響を与えます。胃も萎縮して多く食べれません。

         食事は楽しく家族団らんで。やせている人は1人で静かにモクモクと食べると言うタイプに多く見られる。

        B塩味、酸味などをやや強めにし、はっきりした味付けにします。味が濃くなると胃液の分泌も増し消化作用が活発になる。

        C脂質は、1gで9kcalと糖質の2倍以上のエネルギーを出します。脂ののった肉、魚貝類を、料理方法も油料理を主体に。

        Dアルコール、スープ、汁物などを食前にとると食欲亢進剤としての役割をはたします。

        Eこしょう、わさび、とうがらし、マスタードなどの各種香辛料、梅干、レモン、ゆず、など酸味の強いもの、しその葉、ごま、

         にんにく、木の芽など独特の香りを持った野菜などにはいずれも食欲を増大させる作用があります。

        F本人が食べたいと思う物、嗜好を優先します。「お袋の味」もそのひとつ。

        Gやせている人は、胃腸の弱い人が多いので、食物繊維のように消化の悪いものは控えます。

        H牛乳・乳製品を積極的に摂りましょう。プリン、ババロア、ビスケット、クッキーなど間食も摂りましょう。

       注意点:現在は、やせ指向が強いが、太る為には油、砂糖も世間の常識を破ることも重要です。

     食品選びのの目安

       多めに摂る食品→ご飯、パン、めん、肉、魚貝、卵、大豆・大豆製品、芋、かぼちゃ、牛乳・乳製品、油、砂糖、塩、しょうゆ、

                  味噌、酢、香辛料、菓子

       普通に摂る食品→野菜、果物、アルコール、カフェイン、炭酸飲料

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