血液サラサラで病気が治る、綺麗になれる

  ❈「冷え」と「水」と「痛み」の三角関係

  

    冬山では指先が凍傷を起こしたり、冬にはしもやけやあかぎれができやすくなるが、これは、気温が下がり、

  手指が冷えて血行が悪くなった結果、起きるものです。血行不順=血の1番の原因は冷えです。

  冷えると、体表の血液の循環がうっ滞するため、その部分が赤(紫)っぽく見えます。血のサインである、

  手掌紅斑しゅしょうこうはん(手のひらが赤くなること)、赤ら顔などは血行が良いために起こるのではなく、

  血行が悪いために起こる症状だということがわかります。巷では、血栓ができるのを予防する為に、

  なるべく水分をたくさん摂るほうがよいと言う「医学常識」がまかりとおっています。

  確かに、植木に水をやらないと枯れてしまいます。唯し、やり過ぎると根が腐ってしまいます。また、梅雨の時期に、体の外に湿気が

  多いと不快指数が上がり、嫌な気分になります。これは体の中でも同じことが言えます。ですから、体の中の水分が多くなると、不快=病的な状態に

  なるのは当然のことです。このように、体内に余分な水分をためることを東洋医学では「水毒」というのです。雨が降ると神経痛になる人がいるし、冷房の風に

  あたると頭痛や腰痛がひどくなる人もいます。雨に濡れると体が冷えるごとく、「冷え」と「水」と「痛み」は相関しているわけです(上図)。

  リウマチの患者は、必ずお茶や果物好きの人が多い。お茶は活性酸素を除去するカテキンを含むが99.6%は水です。ビタミン、ミネラルの豊富な果物も

  水菓子と言われるように、水分含有量の多い食べ物です。あまり体を動かさない人が、お茶や果物を摂り過ぎると、余分な水分が体内にたまり体が

  冷えてしまいます。「水」が、リウマチをはじめ、種々の痛みの原因になるわけです。水は生命にとって1番大切ですが、多過ぎると有害になり「水毒」という

  概念が東洋医学では存在するわけです。

  ❈「え」は万病のもと!

  風邪のことを英語でcoldというが「冷える」という意味もあり、日本語の「風邪は万病のもと」は「冷えは万病のとも」とも言えるわけです。ですから、気温が低く、

  体が冷える冬のシーズンには、脳卒中、心臓病、風邪をはじめとする多くの病気の罹患りかん率や死亡率も上昇します。36.5℃の体温で、体内のいろいろな

  化学反応、代謝を営み生命と健康を維持している人間にとって、「冷え」は大敵です。冷えると、体を温める為に、冷えの一因である水分を体の外に出して

  体を温めようとするメカニズムが働きます。寝冷えをすると下痢をする、冷えて風邪を引くと、くしゃみ、鼻水が出る、偏頭痛もちの人が、ひどくなると嘔吐する、

  大病をすると寝汗をかく・・・これらは、全て、余分な水分を排泄して体を温め、下痢や風邪や偏頭痛を治したり、大病と戦おうとする体の反応なのです。

  また、年をとると、夜、頻繁に尿意をもよおすようになる理由も「冷え」から簡単に説明できます。夜間は気温も体温も日中に比べ低くなります。

  ただせさえ体温の低い老人は、冷えから来る万病を防ごうとして、排尿するのです。最近の日本人は、老若男女を問わず、36.5℃の平均体温に満たない人が

  増えています。体温の40%以上が筋肉で作られているので、男性に比べて筋肉量の少ない女性の体温が低くなる傾向が特に強いようです。

  冷えで苦しむ女性が多いのも、このような理由からです。夏にはオフィスやデパート、電車やタクシー、自宅でもクーラーが必要以上にきいています。

  その為、体が冷やされ、肩こり、頭痛、めまい、耳鳴り、下痢(または便秘)、月経痛、腰痛、のぼせ、不眠など、冷えからくる血の症状が、より体温の低い

  女性に起こりやすくなります。これが冷房病です。また、昨今、鼻炎、結膜炎、喘息、アトピーのように、アレルギー症状に悩む女性が増えているが、

  これも症状が全て、水を排泄している現象であることを考えれば、水毒=冷えが原因であるとが分かるでしょう。このように、「冷え」は、血行を悪くし、水毒に拍車を

  かけ、種々の障害を引き起こします。また、体内の代謝や化学反応を減衰させるために、糖や脂肪や蛋白質の燃焼が不十分で、中間代謝産物(燃えカス)を

  作って血液を汚し、汚血を作り出すことにもなるのです。さらに、「汚血」が「血」を一層悪化させるという悪循環を作るわけです。