お腹の不調を治す新常識

  欧米で人気急上昇!お米は最高の低FODMAP食 ■小麦食品はできるだけ避けるのがベスト 発酵性オリゴ糖を多く含んでいる代表的な食品が、小麦製品とタマネギ等の

  野菜です。これらは、発酵性オリゴ糖の中でもフルクタンという糖類を含んでいます。先にも述べましたが、私達人間にはもともと、フルクタインを消化する酵素がありません。

  つまり、誰も消化できないということです。そのため、もしお腹の調子が優れないなら、できるだけフルクタインを食べないようにするのがベストです。小麦を含むラーメン、パスタ、

  ピザ、お好み焼き、たこ焼き等も、お腹の不調に悩んでいる人にはお勧めできません。低FODMAP食は、日本食に近い。もともと日本人はお米を主食としてきましたが、最近では

  パンやパスタ、ピザ等もすっかりお馴染みになり、日々の食卓に並ぶメニューになりました。初めに。日本人は胃腸が弱い民族だと述べたが、お米や豆腐など腸の負担にならない

  ものを主食とすることで、胃腸の弱さを補ってきたのです。シンプルに言えば、昔ながらの食生活の方が日本人の体には合っているということです。低FODMAP食はオーストラリア

  発祥ですが、その食品群を良く見ていくと、実は古来からの日本食にとても近いことが分かります。納豆やスイカ等、多少の例外はあるが、昔ながらの日本食を取り入れることで、

  お腹の調子も快復に向かうはずです。■お腹の不調がある人でも安心 小麦、大麦、ライ麦が腸内で沢山の水素(ガス)をはっせいさせて過敏性腸症候群を悪化させるのに対し、

  ガスの発生が最も少なく、腸の負担にならない穀物が、実はお米です。お米(白米、玄米)には、FODMAPが含まれていませんから、お腹の調子が良くない人が食べても症状が

  悪化することはありません。ですから、お粥を食べたり、間食にお餅を食べたりするのもお勧めです。今、ニューヨークなどアメリカの都市では、1人当りのお米の消費量が急上昇

  し、過去40年間で約3倍にまで膨らんでいます。それだけ、小麦製品に比べて、お米の需要が伸びているのです。お腹の調子が悪い人は、パン、パスタ、シリアルをできるだけ止

  めて、米粉パンや米粉のパスタなど、お米中心の食事にしていくと良いでしょう。■選ぶなら、ぜったい蕎麦! 又、ウドンは小麦製品ですから、同じ理由でお勧めできません。麺類

  を選ぶなら、蕎麦が一番安全です。蕎麦はお米と同様、低FODMAP食の代表選手。お腹が弱い人でも安心して食べられます。但し、購入する際は、必ず原材料を確認して下さい

  というのも、[蕎麦」として売られている多くのものに、実は小麦が含まれているからです。そうしたものは、原材料欄に「そば粉、小麦粉」と書かれています。できるだけ、[そば粉」

  だけの表記のもの(十割そば)を選びましょう。

  うまく活用したい!グルテンフリー食品 ■グルテンフリーはお腹に優しい それでもやっぱり、小麦食品が恋しくなることもあるでしょう。そんな時にお勧めなのが、グルテンフリ

  ーの食品です。米国では、小麦に含まれるグルテンを食べると、腹痛、下痢、うつ病等を起こすせりアック病患者が多いため、グルテンを含まないグルテンフリー食が沢山出回っ

  ています。日本でも近年、グルテンフリーという用語が大分一般的になってきたように思います。グルテンフリーの米粉製品は、発酵性オリゴ糖(フルクタン)の元となる小麦が除去

  されていますから、お腹の弱い人でも安心して食べられます。■全て安全なわけではない とは言っても、低FODMAP食とグルテンフリー食は、全く別物なので要注意。お腹の弱い

  人にとっては、グルテンフリーだからと言って全て食べて良いというわけではありません。確かに、グルテンフリー食品は小麦やライ麦、大麦等を含まないため、低FODMAP食と重

  なることもあります。しかし、注意しなくてはならないのは、グルテンフリー食品の中でもFODMAPを含んでいるものがあると言うことです。例えば、リンゴや梨等の果物、豆類が加え

  られたグルテンフリー食です。低FODMAP食とグルテンフリー食の違いで重要なのは、制限しているもの自体が違うということ。低FODMAP食は、小麦のフルクタン(糖質)を制限し

  たしたものです。グルテンフリー食は、小麦のグルテン(蛋白質)を完全に避けたものです。多くの過敏性腸症候群の人がグルテンフリーの食事をすると症状が軽くなったと証言し

  ています。但し、グルテンフリー食が過敏性腸症候群の症状を改善することはありますが、それは食事からグルテンを抜いたからではなく、発酵性オリゴ糖(フルクタン)を含む小

  麦を除去した結果です。グルテンフリー食品を食べる場合は、FODMAPが混入していないか、必ずチェックするようにしましょう。