空腹が人を健康にする

  空腹状態が人間の体にとって重要な働きをする、ということが明らかになってきました。腹が減っている状態が続けば、体に悪いだろう。と思われる方が

  殆どだと思います。しかし、「どんどん栄養を摂れば元気になれる、というのは古い考えである」、それどころか、「空腹でお腹が鳴ると、体にいいことが

  細胞レベルでどんどん起きて、若返りの効果がある!」とまで言い切れるのです。ある医師の経験から、ストレスで暴飲暴食が進みみるみる体重が増加し、

  すると頑固な便秘になり、トイレでいきむと不整脈が出るのです。便秘でいきむと頭に血が上り、頚動脈の圧センサーが働いて、血圧を下げる為に

  心臓の動きを抑えてしまいます。これを「バルサルバ洞反射」と言い、不整脈が頻繁に起こる様になります。不整脈で胸苦しくなり、血圧が下がって

  気を失いそうになる。更には不正脈で心臓内の血液の流れが悪くなると、そこに「血栓」という血の塊ができ、脳梗塞、肺梗塞の原因となります。

  これを期に、肉食をやめ野菜中心の食生活に変えたところ、頑固だった便秘が治りました。しばらく肉を絶つと高級なステーキを食べても「わら半紙」を

  噛んでいるような味気なくなる。禁煙の人がタバコの臭いを避けるようになるのと同じです。肉を絶つと体臭も消える。更に「1汁1菜」で食事の量を

  減らしたら、体重は一直線に下がってゆきました。体調も良くなり、質素に見える食事の中に含まれる「完全栄養」を摂取することで、体が活性化した。

  毎食1汁1菜を用意するのは大変なので、工夫して「1日1食」生活にすると、肌が若々しくなり、血管年齢も20代までに若返ったのです。こんな時

  長寿遺伝子の発見があり、動物実験で、食事の量を4割減らした方が、1.5倍長生きすることが証明されたのです。他にも、食事の量を減らした方が

  表情も生き生きとして毛並みもよく、外観が若く美しくなることが分かったのです。若さや美しさと言うのは内面の健康の表れです。内臓が生き生きと活動し

  血流もよければ、肌にも艶が出て、ウエストもくびれます。体の内面が健康でなければ、いくら高い化粧品や美容外科で治療しても、本当の美しさは

  生まれてきません。「見かけ」というのは、すごくわかりやすい健康の指標です。見かけが老けて見えるのはメタボ予備軍で、これをきちんと予防して

  いかなければ、本当の健康も手に入らないし、本当の外観の若々しさも出てきません。肌が若々しくきれいでウエストがくびれていること。それが

  「一日1食」生活の目指すゴールです。「1日1食」が健康の為の必然的な方法であることの根拠と、具体的な「1日1食生活のやり方」を述べていきます。

食べないことが何故健康にいいのか? 「1日1食」を習慣にしてしまおう
貴方も必ずできる「1日1食」生活 自分の「内なる声」に従って生きる
「1日1食」で体はこんなに変わる

  ◎食べないことが何故健康にいいのか?
人類の生き残りの鍵は「生命力遺伝子」 糖尿病で痩せる本当の理由
水を飲んでも太るワケ 危険が迫ると脳細胞まで活性化する
細胞を修復してくれる「サーチュイン遺伝子」 寒いと何故体がガタガタ震えるのか?
食べ過ぎこそ病気の始まり 必要以上に蓄えられている内臓脂肪
満腹には適応できない現代人の体 メタボが寿命を縮める本当の理由
糖尿病は人類の進化の証? 「1日1食」は究極の健康法

  ●人類の生き残りの鍵は「生命力遺伝子」

  1日3食、食べるのは当たり前。現代日本に暮らす大多数の皆さんは、恐らく何の疑いもなく、そう考えているはずです。でも、この地球上に人類の祖先が

  出現してから17万年の歴史をたどってみた時、人間が3食、満腹するまで食べられるようになったのは、わずかここ数十年のことです。

  国内で言えば戦後の焼け野原から復興して高度経済成長を迎えた以降のことで、少なくとも戦前・戦中もそれ以前も、一般庶民がお腹一杯食べられる

  と言うことはなかったのです。毎日3度3度、満足に食べられないことの方がむしろ当たり前だったからこそ、「十分な栄養を摂ることが健康の秘訣」などと

  言う神話が生まれたのでしょう。そもそも、食事が決まった時間にできるようになったのは、稲作文化が始まってからのこと。中国で稲作が始まったのは、

  紀元前2000年前後からですので、ここ4000年あまりの話。それまでの16.6万年と言う間は狩猟文化の時代で、獲物が獲れない時は何日間も食事に

  ありつけなかったのです。もっとも、稲作文化となってからも、天変地異や気候の変動による飢饉が世界中のあちこちで幾度となく繰り返されてきました。

  つまり、人類の歴史は、常に飢餓との闘いだったと言っても過言ではありません。