「体の毒」を出し切るコツ

 ❈「シイタケの戻し汁」で血管を若く保ち血圧をグイグイ下げる

  シイタケは、中国・明時代の医書「日用本草」に「気を益し、飢えず、風を治し、血を破る」と紹介されている。「血を破る」とは、「血液の流れを良くする」という

  意味です。シイタケを食べれば血液に良い働きが得られるということを、昔の人は経験的に知っていたのでしょう。現代では、科学的な研究によって、

  シイタケの成分や薬効が明らかになっています。特に、シイタケの特有成分と言われているエリタデニンは注目の的。様々な働きで血液を健康にするだけでなく、

  高血圧を予防・解消する効果も期待されています。エリタデニンの効果を証明した実験でよく知られているのは、ラットで行った血圧抑制実験です。

  血圧が上がりやすい特殊な体質のラットに、毎日「シイタケの戻し汁」を飲み水代わりに与えてみたところ、水だけのほうは血圧が上がったが、戻し汁を

  飲んでいたラットは血圧が上がらなかった。更に、「戻し汁」を飲んでいたラットは、血中の総コレステロール値が下がっていたそうです。エリタデニンは

  核酸関連物質のひとつで、神経系に働きかけて、体内でのコレステロールの生産量を調整する働きがあり、次第に血液中のコレステロール量が正常になり、

  血管が健康になります。過剰なコレステロールでドロドロになった血がこびりつき弱まった血管は、心臓に負担をかけます。つまり、エリタデニンによって

  コレステロールをコントロールすることは、高血圧対策の有効な手段にもなるのです。その他、S-アデノシルホモシステイン水解酵素を阻害して「悪玉アミノ酸」  

  のホモシステインの産生を抑制する働きも見つかっています。高濃度のホモシステインは高血圧や脳梗塞の一因です。エリタデニンでホモシステインを抑制すれば、

  これの病気を防げるかもしれないのです。エリタデニンには、水に溶けやすい性質があるので、「シイタケの戻し汁」にはエリタデニンがたっぷり含まれます。

  火や調理器具も要らず、カップと干しシイタケさえあれば作れます。「シイタケの戻し汁」は、必ず水で作るようにしましょう。ある実験データによれば、

  栄養的にも風味的にも水温5度がベストであると言われています。ですから、「シイタケの戻し汁」は水で作って、冷蔵庫で保管するのが1番です。「戻し汁」用の

  シイタケは、基本的に干しシイタケを使います。生シイタケにもエリタデニンは含まれているが、きのこ類は干すことにより栄養効果や香りが増します。

  ❈「豆の煮汁」で腸と血管をすっきりクリーニング

  「黒豆の煮汁」を飲んだ人の血液を顕微鏡で観察すると、ドロドロでベタベタの血液が、1時間後には信じられないほどサラサラと流れ始め、見た人は驚きます。

  理由ははっきりしていないが、様々な健康成分が複合的に含まれている点にあります。例えば、黒豆に豊富なガラクトオリゴ糖は腸内で善玉菌の餌になるし、

  水溶性の食物繊維1種ペクチンは便の量を増やして腸をやさしく刺激します。そして、これらの効果で腸内環境が改善されて便秘が解消すると、便が腸内を

  短時間で通過するよう用になり、糖分や脂肪分の吸収が抑えられます。そして、黒豆のアントシアニンは、癌や動脈硬化、老化などの原因となる活性酸素を

  無毒化する”抗酸化成分”として有名です。それに加えて、黒豆に豊富なマンガンや亜鉛などのミネラル成分にも、活性酸素を退治する”SOD酵素”の働きを

  助ける作用があることがわかってきています。他にも血圧を下げるカリウムやマグネシウム、血糖値を下げるトリプシンインヒビター、喉や気管支の粘膜に

  効くソヤサポニン、骨粗鬆症を防ぐと共に精神安定作用を持つカルシウムなど、健康に良い影響を与える成分がたくさん含まれています。

  このすばらしい黒豆の健康成分をギュッと凝縮したものが、「黒豆の煮汁」です。家庭で誰でも簡単に作れる上に香りが良くて飲みやすいのが特徴です。

  「黒豆の煮汁」の作り方

  材料(1日分):黒豆50g(およそ70粒)   水1ℓ

  作り方:@軽く洗った黒豆を鍋に入れて5時間以上浸しておく。   A浸した汁と黒豆を火にかける。沸騰したらふきこぼれない程度に弱火にして、アクをとらずに

  20分ほど煮てから火を止める。但し、糖尿病の人の場合は煮る時間を10分程度に   B出来上がった煮汁は茶漉しなどで漉しながら容器に移す。  

  煮る前の1/2から1/3位の量になる          基本の飲み方→出来上がった黒豆エキスは1日に2回か3回に分けて飲む、空腹時に、

  温めて飲むと吸収が良く効果的。但し、糖尿病の人の場合は冷蔵庫で冷やした後は温めずに飲む