慢性便秘

  1000人当たり人数
  便秘は若い女性に多いと言われるが、現役世代の頻度は4〜5%。男女とも60才前後から

  じわじわ上昇し女性は70代で10%を超え、男性も5年遅れで10%台に届き、女性を抜いて

  さらに上がり続ける(左図)。慢性便秘は若い女性の悩みの種ではあるが、高齢化社会の

  大問題でもあるということだ。快適な排便は、200g以上、水分含有率70〜80%のバナナ状

  の便が、強く息まずともすっきり出ます。犬や猫は排便後に紙で拭いたりしませんが、私達

  も理想的な排便は出口が汚れず、拭く必要がないはずです。毎日の快便を当然のことと

  享受している人と、便秘患者の生活の質のギャップは小さくない。30年ぶりに便秘患者に

  も快便をもたらす可能性の高い処方薬ルビプロストン(商品名アミティ―ザ)が登場した。

  これは局所性活性化物質で、小腸粘膜に働いて便の水分含有量を増やし、この水分に

  よって柔らかくなった便が腸の蠕動運動を高め。自然の排便を促すというもの。

  小腸に働きかける下剤はかってなく、この世界初めての作用メカニズムによって痛みや強く息むことなく排便が全うされる。臨床試験では約60%に24時間以内の

  自発的排便があり、その際、痛みや息みはなかったという。紙で拭かなくてもよい様な排便になり、快便感まで得られたと喜ばれた。しかし、便秘には生活改善も重要。

  機能性便秘は野菜や果物等の繊維質(便のカサを増やす)の摂取や、運動により、改善することが確認されています。団塊世代の便秘が増え始めるタイミングに新薬が
  
  出たのは幸いだが、難点は1日2カプセルで約313円と高い薬価(常用すると年間約11万円超に)や、受診しなければ入手でjきないこと。ジェネリック解禁と市販薬への

  切り替えが待たれる。ともあれ、便秘で苦労している人は貪欲に快便を求め、医師に相談しましょう。