「体の毒」を出し切るコツ

 ❈シトルリンとポリフェノールで毒素を排除する「スイカの煮汁」

  尿をスムーズに出し、体内の余分な水分を排出するためにお勧めが「スイカ」です。「スイカ」には、神経毒の代表ともいえるアンモニアを無毒な尿素に

  変えて尿として出すシトルリンという成分が含まれています。このシトルリンは、体内で別の物質に変化し、腎臓内の血管を広げます。腎臓は血液の汚れを

  濾過する臓器ですから、血管が広がれば、アンモニアだけでなく、他の毒素の排出もスムーズになると言うわけです。又、「スイカ」には、老化や生活習慣病

  を引き起こすと言われる活性酸素を除去する効果のある物質、ポリフェノールも豊富に含まれています。つまり、体内の毒をスムーズに排出し、同時に、

  各器官の働きを活性化して、代謝を高めるのです。更に糖質の吸収を防ぐ酵素も含まれているため、余分なエネルギーの吸収を阻止し、肥満を防ぐと言う

  効果もあります。但し、スイカは水分が多いため、そのまま食べるとすぐに満腹になってしまうので、栄養成分をギュッと濃縮した煮汁にするのがいいでしょう。

  人工透析や食事指導を受けている人は医師と相談してください。

  「スイカの煮汁」の作り方

  材料(約00mℓ分)と道具:大玉スイカ1/4個   テフロン加工の大き目のフライパン   おろし器   ガーゼ

  作り方:1.スイカを手で持ちやすいサイズにカットする。種が入ると苦味が出て、飲みにくくなるので、スプーンなどで取り出す     2.実をすりおろす。

  果肉の白い部分が少し残る程度までする     3.摩り下ろしたものをガーゼで濾す。残った果肉は食物繊維のかたまり。煮汁作りには必要ないが、

  食べても問題ない     4.フライパンに移し、弱火でゆっくりと、あくが出てもとらずに約20分間煮る。ややとろみが出たら火からおろす。時間はフライパン

  の大きさによって違うので焦げないように様子を見ながら  冷蔵庫で3日間保存可能  さらっとしていてかなり甘い  1回50mℓを水で割って1日2回飲む

  ❈「キュウリ」にすれば利尿作用がますますアップ

  ”利尿効果の高い食べ物”として注目されている「キュウリ」の95%は水分です。実は「キュウリ」は、栄養素は少ないが、水分の代謝を促すカリウムは

  1本(100g)当り200mgと大量に含まれているのが最大の特徴です。カリウムは細胞内の余分な水分を腎臓に集める働きがあり、又、カリウムによって

  腎臓に運ばれた水分を尿として体外へ排出するシトルリンも豊富です。体内に溜まった不必要な水分を出すのに、最適な野菜なのです。

  「キュウリ」の利尿効果は中国でも古くから知られ、漢方の薬膳に取り入れられています。体内の水はけを良くし、体内にこもった余分な熱をとって冷やす

  ”涼性”という性質に分類され、体が水っぽい、熱っぽい、水太り、だるさなどに効果があると言われています。日本ではサラダなど生で食べることが多いが、

  中国では盛夏以外は加熱して食べるのが一般的。「キュウリ」の薬効の1つである”体を冷やす”は、漢方ではあまり良いこととされていません。体が冷えると

  血液の流れが悪くなり、新陳代謝の悪化を招き、それが病気の原因になると考えられているからです。この為、体を冷やす夏以外は、加熱調理するのです。

  カリウムもシトルリンも加熱によって、壊れたり、流れ出したりしにくい為、「キュウリ」を煮たり炒めたりしても利尿作用は変わりません。他にも、キュウリを

  加熱するといくつかの利点があります。ひとつは、かさが減るのでたくさん食べられること。もうひとつは、アスコルビナーゼと言う、厄介な酵素の働きを

  ストップさせられることです。「キュウリ」に含まれるアスコルビナーゼは、ビタミンCを破壊する酵素なので、ビタミンCが豊富な野菜と一緒に生のキュウリを

 食べると、折角のビタミンCが壊れてしまうのです。加熱することで、これを防ぐことができます。「キュウリ」を加熱調理するとこのようにいいことずくめです。

  特にお勧めは、キュウリでスープを作り、葛粉を加えてとろみをつけたもの。葛粉でとろみをつけることで最後まで冷めにくく、温かいスープを飲むことで

  臓器を温め、それぞれの臓器の働きを高める働きもあります。このキュウリのスープは、是非夕食の前に飲んでください。他の料理の前に食べることで、

  後から吸収される食べ物の糖分や脂肪、塩分などを一緒にからめとり、体外へ排出しやすくなります。