胆石とは胆管や胆のうにできる石(結石)のことです。食べ物、ストレス、運動不足などが密接にかかわっているようです。胆石になる率は国によって違いがあり、日本人は10人に1人、

欧米ではその2倍も多く発生している。年齢とともに増加して、60歳以上では4人に1人という高率になります(日)。女性の胆石保有率は男性の2倍で、特に妊産婦に多いのが特徴です。

胆石があっても、全く症状が出ない人も2人に1人はいます。近年、肝疾患(慢性肝炎、肝硬変)や糖尿病など、他の病気との合併率が高い、高齢者に多い事から放置しては危険です。

症状には種々あり、食後、胃の周りの不快感、時々の腹痛、激しい痛みが起きたがすぐ去ったなど、他の病気からのものかもしれず、胆石の症状はかなり進行しないとわかりません。

胆石で生命にかかわることはないが長い間放置していると胆のう癌が発生する可能性もある。✱種類としては①コレステロール胆石 ②色素胆石 ③その他の胆石等がある。

現在は動物性食品を多く摂る食事が中心になってきたため、欧米型のコレステロール型が増え、昔から日本人に多かった色素胆石(ビリルビン胆石)が減少している。

①のコレステロール胆石は表面が白い色をした石で1~3cm大のものが1個だけできるのが特徴です。②の色素胆石の主成分はビリルビンカルシウムが結晶したものです。

③は①と②の混合したもので黄褐色している。成分はコレステロールが大部分だが、結石の数が多いのが特徴です。この他にも脂肪酸カルシウム石、炭酸カルシウム石などがある。

✱鉱物の石ではなく、石状の物質で、胆汁の流れが悪くなったり、胆のうや胆管の働きが不調になる時、コレステロールやビリルビンが沈着しやすくなり、胆汁が胆のうに留まる時間が

長くなると、結石が出来やすくなる。胆汁は胆汁酸、レシチン、コレステロールを主成分とした水で、肝臓で1日600㎖ほど作られ、胆のうに貯蔵されます。

この胆汁は食事中の脂肪が12脂腸に到着すると流れ出て脂肪を消化します。胆汁がうっ滞する原因は、食生活で、食べ過ぎ、運動不足での肥満が最大で正常者の2倍の発症率です。

不規則な食生活は、胆のうの収縮が不安定になって胆汁の流れが乱れてきます。、また脂肪分を多く摂る人は、総胆管の排出口の括約筋が胆のうの働きを悪くする。

ケノデオキシコール酸(鶏の胆のう)とウルソデオキシトール酸(熊の胆のう)は胆石溶解剤として有効です。ただし、1年間服用し治癒率は2~3割程度で胆石も1cm以下の初期段階の

コレステロール胆石のみに効く、また胆のうや胆管に異常がないことなどが条件となり、肝機能障害、膵炎、12指腸潰瘍、飲酒量の多い人などにはこの溶解剤は使えません。

✧何を主成分にするかによってコレステロール胆石(70%)かビリルビン胆石か黒色胆石に分かれ、発生した場所によって、胆のう結石(最も多い)、総胆管胆石、肝内胆石と呼ばれる。

次が精神的な緊張感やストレスです。いろいろの不安や悩みが自律神経の失調を招き、それが胆管や胆のうにも影響して、働きが低下、不調になることも引き金となります。

叉、前立腺がんなどのエストロゲン療法、経口避妊薬、高脂血症剤などの使用は胆石を発生させる傾向がある。胆石が問題なのは、予告なしに猛烈な痛みが襲ってくることです。

今人気の体外衝撃波破砕療法は胆のうを切り取り出すのでなく温存する治療法だが再発します。熊の肝は1日200~300mgの少量投与で再発の抑制効果があるという報告がある。

✦尿路結石:尿は腎臓で作られるが、その尿が体外に出るまでの道筋である腎孟、尿管、膀胱などを総称して尿路と言い、膀胱より上にある腎臓と尿管にある石を「上部尿路結石」

