◎脳の病気と脳の仕組みを知っておこう

●人間の脳は脳血管障害になりやすい━低血圧でも脳卒中になることがわかってきた。

卒中とは、血流障害のために突然意識が不明になって倒れることで、脳卒中の他に腎卒中、心卒中などがあります。脳を徹底的に調べる脳ドッグで正常と診断されても安心できない。

というのは、これの検査では「現に脳溢血がある」「過去に脳梗塞があった跡がある」「脳のここに動脈瘤がある」といった現在までの結果はよくわかっても、「今後、何時頃、脳のどの部分に

どうなりそうか?」という予測は得意でないのです。日本人の平均寿命が延びる一方で、男性の3大死亡原因から脳卒中が消えました。発症後の処置法が発達したお陰で、それが却って

後遺症の問題を大きくしています。脳の障害で片側半身だけが麻痺したり、言葉が発せられずヨダレが垂れても気付かなかったり、家族の判別ができなくなったりするケースが多くなっている。

無症候性脳卒中という脳障害が注目されている。脳ドッグが普及するにつれて判明したことですが、日本人の50才代の2割、60才代の5割、70才代の7割が、障害されても症状の出ない

部分で血管の詰まりや梗塞を起こしていると推定されます。この数字に「多発性脳梗塞」「境界部血流貧血症候群」を加えれば前頁の数値と同じになります。いずれも、症状の出にくい部分の

障害であるため、本人は自覚症状なしに日々を過ごしている、そいう症状です。これも2度3度と再発を繰り返すうちに、症状が急速に表面化することがあります。

特にドカンと現れる発作症状はないものの、ある頃から次第に物忘れの症状が有るような無いような状態になる、典型的な脳血管の老化現象です。これは低血圧の人が罹りやすい傾向です。

いわゆる「まだらボケ」で本人が自覚しにくい状態で、これも脳ドッグでチェックできるが、治せるわけではありません。

✦脳卒中以外の脳の病気

①日本脳炎、梅毒、中耳炎などのバイ菌によって脳組織が破壊される障害。   ②小児麻痺、ヘルペス、狂犬病、狂牛病などウイルスによって脳組織が破壊される障害。

③交通事故など外傷によって脳組織が破壊される障害     ④アルコール、麻薬・鎮痛剤など薬物の過剰投与による脳機能の障害     ⑤脳腫瘍による傷害

⑥てんかん、水頭症、二分脊椎のような出生前の問題や遺伝の問題による脳組織の障害     ⑦アルツハイマー病、ハンチントン病、パーキンソン病のように原因や対策がはっきりしない障害

⑧甲状腺機能低下、尿毒症、肝不全などによって、脳内に有毒物資が蓄積して脳機能が破壊される障害     ⑨脳で分泌される脳下垂体ホルモン、メラトニン、ドーパミン、セロトニン、

ノルアドレナリンその他の脳機能を調節するホルモン類が、ストレスなどのために分泌異常が生じ、その結果起きる精神病や睡眠障害等     ⑩ビタミンB不足などによる脳の栄養障害

①~⑨までの大部分は、確立している処置法があるから、予防も発症後の事態についても専門家にゆだねることになります。⑩については通常の食生活を送っていれば、まず問題ありません。

✦脳卒中の分類

脳卒中に襲われ一命をとりとめたとしても、その先には言語障害、運動障害、記憶障害があり、やがてボケ・認知症・寝たきり問題へとつながっていきます。

脳卒中は脳血管障害であり、生活習慣病と殆ど重なっているから、日頃の健康管理がとても大切になります。脳卒中は大きく二つに大分類され、それぞれはいくつかに小分類されます。

