保健機能食品

脂容性ビタミン

栄養機能食品

水溶性ビタミン

すぐに体外へ排出される水溶性ビタミンが摂り過ぎをあまり気にしなくてよいのに対し、脂容性ビタミンは体内に蓄積するため、過剰症の注意が必要です。

脂容性ビタミンには、ビタミンA,D,E,Kの4種類があり前3つは規格基準があり一般用医薬品(OTCドラッグ)として用いられています。

栄養成分 上限値~下限値 栄養機能表示 注意喚起表示
ビタミンA 135~600㎍ 夜間の視力の維持を助ける栄養素および    皮膚や粘膜の健康維持を助ける栄養素 多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。1日の摂取目安量を守ってください。妊娠3か月以内又は妊娠を希望する女性は過剰摂取にならないよう注意してください。
ビタミンD 1.5~5.0㎍ 腸管でのカルシウムの吸収を促進し、       骨の形成を助ける栄養素 多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。1日の摂取目安量を守ってください。
ビタミンE 2.4~150㎎ 抗酸化作用により、体内の脂質を酸化から守り、細胞の健康維持を助ける栄養素


注:β-カロチンについては、ビタミンAと同様の栄養機能表示を認める。妊娠に関する注意喚起表示は不要とする。

ビタミンKに関しては現在、規格基準はありませんが骨粗鬆症の治療薬としてビタミンK2が用いられ、また骨の健康を保つトクホとして

ビタミンK2を多く含む納豆が市販されている。

2001年の保健機能食品制度の実施にあたって健やかな一生を送るため、国民一人1人が自らの健康に対する関心を高める中、疫病の予防、リスク回避において、

薬や医療に頼るばかりでなく、身近にある食品や食生活をを通じて積極的に進めていこうという世相の中、欧米で流通、使用されているサプリメントや健康食品を、

わが国でも食品として販売したいということから栄養機能食品が生まれました。この背景には食品機能学の発展、高度医療の導入に伴う医療費の増大等があった。

栄養機能食品は「高齢化、食生活の乱れ等により、通常の食生活を行うことが困難な場合等に不足しがちな栄養成分の補給・補完に資するもの」と定義されているが

わが国では、本来栄養素ではありえない成分を用いた健康食品も出回っている。日本流サプリメントというもので、日本人の食事摂取基準に基ずき規格基準を満たす

ものは厚労省の審査・許可を必要とせず栄養機能食品と表示できるようになっています。  ✤栄養機能食品に表示すべき事項

1.保健機能食品(栄養機能食品)である旨   2.栄養成分の表示(機能表示する成分を含む)   3.栄養機能表示   4.1日当たりの栄養所要量に対する充足率 

5.摂取方法   6.1日当たりの摂取目安量  7.摂取する上での注意事項   8.本品は、特定保健用食品と異なり厚労省の個別審査を受けたものではない旨

✤水溶性ビタミンの補給・補完を目的とする栄養機能食品の配合限度量

基本的考えに基ずき栄養素の上限値と下限値 ビタミンB1
ビタミンB2 ナイアシン ビタミンB6
葉酸 ビタミンB12 ビオチン パントテン酸 ビタミンC
上限値 25mg 12mg 60mg 10mg 200㎍ 60㎍ 500㎍ 30㎎ 1000㎎
下限値 0.3mg 0.33mg 3.3mg 0.3mg 60㎍ 0.6㎍ 14㎍ 1.65㎎ 24㎎


注:上限値は医薬部外品の最大分量を超えない値とし、下限値は1日当たりの摂取目安量や摂取方法の表示を必須条件に食事摂取基準の1/3とする。

                        ✤栄養素等摂取目安量

栄養成分 6才以上 リン    ㎎ 800 クロム   ㎍ 30 ナイアシン  ㎎NE 15
エネルギー kcal 2000 マグネシウム㎎ 300 モリブデン ㎍ 251.5 ビタミンB6     1.5
タンパク質  g 60 カリウム  ㎎ 2000 ビタミンA  IU 1800 葉酸      ㎍ 200
脂質      g 50 銅      ㎎ 1.8 ビタミンD IU  100 ビタミンB12    2.4
糖質     g 300 ヨウ素    ㎍ 150 ビタミンE  ㎎ 10 ビオチン    ㎍ 30
ナトリウム ㎎ 4000 マンガン  ㎎ 4 ビタミンk  ㎍ 55 パントテン酸  ㎎ 5
カルシウム ㎎ 700 セレン   ㎍ 50 ビタミンB1
1 ビタミンC    ㎎ 100
鉄      ㎎ 12 亜鉛    ㎎ 10 ビタミンB2
1.1

注:エネルギー量は生活活動強度2(やや低い)の値を用いた。性別、年齢別に算出した1000kcal当たりの栄養素量および栄養所要量から算出した値を参考にした。

  脂肪エネルギー比は総エネルギーの25%とした。糖質の量は{(総エネルギー)-[タンパク質(g) x 4(kcal)] - [脂質(g) x 9(kcal)]} ⊹ 4(kcal)として算出した。

  食塩摂取量は成人で10g/日未満、0.15/体重kg未満に努めること。


                       ✤水溶性ビタミンの栄養機能表示と注意喚起表示

名称 栄養機能表示として認められる表示 注意喚起表示
ビタミンB1
炭水化物からのエネルギーの産生と皮膚や粘膜の健康維持を助ける栄養素 多量摂取によりSHっぺいが治癒したり、健康が増進するものではありません。1日の摂取目安量を守ってください
ビタミンB2
赤血球の形成を助け皮膚や粘膜の健康維持を助ける栄養素 同上
ナイアシン 同上 同上
ビタミンB6
タンパク質からのエネルギーの産生と皮膚や粘膜の健康維持を助ける栄養素 同上
葉酸 赤血球の形成を助け幼児の発育に寄与する栄養素 同上
ビタミンB12
赤血球の形成を助ける栄養素 同上
ビオチン 皮膚や粘膜の健康維持を助ける栄養素 同上
パントテン酸 同上 同上
ビタミンC 同上並びに抗酸化作用を持つ栄養素 同上