薬の常識はウソだらけ

序章  薬は毒である

薬は毒をもって毒を制す 不老長寿の薬は毒であった 大衆薬でも副作用死 薬の副作用死と確率

  ◆薬は毒を以て毒を制す━稲作など農耕技術がなかった昔、人は野生の木の実や葉物を食べたり動物や魚を獲って食べたりしていました。天然の物でも毒物を有している

  食べ物があります。どういう物を食べれば腹痛や痺れなどの中毒症状に見舞われるか、長年の経験で毒物の知識を得て、また、日常生活で発熱したり痛みが生じれば

  どういう草を食べれば症状が改善されるか、ケガをして出血した時はどういう草を患部に塗れば止血できるかなど、長年の経験で薬草の知識を得たことでしょう。

  そして、人間の生命にかかわる重要な毒物、また薬物の知識を仲間や子孫に伝える必要が生じてきました。古代メソポタミア文明の跡地で紀元前2000年以上前の

  粘土板が見され、それには250種類以上の薬草などの植物性薬、180種類以上の内臓などの動物性薬、120種類以上の薬石などの鉱物性薬が記されていました。

  ナイル文明でも、約700種類の植物性薬、動物性薬、鉱物性薬が書かれた、紀元前1552年の巻物が発見された。注目されるのは、薬物と毒物は完全に

  別々のグループに分けられているのではなく、同じ物が薬物ともなり、毒物ともなっていることです。同じ薬草でも、量が少なければ薬物として働き、量が多ければ

  毒物となります。例えば、毒物として知られる有名なトリカブトも少量では鎮痛剤、リウマチ剤、強心剤としての漢方薬になります。その為、昔人は「毒は薬なり」とか

  「薬は毒をもって毒を制す」という言葉を残しています。現在の薬理学でも「副作用のない薬はない」と明記されている。薬という文字は、病気の症状を楽にする草

  ということです。楽になっても病気そのもが治るわけではありません。薬は毒であることの認識が必要です。

  ◆不老長寿の薬は毒物であった━昔の権力者は絶大なる権力をもっていて、不老長寿の薬を求めていたようです。中国の唐の時代の皇帝達は、丹薬という薬が

  不老長寿の妙薬であると信じて服用していました。丹薬とは硫化第2水銀でした。硫化第2水銀は400℃で焼くと水銀と硫黄に分離します。その水銀を300℃に

  加熱し酸化すると酸化第2水銀になります。酸化第2水銀をまた400℃で焼くと水銀と酸素に分離して、この水銀が硫黄と反応すると硫化第2水銀に戻ります。

  当時は、薬草のような薬では燃えてしまえば灰になってしまうが、丹薬のような鉱物の重金属は反応を繰り返しながら元の物質に戻るため、鉱物としての

  生命が途絶えることがないとのことで不老長寿の効果があると信じられていました。この時代の皇帝達の中にはミイラが発見されており、遺体を分析すると

  高濃度の水銀が検出されており水銀中毒で亡くなったようです。どんなに医学が発達しようが不老長寿の薬などできるはずがありません。これは天地の法則です。

  現代ではアンチエイジングと称してさまざまなサプリメントや健康食品を追い求めているが、唐の皇帝達と同じ運命をたどることになるでしょう。

  ◆大衆薬でも副作用死━医薬品の副作用による病院での死亡例のほかに、少ないが薬局で買える大衆薬の副作用による死亡例も年間数例あります。

  その薬は風邪薬、発毛剤、鼻炎剤、漢方薬などです。数例といっても医療機関や薬局から厚労省に報告された件数で、実際にはこの何倍あるか分かりません。

  大衆薬がコンビニでも販売されるようになりましたが、薬による副作用死がさらに増えるでしょう。現在コンビニで売られているビタミン剤やミネラル剤などの

  サプリメントや栄養ドリンクや健康食品にも副作用はあります。薬剤や漢方薬や健康食品などで症状を抑えることができても、病気そのものを治すことはできません。

  モノでは病気は治らないのです。病気には、自分自身が持っている自然治癒力で治る病気が多いのです。薬の開発のための臨床試験は成人男性を

  対象としてきました。薬の効果に男女差があるにもかかわらず、それが考慮されずに薬が作られてきました。男女で薬の効果や副作用の違いが現れる原因としては

  薬を分解し吸収するするための酵素が男女で異なっている。男女の体格差を考慮していない、薬が作用する細胞の場所に男女差がある、などが考えられます。

  薬は使わないことが1番よいのだが、使う場合、医師が正しく薬を処方しているかどうかを患者は見極められない。患者の為の正しい処方をすれば、病院での

  薬の処方量は激減するでしょう。しかし、そうすれば、病院の経営が成り立たず、正しくないとわかっていても必要ない薬を処方していることもあります。

  ◆薬の副作用死と確率━以前、痛風の副作用で4年間に6人死亡した、また、慢性肝炎の漢方薬の小柴胡湯で10人死亡した、という報道がありました。

  この情報に対して確率論を持ち出し「服用者数から割り出した副作用死の確率は他の薬と変わらないから大騒ぎする必要はない」という学者もいます。

  単なる確率論からいえばそうかもしれぬが、痛風で薬を飲んでいる人はこの薬の副作用で死ぬかもしれない、などとほとんど思っていませんし、病院から

  そのような説明も受けていません。また、漢方薬は副作用がなく、まさか死亡することがあるなどとは夢にも思っていない人が多いのが現状です。

  確率論ではなく、情報が大切なのです。確率が低いとはいえ、副作用で死亡した人にすれば「確率が低くても死亡する可能性があることを何故言ってくれ

  なかったのか」と思ったはずです。何事もそうですがメーカーや行政サイドは都合のよい情報しか言わず、都合の悪い情報は隠します。検査にしても
  
  胃カメラの検査で死亡することもあります。胃カメラを飲む時は死を覚悟して飲むべきです。


  ♣最近は現代医療に対する不信感が強くなり、抗生物質や抗癌剤などの西洋薬を敬遠する人が増えています。そして、漢方薬や健康食品やサプリメント

  には副作用がないと思いこまされ常用している人が少なくないが、症状を抑えるだけで薬理効果があれば必ず副作用があります。

  発熱や痛みなどの病気症状は身体を悪化させるもの、身体にとって悪いものと考えていることが、何かを使って病気症状をなくそうとするのでしょう。

  物で病気そのものを治すことはできません。自分の身体自身に病気を治す自然治癒力が備わっているのです。病気症状は自然治癒力の現れなのです。

  薬で自然治癒力を高めることはできません。それどころか自然治癒力を低下させ病気症状を抑え込んでしまっているだけなのです。そして

  新たな病気を作り出しているのです。