1 出血性の疾患

 ①脳内出血・・・・・脳内の血管が破れて出血する。破れた部分から先には血流がいかなくなり、脳組織が壊死する。

 ②クモ膜下出血・・・・・脳をカバーするクモ膜には、血管が通っており、それが破れて出血する。関連して脳動脈瘤、血管攣縮(れんしゅく)、正常圧水頭症がある。

 ③高血圧性脳症・・・・・急に立ったり、寒い所へ急に出たり、久しぶりの運転で緊張したりといったタイミングで、血圧が急に上がったり下がったりすることで、頭痛・目まい・目の前が真っ暗に

  などの症状が出ることがある。これは脳出血の前段階と考えられる。

 ①②で出血した血液が脳脊髄液に混入するため脳内の圧力が高まり、それによる傷害として、めまい・嘔吐・意識の混濁がある。

2 血管閉塞性の疾患

 ①脳梗塞・・・・・脳の血管が詰まって血流が止まったり低下したりする。

  a.脳血栓・・・脳の血管の内径が狭くなり血液の固まりが詰まる。          b.脳塞栓・・・心臓、肺など全身から血流に乗って運ばれてきたものが、脳内の血管に詰まる。

 ②その他(上記a、b以外のもの)

  c.一過性脳虚血発作・・・本格的な脳梗塞を起こす前に、瞬間的に血管が詰まって血流が止まることがよくあり、1時的にフラついたり目の前がちょっとの間真っ暗になる、手足がシビレる。

                  脳の血管が異常に収縮して起きることもある。繰り返して起きるようだと脳梗塞につながる恐れがある。

  d.境界部血流貧血症候群・・・一つの血管領域ともう一つの血管領域との境界部が貧血状態になる症状。それぞれの血管の血流が徐々に低下していくと、両血管の境界部では

                     血流低下状態の部分が次第に広がっていくことになる。血圧の低い人が高齢化につれてこの症状を抱えることがある。元気が次第になくなったり、

                    物忘れが激しくなったり、いつもブツブツ言うようになったり、耳鳴り・目まいがしがり、耳が次第に遠くなったり、シビレたりシビレが消えたりする。

  e.無症候性脳梗塞・・・脳には血流が止まってもすぐには症状が出ない部分があり、これを無症候野といいます。何回も繰り返して血流が止まったり、他の部分で発症したりすると、

                症状がハッキリ出てきます。出てきた症状がまだ軽い段階では、すぐに泣き顔になる、たいして可笑しくもないのに大笑いする、水を飲むとき飲みにくい感じがする、

                舌がもつれるといった症状が出ます。

✦脳卒中までのプロセス

 1 高カロリー食、不規則な生活、ストレスの多い生活、運動不足、タバコやアルコールの飲み過ぎといった生活が続く。
      ⇣
 2 高血糖値、高脂血症(コレステロール値や中性脂肪値が高くなる)が進む。
      ⇣
 3 動脈硬化が始まり血管が傷む。血小板と活性酸素が反応し、血管壁に付着する。
      ⇣
 4 血管がもろくなる。血管の内腔が狭くなる。カユ状のものが血液に混ざる。高血圧になる。(最近は低血圧でも脳血管障害にかかることが分かってきています)
      ⇣
 5 血管の弾力性が低下して、収縮・拡張機能が十分に働かなくなる。
      ⇣
 6 高血圧脳症、一過性脳虚血発作、虚血性心疾患などが現れ、脳卒中や狭心症の兆しが出始める。脳動脈瘤が生じる。脳血管の異常収縮も起きる。
      ⇣
 7 脳卒中、心筋梗塞を起こす。

✦脳卒中は予防できる病気

 脳卒中の多くは、生活習慣病に由来する以上、予防できる疾患です。ですから2~6の段階にある人にとって、一般的な健康管理と健康食品の利用の意義は大きい。

 赤ブドウ全樹エキスには、高級赤ワインの20倍を越すポリフェノール類(タンニン、リスペラトロール、アントシアジニン)が含まれているから、活性酸素を消去します。

 血中のコレステロールや中性脂肪を低下させます。血小板の沈着・凝固も抑制します。

奇跡の一滴が脳に効く