生命の回数券テロメア

 ✤テロメアの敵

恐ろしい活性酸素 危険な低体温 タバコとテロメア
コレステロールの不足 激しい運動のし過ぎ お酒の飲み過ぎ
栄養失調 不規則な生活 あなたも癌に狙われている
動物性蛋白質の摂り過ぎ ストレスで寿命が縮む 花粉症・アレルギー
基礎代謝の低下 紫外線の害 男性も女性も心配な骨粗鬆症


  ✲恐ろしい活性酸素

  生物が生きていくのに必要不可欠な酸素は、46億年前、地球誕生時の太古の大気には存在しませんでした。当時の大気は二酸化炭素と窒素と水蒸気で覆われていました。

  酸素は海で光合成をする藻類により20億年かけて作りだされたという説と、大気の上部で紫外線によっておこる、水+酸素+水素による反応という説もあります。
  
  殆ど全ての動物は、この酸素を使って食物を分解し、エネルギーを生み出しています。60兆の細胞からできている人間の細胞の一つ一つが血液から酸素と栄養素を受け取り、

  酸素で栄養素を燃やしています。人間はエネルギー発生の段階で酸素を必要とするために、細胞膜やDNAが酸化します。

  ✶活性酸素は老化の一因→酸素が他の物質と結びつくことを「酸化」と言います。人間の遺伝子には最低90~120才まで元気に生きて、ある日突然バタリと命が終わるように

  遺伝子にプログラムされているそうですが、現実としてはそうはいきません。40才頃から基礎代謝が落ち老化が始まり、少しずつ体に症状が出始め、60才を過ぎる頃には

  病気のデパートとなり、70才では半病人になったりし、徐々に体が弱りながら最後の時を迎えるのが世の常となっています。これは年齢を重ねるにつれて細胞が酸化され、

  ボロボロの身体になってしまうことによるものなのです。人間は呼吸するたびに酸素を肺に取り込んでいます。空気中の酸素は割合に安定していますが、一旦呼吸で

  体内に取り入れられた酸素は、代謝の過程で極めて不安定になります。この不安定な酸素は酸化力が非常に強く、手当たり次第に結びつこうとします。これを「活性酸素」

  と言います。呼吸によって生み出された活性酸素は毒性が強く、これが細胞を傷つけることで、癌や糖尿病、脳卒中、心筋梗塞等の生活習慣病を引き起こし、さらには
   
  アレルギーや老化を招き、シミ、シワの原因ともなります。癌に関しては「癌になる原因は過剰な活性酸素の発生による」と多くの研究発表が1980年代になされました。
  
  但し活性酸素には、良い点もあります。生きていく上での重要な働きである、殺菌や解毒作用です。体内にウイルスや細菌が侵入してくると、免疫細胞は自ら活性酸素を

  作り出して、強力な殺菌作用で有害物質を退治します。
 
  ✶活性酸素の種類→✅スーパーオキシドア二オンラジカル ✅ヒドロキシラジカル ✅過酸化水素 ✅一重項酸素など

  一般に活性酸素はフリーラジカル(不対電子をもつ原子や分子、またはイオンのこと)と混同されがちですが、活性酸素にはフリーラジカルとそうでないものとがあります。

  前2つはフリーラジカルですが後の2つは違います。活性酸素もフリーラジカルも、生きていく上ではなくてはならないことには変わりはありません。呼吸によって取り込まれた

  酸素は、赤血球中のヘモグロビンによって全身に運び込まれます。次に、細胞の中にあるミトコンドリアという部分で、酸素は食事で得られた糖質から電子を奪い、水にまで

  分解されます。この過程で酸素は何度か活性酸素・フリーラジカルに変化し、糖質がATP(アデノシン三リン酸)というエネルギー物質へ形を変え、体に活力を与えます。

  しかし、全ての活性酸素・フリーラジカルが水になるわけでないところが問題なのです。余分な活性酸素・フリーラジカルは細胞を傷つけ、遺伝子を傷つけたりします。

  体内で発生する活性酸素の他にも発生する活性酸素があります。紫外線や放射線等によっても、細胞内に活性酸素が発生します。

  ✶活性酸素を無毒化する「抗酸化酸素」→活性酸素が体内に発生した場合に、体に備わっている抗酸化物質が消し去ってくれ、私たちが安全に暮らしていける

  仕組みがあります。これが「抗酸化酸素」と言われるもので、スーパーオキシドデスムターゼやカタラーゼやペルオキシダーゼなどがあります。これらは活性酸素・

  フリーラジカルを無害化します。

  病気は身体が活性酸素に負けることにより起こるのです。身体が元気ということは、すべての細胞に酸素と栄養素とが行き渡り、しかも余分な活性酸素・

  フリーラジカルが無いために、細胞が酸化されず元気な状態であるということなのです。日々の生活で活性酸素・フリーラジカルを遠ザける努力をしましょう。
  

  

。  ✲コレステロールの不足

  コレステロールと言えば=悪いというイメージではないでしょうか?コレステロールには悪玉と善玉があり、その中でも悪玉がイメージが強く、忌み嫌われて遠ザけること

  しか念頭になく、摂りり過ぎを恐れコレステロールを多く含む食品をむやみやたらに毛嫌いするといった状況が続いているのが今の日本の現状ではないでしょうか?

