健康のトリック

  今や「1億総病人」と言われる時代です。癌になりたくない、認知症になりたくない、花粉症になりたくない、風邪を引きたくない、などと思っている時にTVで

  「体ににいい食べ物」と紹介されれば、すぐにスーパーに買いに行ってしまう人がいます。常識で考えればとても信じられないようなTVの内容でも、

  真剣に受け止めてしまう人がいるようです。また病院で治療を受けても、良くならずかえって悪化したりすることがあります。そして、医療不信になり

  間違った健康情報を信じ込んでしまう人が少なくありません。健康トリックや健康食品は、決して皆さんの為にあるのではなく、TV局やメーカーの為にあるのです。

  そこで、健康情報の実態を正確に理解、認識すれば、安易に健康トリック番組や健康食品に手を出さないでしょう。

健康トリック 食の安全性を問う
TV番組を検証する 食は芸術なり

  ◎健康トリック

健康トリック番組 低い信頼性

  ●健康トリック番組:

  ◆「健康トリック」のカラクリ

  TVでは、殆ど毎日のように健康情報が放送されています。これらの健康情報が正しければよいのだが、残念ながら結論はほとんど、科学的、医学的にみて

  間違いです。これらには「健康トリック」があり、TVの健康情報番組は「健康トリック番組」と言えます。例えば、「納豆を食べれば血液がサラサラになる」という

  健康トリックは、まず納豆を入れた試験管内の人工血栓が溶けるの見せます。「納豆を食べれば血栓を溶かし、心筋梗塞や脳梗塞を予防できる」と言われれば

  多くの人は信じてしまいます。この様な理論が科学的に成立する為には、納豆を食べれば血栓を溶かすナットウキナーゼが腸から血液中に吸収されねばなりません。

  しかし、納豆を食べてもナットウキナーゼは胃腸の消化液で分解されてしまい、また腸に行ったとしても、分子量の大きさが大きすぎて吸収されません。

  人が納豆を食べて血液中からナットウキナーゼが検出された、というデータはありません。さらに、心筋梗塞や脳梗塞になった人が納豆を食べてナットウキナーゼで

  血栓が溶けた、という確実な症例もありません。これが「納豆のナットウキナーゼが試験管内の人工血栓を溶かす」という事実を利用して、「納豆を食べると

  血液がサラサラになり、心筋梗塞や脳梗塞を予防する」という間違いを信じ込ませる健康トリックなのです。

  全TV局の健康情報番組はバラエティ番組であって非科学的なことでも、あたかも科学的に立証されたかのように、もっともらしく言っているが、決して

  健康科学番組ではありません。健康トリックを使って洗脳しようとしているのです。アトラクションなので真剣に受け取らないことです。健康問題は、病気や

  人の命にかかわることですから、バラエティ番組でやるべきではありません。真に受けて実行して被害を受けた人もいるでしょう。