膀胱や尿道にある石を「下部尿路結石」と言います。もともとは腎臓でできた石は腎臓結石なのですが、それが尿管に詰まった時は尿管結石、膀胱にある時は膀胱結石、尿道にあれば

尿道結石と呼んでいます。名前こそ違うが、すべて腎臓で作られる尿路結石であることに変わりはありません。腎臓でできた石は、すべて大きくなって粘膜を傷つけて、苦痛を与えるか

といえば、決してそうではなく、小さいうちに尿管から膀胱に行って、知らない間に排出されるケースも多いのです。2人に1人は、結石が大きくなり、障害をこうむることになります。

胃や腸が健康なのに、ときどき腹が痛む人の何%かは、結石が原因なのかもしれません。そういう人は本格的な腎結石にならないうちに利尿を刺激する生活が必要です。

排石と再発防止にお茶として飲む流石茶療法は最適です。結石のできやすい体質や家系もあるが、必ずしも遺伝とは言えず、大半は後天的な食生活による影響と見らています。

砂糖、動物性脂肪、カルシウム、ビタミンD、蓚酸なども大きなファクターとして知られているが、砂糖を多く摂る人が必ずしも結石になるとは言えず、原因をはっきりと特定できない。

肝類を多く食べると血液中に尿酸ができやすく、痛風の原因として知られているが、砂糖も同じで、特定の食品を毎日摂る人が結石になるとは限りません。

体内での代謝がうまくいかない時に、特定の食品がからんでくると結石の確立が高まります。ですから食事はバランスよく摂り、特定の物に偏らないようにしましょう。

✧上部尿路結石・・・尿路結石は大昔からあり、エジプトのミイラからも膀胱結石が発見されている。現代まで続いているが、未だその根本的な解決策や治療薬が確立されていません。

現在は上部尿路結石が大半を占めて、結石の溶解剤もあるがカルシウム結石については十分な効果が得られていない、シスチン結石(全体の10%程)にはある程度の治療効果が

認められているが、ある程度というくらいで決めてはありません。治療法は内視鏡を使って引き出す方法や体外衝撃波にによる破砕療法などが、効果を上げています。

腎結石の大半はこの上部の尿路結石です。尿の中の有機物が核になり、それに石灰やカルシウムが付いて、だんだん大きな石の結晶になります。疫学的にみると男女差はなく、

5~10月の夏場に多く、12月は最低となっている。夏場は高温による発汗で水分不足になり、尿量不足や濃縮が結石を促進させやすいとみられています。多汗の際は水分補給が必要です。

✧下部尿路結石・・・生活水準や食事内容の向上によって上部結石が増え下部結石はほとんど変化していません。下部結石は成因が明らかなものが多いのが特徴です。

例えば前立腺肥大などによる排尿障害によって、尿が停滞する「尿流停滞」などがそうです。膀胱結石は主に男性の病気で、女性は尿路が短いため、膀胱にある石は大変出やすいのです。

膀胱結石は年齢が高くなるにつれ増え70歳台でピーク。患者全体の1/3が70歳代の男性が占めています。高齢化社会を迎え前立腺肥大と膀胱結石が男性の悩みとなっています。

年をとって排尿障害が生じると、逆行性の尿路感染を起こしやすくなり、その時、尿素分解菌の感染によって、尿が強度のアルカリになるために、感染結石ができやすくなります。

膀胱結石は上部から尿路結石が降りてきた物と、膀胱内で作られる物があり、膀胱機能が正常なら、排出するが、高齢でその機能が低下すると、残尿と共にに膀胱内で成長して結石となる。

症状は①排尿痛 ②血尿 ③排尿障害、 そのうち排尿痛は前立腺肥大症や神経因性膀胱などによる物が殆どだが、排尿途中の尿道口を塞ぐ痛みは下腹部を絞るような痛みが生じる。

体内結石が消える!