  しかし、こういった状況は果たし健全なものなのでしょうか。それほどまでにコレステロールの摂り過ぎを問題にすべきなのでしょうか。

  否、コレステロールは人間が生きていく上でなくてはならない必要不可欠の物質であるということを申し上げます。実は過剰よりも不足の弊害のほうが大きいのです。

  地球上の生物は細胞膜のない原核生物と細胞膜のある真核生物とに分かれますが、人間は後者なので細胞膜があります。人間は60兆の細胞から成り立っている

  が、コレステロールはリン脂質、糖脂質とともに細胞膜の構成成分となっています。この細胞内に染色体があり、遺伝子があり、テロメアがあります。
 
  コレステロールがあることで膜に流動性と柔軟性が生まれ、食物から得られあるいは身体の中で合成され、血液で運ばれてくる栄養素がスムーズに細胞内に

  浸透しやすくなるのです。コレステロールのお陰で、体が一気に元気を増すことにもなるということです。そして、これまでコレステロールが血管壁に付着して

  血管を詰まらせることで、高血圧や動脈硬化や心筋梗塞を引き起こすと言われていたが、これは全く根拠のない説であることが最近の英米の研究で分りました。
  
  コレステロールは細胞膜の他に、肝臓で脂肪の消化吸収に必須の胆汁酸を作り、12指腸から分泌されています。男性ホルモンや女性ホルモンもこれから作られます。

  ✶コレステロールの健康効果→✅ホルモンバランスが保たれる・・・男性として、女性としての健康体が保たれます。健康な子供の誕生も期待できます。
  
  ✅癌予防効果・・・コレステロールがビタミンAの代謝を高めるため、皮膚や粘膜が丈夫になり、癌になりにくくなります。

  ✅花粉症予防効果・・・免疫力を高める効果があるので、花粉症やアレルギー予防効果が得られます。

  ✅風邪予防効果・・・コレステロールのビタミンA代謝効果で、皮膚粘膜が丈夫になり風邪のウイルスが付きにくくなります。

  ✅視力の衰えを防ぐ・・・コレステロールがビタミンAとビタミンEの代謝を活発にすることで、目の健康が保たれます。

  ✶コレステロールの美容効果→✅若さを保つ・・・コレステロールはビタミンEの代謝も活発にさせますので、細胞が若返ります。
 
  ✅美肌効果・・・コレステロールは女性ホルモンを作るが、女性ホルモンはコラーゲンを増やす効果があるので、シミ、シワ、タルミを防ぐことができます。

  ✅髪の毛がつややかに・・・コレステロールの流動性によって頭皮の栄養が髪の毛に十分行き渡ることと、コレステロールが髪の毛に必要なビタミンAの代謝を

  高め、ビタミンEが頭皮の血行を良くするので髪の毛の健康が保たれます。

  ✶コレステロールが不足すると→✅男性ホルモンや女性ホルモンが作られなくなる・・・最近は女性を妊娠させられない若い男性が増え、また妊娠しにくい女性が

  増えていることで問題となっているが、コレステロールの不足も大きな原因と考えられます

  ✅貧血になる・・・コレステロールの不足で血管壁がもろくなり、十分な血液が作られないためです。

  ✅免疫力の低下・・・コレステロールは免疫力を高める働きもあるが、不足でその働きが低下します。

  ✅手足のしびれ・・・コレステロールは神経系とも関わりがあるので、不足により神経の伝達がうまくいかなくなるのです。

  ✅動脈硬化・心筋梗塞になる・・・柔軟性を与えるコレステロールが不足すると、血管が硬くなり破れやすくなります。

  最後にコレステロールの摂り過ぎについてですが、コレステロールはその70%が体内で合成されていて、30%が食物から合成されますが、たとえ余分に

  コレステロールを摂り過ぎても、小腸では一定量しか吸収しないので、健康な人は心配いりません。但し、コレステロール値が高い場合は、体内での

  コレステロールのコントロールがうまくいっていないことが考えられるので、摂り過ぎは避けたほうが良いと思います。

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