「体の毒」を出し切るコツ

  ❈下半身のむくみの原因になる水毒をスムーズに排出する「小豆の赤汁」

  漢方の考え方では、「水毒」は不必要な水分が体内に溜まった「痰飲たんいん」という状態のことです。体の各部分でむくみ、冷え、アレルギー、鼻水など、

  色々な症状が出ます。水分が余っているのなら、水分を控えればいいと思うかもしれないが、そういうわけではなく、過度な水分制限は、脱水症状を引き

  起こすことがあり、とても危険です。治すためにもっとも大切なのは、余分な水分をスムーズに排出できるように体質を変えること。そこでお勧めが、

  「小豆の赤汁」です。中国では処方名を「赤小豆せきしょうず」といい、生薬として長い歴史があります。漢方における小豆の効能は、ずばり水毒解消です。

  「小豆の赤汁」は、一晩水に漬けた小豆を茹でた煮汁のことで、小豆の赤い色が煮汁にうつっているので、赤汁と呼びます。漢方では、小豆の有効成分は

  皮に含まれているとされ、その多くは水溶性です。「小豆の赤汁」には、皮に含まれる有効成分がたっぷり溶け込んでいるというわけです。

  飲む量は、1日にコップ1杯。むくみが強くなる午後や、こってりした食事を摂る夕食前に飲むのがお勧めです。甘みをつけず、そのまま飲みます。

  どうしても甘みが欲しければ、体を温める働きのあるなつめか、黒砂糖を加えましょう。

  「小豆の赤汁」の作り方

  材料(2〜3杯分):小豆大匙4   水900mℓ

  作り方:1.豆はさっと洗ってからボールまたは鍋に入れ、分量の水を加えてそのまま1晩置く     

       2.1を鍋に入れて火にかけ、約30分煮る。途中アクを取り、豆を除いて出来上がり

  ❈くみとり、冷えとりの特効薬「生姜紅茶」

  ”入れる”ことを優先し、”出す”機能がきちんと働かなくなると、余分な水分などがどんどん体に溜まっていきます。その代表的な例がむくみ。体内に水分が

  溜まると、顔や足だけでなく、内臓もむくみ、機能が低下していきます。特に、水分と密接に関連し合っている臓器が心臓です。心不全になると、むくむことは

  よく知られているが、こういった場合、利尿剤で水分を出すと、心臓の機能が良くなります。それだけ、水分は、心臓にとって大きな負担になっているという

  わけです。更に、水分が体内に溜まると、体は冷えます。体温が1度下がると、代謝は約15%、免疫機能は30%以上低下するといわれ、癌やアレルギー、

  肥満などを呼んでしまうのです。その上、血液がたまりやすくなるので、血栓が生じ、脳梗塞や心筋梗塞を引き起こすこともあります。体内の余分な水分は、

  まさに万病の元凶。先ず、尿や汗をしっかり出すことが、健康の第1歩だといえるのです。そこで、強い味方が生姜です。生姜には、辛味を持つジンゲロール

  やジンゲロンといった成分が含まれています。これらの成分は、体を温め、血流を改善する作用があることで有名ですが、尿を出しやすくしたり、

  副腎髄質に作用し、代謝を上げるなど、むくみの改善にも大きな効果を発揮してくれるのです。利尿剤は、唯単に、”水分を排出する”という効果しかないが、

  生姜なら、”体を温める”という効果も同時に得ることができ、総合的にむくみに作用してくれます。この2つの効果をもっとも効率よく得るには熱い紅茶に

  摩り下ろした生姜を加えた”生姜紅茶”がいいでしょう。紅茶に含まれるカフェインには、むくみや心臓の働きをよくする効果があり、赤い色素のテアフラビン、

  テアルビジンにも、強力に体を温める作用があります。甘みには黒砂糖がお勧め。ミネラルが加わり、滋養強壮作用が促されます。体温が低くなる朝に

  飲むようにしましょう。