医療と薬を遠ざけて、元気に、長生きする方法

  ●大病院にとって貴方は患者ではなく被験者

  病院に近ずかない方がいいとはいえ、駆け込まなければならないこともあります。そういう時、どんな病院を選んだらいいか。大学病院、日赤、国立癌研究センターなど、

  いつも病院ランキングの上位にいる、大きい病院。これはおすすめできません。と言うのも、患者の数が多い有名な病院になるほど、1人1人の患者に対しては、扱いが

  どうしてもぞんざいになるし、流れ作業的になるからです。それと、大きい病院ほど実験的な事に力を注ぐようになっていて、例えば癌という病名がつくと、インフォームド

  コンセプトを徹底しています。それによって、新薬の実験がやりやすくなる。すると製薬会社からお金が入ってくるから、病院の経営上も都合がいいわけです。次に、

  病院のランクが高いほど、メンツにかけて病気を見逃すわけにいかない。すると患者は、どういう目に遭うか。行ったら最後、徹底的に検査されます。検査項目の多くに

  「基準値」があり、健常人でも5%が「基準値外」になる設定です。すると10項目検査すると、少なくとも1項目が「基準値外」と診断される人が40%も生じます。30項目

  検査したら、少なくとも1項目が「基準値外」と診断される人は78%。8割が「病気」「異常」になってしまう。そしてとことん治療されます。癌なら「手術も放射線も抗癌剤も

  やろう」みたいなことになって、結局どれも患者が苦しんだだけ、というケースが多いのです。最高の治療を受けるつもりで行って、過剰医療の標的になってしまう。

  皮肉なことに、社会的なステータスの高い人の方がむしろ、「任せておけば、うまいことやってくれるだろう」と専門家を信じ切って、犠牲になりやすい傾向があります。

  医者を選ぶ時の心得: ⅐「巨大図書館やインターネットで自分なりに幅広く情報を集める」 ⅑「患者としての直感を大事にする」 ⅐「挨拶しない医者、患者の顔を見ない

  医者、患者を見下す医者はやめる」 Ↄ「説明を鵜呑みにしない」 Ↄ「医者の誘導に気をつけろ」 Ↄ「薬の副作用、手術の後遺症、生存率をしっかり聞く」 Ↄ「質問を

  うるさがる医者は見限る」 Ↄ「いきなり5種類以上の薬を出す医者は、要注意」 Ↄ「セカンドオピニオン、場合によってはサードオピニオンを求める」 Ↄ「検査データや

  レントゲン写真は患者の物だから、臆することなく借り出す」。そして、入院後でも「しまった」と思ったら、転院する権利があります。乳癌と診断され、よその病院で診て

  もらったら乳癌ではないと分かり、そのまま入院していたら乳房を取られていたケースです。この治療はおかしい、と思った時も、すぐ行動です。例えば「抗癌剤を止め

  たい」と言っても医者が許してくれず、すぐには病院を変われない時は、オーバーに「点滴は苦しい」「気分が悪い」「止めたい」と苦痛を伝えます。すると「副作用が弱い,

  良い経口薬がありますよ」と、飲み薬に変えてくれる可能性が大きい。それをもらって、飲まないというのが1案です。病院は、うかうかしていると命を取られます。

  決して「お任せ」にしないことです。

  ●「手当て」でストレスを癒やす

  幼い頃、熱が出たりお腹が痛くて泣いていると、母親が「どれどれ」と、おでこやお腹に手を当ててくれた。その手のぬくもりに安心して、コトッと寝てしまった。病院で、

  お医者さんが「すぐラクになりますよ」とポンポンと肩をたたいてくれたら、ウソみたいに痛みが消えた・・・。魔法の様な「手当て」の記憶をお持ちの方は多いと思います。

  愛情をこめて、手を当てる。最もシンプルで、医療がどれだけ進歩しても、何ものにも代えがたい、癒しの原点です。痛みも苦しみも、「愛情に満たされる」「不安が和らぐ」

  ことで、驚くほど軽くなったり、症状が消えたりします。北欧には、認知症のコミュニケーションツールとして確立されている緩和ケア療法「タクティ―ルケア」があります。

  1960年代にスウェ―デンの看護師が、未熟児をそっとなでると体温が安定し、体重が増えることに気ずいて広めました。タクティールケアは「触れる」という意味のラテン

  語で、「皮膚を通したコミュニケーション」に重点を置いています。背中や手足を撫でるように触れることで信頼の絆を深め、不安やストレスをなだめる療法です。

  スウェ―デンでは、保育所の子供のケアに取り入れられています。タクティールケアは指圧やマッサージのように、筋肉を押したり、揉みほぐすことはありません。例えば

  背中のケアなら、両手のひらを患者の背中にそっと当てて、包み込むようにゆったりと、時計回りの大きな円を描いていきます。患者は体から力が抜けてリラックスし、

  呼吸が深くなって、眠ってしまう人もいます。ある医科大で2009年、認知症の高齢者を対象に6週間、タクティ―ルケアの効果を調べる実験をしました。1日に20分ずつ

  ケアを受けたたグループは、ケアを受けていないグループに比べて、暴言や暴力等の攻撃性が弱まりました。また、ケアを受けた群の方が、記憶などの認知機能が衰え

  なかったと報告されています。日本人はボディタッチが苦手で、海外に行って初対面の人にハグ(挨拶の軽い抱擁)されると、ドギマギしてしまいます。日本人同士で

  無理にハグする必要はないが、ストレスの多い現代社会です。気心の知れた人とは、もう少し「手当て」の機会を増やしましょう。例えば、パートナーや家族と「タッチウイーク」

  を決め、しょっちゅう手をつなぐ、肩を組む、通りすがりにボディタッチする。、腰に手を添えるなど、気軽に触れ合ってみてください。1週間後、心の絆がぐんと深まった

  ことに気ずくでしょう。また、日本には指圧の文化があるので、優しくもみほぐし合うのもいいと思います。お互いの手のひらのツボを押すとか、肩を揉み合う、ふくらはぎを

  マッサージし合う等。大人になってからも、スキンシップはストレスと不安の解消に効果絶大です。人間は生涯、肌のぬくもりを求め続けるのです。