健康のトリック

  ●低い信頼性

  TVでのやらせ疑惑や事実のねつ造は、時には学者も巻き込んで、都合のよいデータを作り上げたり、安易な結論を出した

  りして間違った情報を垂れ流しているようです。健康トリック番組で、「納豆で血液サラサラ」とか「にがり水でダイエット」など

  と放送された次の日にスーパーに行くとそれらが山積みされていたり、売れ過ぎて品切れになることがあるようです。そして、

  客寄せ広告に店頭の掲示に「何々TVで紹介された」というびっくりするようなポップを出したスーパーがあり、全く非常識な

  宣伝文句に信じる人も少なくないようです。特定の栄養成分が多いから身体に良いと言っているが、少ない成分のことや

  食べ過ぎた場合の危険性については殆ど言いません。また、同じ番組で反対のことを言っている場合もある。

  食品の原材料のアレルギー表示において、厚労省は卵、乳製品、小麦、そば、落花生の5つは表示を義務付けています。

  その他にアワビやオレンジ等19品目については表示義務はなくても、表示することを奨励しています。その中にリンゴが

  あります。ところが、農水省系の試験研究所では、リンゴがアレルギーを予防すると言っています。真逆です。

  健康トリック番組では栄養成分にとらわれ、農薬や食品添加物については全く無関心です。

  
                                           



  食べ物の栄養成分の間違った効果、効能を力説する学者も農薬や食品添加物について

  のコメントは殆ど聞くかれません。左表のごとくTVの視聴者は食の安全性につての関心は

  高いのですが、これらの問題が取り上げられ議論されることは殆どありません。

  また、健康トリック番組では、ある成分の効果を示す時、「医学会で発表された」とか

  「医学雑誌に載せられた」とか書かれてあるが、まるで医学的に立証され、医学界の

  お墨付きがある様にアッピールしているが、医学的には信頼性が低い物が多いのです。

  学会発表や論文発表は、よほど医学的に非常識でない限り発表出来、掲載されます。

  学会や医学雑誌に発表されたからと言って、すぐにその内容を信用しないほうが良い。

  医学者が言うことが、医学的な発表とは限りません。内容を確認しなければならないが

  、間違った情報を指摘しようとする医学者は誠に少ないのが現状です。

  TVや書籍、雑誌、新聞などに医学博士の肩書きの付いた人物が登場します。医学博士の肩書きを習得する方法は大学院に通い研究論文を提出するか、医学部に研究

  生として在籍し、研究論文を提出します。その論文の審査は、特別の審査機関があるわけでなく、同じ大学内の審査ですから、不合格は殆ど出ません。また、医師で

  なくても医学博士になれるのであり、医学界では単なる肩書きで過ぎないのです。医学博士の医師と博士称号を持っていない医師に医療技術や能力に差はありません。

  医学博士の肩書きだけで信用などしないほうが良いのです。