健康のトリック

  ◎食の安全性を問う

危ない農産物 肉も魚も危ない
食品添加物のカラクリ 健康食品で健康被害
化学調味料は有害である 化学物質は変化する
お金で研究結果が左右される 環境ドラッグ


  ●危ない農産物

  ◆TVの健康トリック番組では、栄養成分が多いとか少ないとかを強調していますが、農薬や食品添加物等には全く無関心です。食である以上、安全性を問わなければ

  なりません。食の安全性は高いが、TVや新聞・雑誌等で「低農薬だから安全」という言葉を良く耳にします。低農薬・減農薬とは農薬の使用回数が慣行栽培の半分以下、

  となっています。しかし、回数は減っても1回に使う農薬の濃度や種類によっては毒性が低いとは言えません。即ち、低農薬といっても低回数であって、低毒性では

  ないのです。慣行栽培で農薬を30回使用するところを、10分の1の3回しか使用していなければ低回数であり、低毒性とも言えるでしょう。しかし、半分に減らしただけ

  では低毒性とまで言えるかどうか分かりません。また、例え回数を減らしても、農薬を使っているわけですから、とても「安全だ」などとは言えません。低農薬が安全で

  あれば、無農薬にする必要などありません。農薬の回数だけで安全性を考えるのではなく、使っている堆肥や種のことも考える必要があります。

  ◆体内に蓄積される農薬

  田畑にまいた農薬は、食物連鎖反応で濃縮されます。農薬のアルドリンという農薬を17年間使用した土に0.3ppmの残留農薬が検出されたデータがあります。そこにいた

  ゴミ虫にはアルドリンが1.5ppm、ミミズには2ppm、ヒキガエルには4ppmと徐々に濃縮され、シマヘビには40倍の12ppmが検出されました。

  同じ様に田畑で使った農薬が雨水に流され、川や湖や海が汚染されます。その農薬はプランクトン→小魚→大魚と濃縮されます。また、

  農薬を使った農産物をエサとして食べた家畜の体内では農薬が残留します。この様な魚や家畜の肉や牛乳や卵、さらに農薬を使用した

  米や野菜を食べていれば体内に濃縮され、蓄積される可能性があります。人の脂肪組織や母乳からディルドリンやDDTなどの農薬が

  検出されたデータがあります。赤ちゃんが飲む母乳に農薬が混入しているとは怖いことです。お腹に溜まった皮下脂肪組織の中身は、

  脂肪組織だけではなく、農薬も詰まっているのです。脂肪組織はお腹等の皮下脂肪だけではなく、内臓のあらゆる臓器に付着しています。

  全身に農薬が濃縮されている可能性があります。

  ◆「無農薬」の不適正表示

  農水省は農薬使用の有無や原産地の表示について全国調査を行った結果、152業者が不適切な表示をして農産物を販売していたと発表

  し、7業者を公表しました。しかし、何故か全部の業者を公表していません。この中で「無農薬」等の表示をしていながら農薬を使っていたのは37業者あり、このうち2つの

  業者を公表しました。バナナ元売り業者は農薬を使って栽培していたフィリッピン産のバナナを「指定農園で化学合成農薬を一切使用せずに有機肥料で生育した」と

  表示していました。この商品は業者が年間29万t輸入するバナナの約1%に当たるようです。また、ある流通業者は農薬を使って栽培していたオクラと人参を「化学合成

  農薬栽培期間中不使用」と表示していました。農水省は「無農薬」の表示には積極的に調査している様だが、「有機」については全く調査していません。「有機は完全

  無農薬」という間違った情報が一般に浸透してしまっている状況を何も改善しようとはしていません。恐らく「有機無農薬」より「有機低農薬」のほうが多いと思われるが、

  この実態調査をし、「有機無農薬」と「有機低農薬」の区別が分かる様な表示を義務付けるべきです。