お腹の不調を治す新常識

  ○貴方のお腹の不調を治す、オーダーメイド食事法

  自分の腸に耳を澄ませようー「傾腸」のすすめ ■まずFODMAPを意識してみよう お腹の調子に問題のない人が食べるとなんでもないのに、お腹に不調がある人が食べると

  更なる不調を招いてしまう食品。それが高FODMAP食だということを述べてきました。オリゴ糖、乳糖、果糖、ポリオールという、お腹の弱い人の腸を脅かす4つの糖質を含まない

  食事(低FODMAP食)に変えていくことで、お腹の不調もなくなっていくはずです。まずは、先の一覧表に従って、普段の食事をちょっと見直してみましょう。できるだけ低FODMAPの

  食材を選び、高FODMAPの食材は口にしないように意識していくのです。■食品の分類にこだわり過ぎない とは言っても、自分と同じ人間がいないように、私達の体も、1人ひとり

  違います。もちろん、腸だって同じです。あの人に良い食べ物が、私にも良いとは限りません。誰もが1人ひとり、違う腸(腸内細菌)を持っているのですから。そこで大切になってく

  るのが、「頃腸」。つまり自分の腸の声に耳を傾けるということです。実際、低FODMAP食については、まだ医師によって様々な意見があります。大部分は確立されているのですが

  医師によっては、「他の医師はこの食品が高FODMAP食と言っているが、私の説だと低FODMAP食だ」などと、細か過ぎる分類にこだわる医師がいるのです。しかし、大切なのは

  どの食品が高FODMAP食で、どの食品が低FODMAP食なのかという分類を決めることではありません。先にも述べたように、私達の長は十人十色。ですから、FODMAPの成分に

  対する耐性にも、個人差があるのです。最終的に食べていいかどうかは貴方の腸が決めるのです。お腹の調子を悪くしている原因は、人によって本当に様々です。ですから、

  注意深く貴方の腸が発する声に耳を傾ける必要があります。又、年齢によっても変化が起こります。若い頃には貴方の腸に合わなかった高FODMAP食が、年を重ねていくうちに

  食べても問題がなくなるようになることもあるからです。自分の腸のメッセージをしっかり聴き取り、貴方にぴったりの食べ方を、是非見つけて下さい。

  3週間でスッキリ快腸!高FODMAP食品を完全ストップ ■3週間、徹底的に高FODMAPをやめてみる 普段からお腹に何かしらの不調がある人は、まずは3週間、4つの糖質

  を避ける食事(低FODMAP食)にしてみてください。の一覧表を参考にしながら、4つの糖質を含む食材を、できる限り食べないようにしていきます。例えば、これまで朝食に

  トーストを食べていた人は、ご飯と味噌汁と焼き魚等に替えてみましょう。3週間を過ぎると、お腹の調子が良くなって、症状がかなり軽くなるのを実感できるはずです。もちろん、

  そのまま低FODMAP食を続けていくのも良いのですが、自分の体に合わないも物を見つける方法があります。3週間後から、高FODMAP食品を1品ずつ試してみるのです。

  ■自分の腸の弱点を知ろう 3週間ほど低FODMAP食にして、腸の調子が快復してきたら、貴方の腸の弱点が何かを調べていく段階に入ります。3週間、低FODMAP食にすることで

  お腹の不調は治まり、様々なノイズが消えて腸の声が聴き取りやすくなります。そして腸が静まりかえった後、「傾腸」に入ります。自分の腸の声に耳を傾けながら、ひとつずつ試し

  て見ましょう。貴方の腸が悲鳴を上げているのはどのFODMAPに対してなのか、突き止めるのです。FODMAPとは、オリゴ糖(フルクタンとガラクタオリゴ糖)、乳糖(ラクトース)、

  果糖(フルクトース)、ポリオール類(ソルビトールやマン二トール、キシリトール)でしたね。ですからこれらの成分を含む食べ物を1週間でごとに順番に食べて、様子を見ていきます

  今週はオリゴ糖(フルクタン)を含んだ食品を食べてみよう。その次は、乳糖(ガラクトオリゴ糖)を含んだ食品を食べてみよう・・・。FODMAPの成分をひとつずつ順番に再開して、

  貴方の腸が受付ない物を探していくのです。すでに3週間、貴方の腸はこれらのFODMAPを食べていませんから、これらの糖質が貴方の腸に合わない場合は、お腹の不調は

  はっきいりと現れるはずです。もし再開してお腹が痛くなったり、下痢をしたり、何らかのメッセージがあったら、そのFODMAP成分が貴方の腸の弱点だということになります。

  注意深く腸の声を聴いて傾腸し、もし症状が出た場合には必ずメモするようにしましょう。

  自分の腸の弱点を知るための9ポイント ■「焦らずひとつずつ」が基本 貴方の腸の調子を崩す原因成分を突き止める段階では、次のことに気をつけましょう。

  ・一度にひとつのFODMAPを試す。・1週間に1種類のFODMAPを食べる。・取り入れる量は、普段摂る1回分の食事と同じにする。・傾腸の段階では、「食べる量」がとても重要で

  試す食品を食べ過ぎたり、逆に少なく食べたりすると、自分の腸にとってどのFODMAPがダメなのか、きちんと確かめることが出来ません。どんな食品でも、食べ過ぎれば何らか

  の症状を引き起こす可能性があるからです。・ひとつのFODMAPを試す時は、できるだけ同じ食品を食べる。・自分の腸に何らかの症状が出るか、或いは出ないかがしっかり確認

  されるまで、他のFODMAP食品は食べない。・;症状が出たら、その食品が自分の自分の腸に合わないことをメモしておく。・症状が出たら、一旦そのFODMAP製品を食べるのを

  やめ、快復を待ってから、次は前回食べた量の半分だけ食べて試してみる(量を少なくすれば、食べられることが多いからです)。・同じFODMAP群の食べ物の中から別の食品を

  試し、お腹に症状が出るかどうか確認する。例えば、桃の中には沢山のポリオールが含まれています。もし、桃を食べて症状が出た場合には、同じポリオールが含まれているキノ

  コ類を食べてみるのです。キノコを食べて同じ症状が出たら、貴方の腸はポリオールを受け付けない、ということが分かります。・現在、貴方の腸が受け付けない(不耐性)と判断

  されたFODMAPについては、将来、時間をおいてもう一度試してみる。今、食べると症状が出る物でも、時間が経つと、食べても症状が出なくなる可能性があります。完全に諦める

  必要はありません。