生命の回数券テロメア

     

  健康長寿の秘密

  テロメアは細胞の遺伝情報が詰まっている染色体の末端にあり、染色体を安定させ保護する役割を持っています。細胞が分裂するたびにテロメアは短くなります。

  テロメアの量は動物の種類によって決まっているが、人間の場合は約50回で、これが尽きると寿命も終わりを遂げるようです。現在日本は世界有数の高齢社会を迎えています。

  世界有数の長寿国ですが、寝たきりのお年寄りも世界一多いという状況にあります。長生きするためにはこのテロメアの消費を防ぐことがキーポイントとなります。

  DNAが損傷した細胞の分裂は、テロメアの消費を大きくします。そこでテロメアの消費を防ぐ1つの方法として、やはりその量が有限である酵素を有効に摂取することです。

  酵素は活性酸素や農薬・食品添加物等で傷ついたりDNAを修復します。この限られた量の酵素は毎日の食事で大量に失われるので、これを補うために、酵素食品を使った

  「酵素メニュー」を紹介します。日々の生活の中に酵素食品をふんだんに取り入れて健康で長生きされ、1人でも多くの方が幸せな日々を過ごされますように。

寿命のカギを握るテロメア テロメアの助っ人「酵素 酵素メニューと効能
テロメアの敵 酵素の働きを良くする食べ物  

   寿命のカギを握るテロメア

「命の回数券」テロメアとは 女性が長生きする理由 個体の寿命と細胞の寿命
テロメラーゼの存在 体の大きさと寿命の関係 クローン羊の意味するもの
染色体・遺伝子・DNA・ゲノムの関係 命の意味 サーツー遺伝子
貴方の運命は、生まれた時に決まっている? 寿命は遺伝するか? 長寿の秘訣は酵素の無駄使いを避けること

  ✲「命の回数券」テロメアとは

  ✶テロメアの仕組み→テロメア、それは、人間の寿命を決定する「生命の回数券」と呼ばれている物質です。具体的に言うと、人間や動植物や菌類、原生生物など、身体を構成する

    細胞の中に「細胞核」と呼ばれる構造をもった生き物ー真核生物というーの、DNA染色体の末端部分にある粒子のことです。何故テロメアが「生命の回数券」と呼ばれるのか?

  人間の細胞には、分裂できる回数に制限があり、これを超えると細胞は増殖を止めることが分かっています。これを「細胞老化」と言い、細胞分裂の停止した細胞を「老化細胞」

  と言います。そして細胞の老化は、人間そのもの老化の一因でもあるとされています。細胞分裂の過程でDNA(デオキシリボ核酸。生物の遺伝子情報を伝える物質)の複製が

  行われるが、直鎖状の染色体のDNAが複製されるとき、新しく生まれたDNAの端は、鋳型(元のDNA)より短くなります。また、鋳型のDNAも分裂後の短くなるので、1回の

  分裂で新生鎖と鋳型鎖共に末端のテロメアが50~150塩基ずつ短縮することになり、年間で100塩基対ほど短くなります。このテロメアの残りが5000塩基対位になると、

  分裂寿命の限界に達し、分裂が停止して細胞死も促進します。つまり、テロメアがあとどのくらい残されているかを見れば、その生物があとどのくらい細胞分裂を行うことが

  出来るのかが、予想できるということになります。この為にテロメアは「分裂時計」あるいは「細胞分裂数の回数券」と言われているのです。人の塩基配列は「TTAGGG]という

  6塩基の繰り返し配列(テロメアDNA)で、およそ10,000~15,000塩基対配列です。テロメアDNAの長さは生物の種類や個人によって異なります。年齢のいった人は短く、

  若い人は長くなっています。細胞核のある生物の染色体は、線状になっているために末端部分があり、テロメアはこの末端を保護し染色体の安定を保つ役目をしています。

  また、細胞分裂の際の染色体が正常に分配されるのにも不可欠です。核のない原核生物には、テロメアは存在しません。

  ✶テロメアを大切にすることが長寿の秘訣→テロメアはヒト細胞1個当たり92存在します。その中の1カ所でも一定の長さより短くなれば、細胞分裂は停止します。

  テロメアの短縮を止めることができれば、テロメアを失うことがなくDNAの安定につながり、ひいては不老長寿をもたらすとされています。テロメアの分裂を抑制し延長するには、

  テロメラーゼという酵素が必要ですが、通常の人の細胞では、テロメラーゼは骨髄や上皮細胞など、再成系の組織にごくわずかしか存在しません。但し、生殖細胞と癌細胞には

  このテロメラーゼが発現するので、どんなに細胞が分裂してもテロメアは短縮しません。永遠の命をはぐくむ役目を持つ生殖細胞は、テロメらーゼのおかげで染色体を守り、

  子孫に一定の長さのテロメアを伝えることができることになります。また、癌細胞は、テロメラーゼによってテロメアを無限に伸長し、永遠に分裂を続け生き続けます。

  その結果、人の体を蝕んで命まで奪うことになります。テロメラーゼをわずかしか持たない通常の細胞におけるテロメアは、過食や肥満や動脈硬化等、メタボリックシンドロームに

  よって大量に失われます。健康で長生きする秘訣は、テロメアの無駄使いを避けることです。このテロメラーゼの働きで、人間の寿命を延ばすことができると言われています。

  ✲テロメラーゼの存在

  テロメアDNAは細胞の染色体の両端にあり、TTAGGGという6文字の特徴のある並び方で数百に及ぶ繰り返しの配列がなされています。テロメラーゼはその配列の末端部分を

  鋳型としてさらにTTAGGGの配列を伸ばしていく酵素です。つまり、テロメアDNAを伸ばす酵素であり、テロメア維持のために働いていると考えられています。テロメラーゼは

  人では体細胞にごくわずかしか見られず、卵巣や精巣等の生殖細胞に存在します。生殖細胞は、子々孫々まで絶えることなく引き継がれていくもので、不死細胞と言える

  ものであり、テロメラーゼ特有の性質がうかがえます。テロメラーゼは癌細胞にも大量に存在します。癌細胞は細胞の一部が無限に増殖を繰り返すようになったものです。

  癌化した細胞ではテロメラーゼが活性によりテロメアDNAが再生され、癌化した細胞が増殖されてゆきます。癌細胞は自身の増殖の為に他の正常な細胞を侵していくので、

  やがてはすべての細胞が死滅することになります。これが癌細胞が死滅することがないといわれる所以です。一般に細胞が2倍に増殖すると染色体も2倍に増えるが、

  テロメラーゼがなければ、この時にテロメアDNAは短くなります。細胞分裂が行われるうちにテロメアはどんどん短くなってゆくのです。そしてある程度短くなると細胞は自殺して

  しまうのです。このことをアポトーシスと言います。ということでテロメアDNAは寿命を支配している時計とも考えられているのです。テロメラーゼは、テロメア配列の鋳型となる

  RNAと逆転写酵素やその他の制御ユニットから成り立っている複合体で、RNAという鋳型からDNAを複写する複製酵素です。遺伝子の表面に現れるTTAGGGの鋳型となる

  AATGGGを内在しています。細胞の核にある染色体の末端には複製を開始するための核酸の断片をセットすることができない為、細胞が複製されず、テロメラーゼによって

  複製が行われるが、テロメラーゼがない場合、染色体は、複製のたびに50~200塩基対ずつ短くなります。