お腹の不調を治す新常識

  ○お腹の不調が治る食べ物、悪化させる食べ物

  お腹の大敵!タマネギとニンニクが過敏性症候群を引き起こす? ■お腹が不調な人は食べてはいけない! 4つの糖質FODMAPがどのようにお腹に悪さをしてしまうのか、

  ここまで述べてきましたが、少量含む食品なら、食べても問題ないことが殆どです。但し、唯一の例外がタマネギとニンニク。この2つを含む食品は、例え含有量が少量であっても

  全て避けるようにしましょう。何故なら、タマネギとニンニクは、過敏性腸症候群の症状を起こす最大の引き金になるからです。タマネギそのものだけではなく、タマネギを含んだ

  加工品も避けてください。ですから、スープ、ポテトチップス、ソース、マリネなどを買う時は、常にタマネギとニンニクが入っていないかどうかをチェックしましょう。食品パッケージを

  よく読んで、原材料欄に、「タマネギ、オニオンパウダー、エシャロット、ポロねぎ、ニンニク」が入っているものは避けます。

  ■スープにすると染み出すので要注意 もう一つ注意したいのは、タマネギに含まれているオリゴ糖(フルクタン)は、水溶性だということです。水で煮ると染み出して、他の食材にも

  浸透してしまいますから、タマネギを煮込んだスープ類も食べないようにしましょう。■ガーリックオイルはOK タマネギやニンニクなしでは、ちょっと料理の味が物足りないという方

  におすすめなのが、ガーリックオイル。この発酵性オリゴ糖(フルクタン)は水溶性なので、油には溶けません。そのため、にんにくの薄切りをディープフライして香りのうつったオイ

  ルだけを使う分には、問題ないのです。ニンニクに含まれる高FODMAP成分抜きに、安心してニンニクの香りを楽しめます。

  お腹に安心の果物、危険な果物 ■万能の果物ーバナナ、ブドウ、イチゴ 果物の殆どに、お腹の調子を悪くしやすい果糖(フルクトース)が含まれているわけですが、同じ果物

  でも、お腹の調子を悪化させやすいものとそうでないものがあります。中でも、最も安全なのが、バナナ、ブドウ、イチゴ。バナナ、ブドウ、イチゴには、オリゴ糖、乳糖(ラクトース)、

  果糖(フルクトース)、ポリオールのいずれも過剰には含まれていないからです。つまり、腸をおびやかす「4人の敵」(FODMAP)が問題になるほど含まれていません。ブドウについ

  ては、巨峰やピオーネの他、甲斐路(かいじ)やデラウエア等の赤ブドウ、ブラックマスカット、トンプソン、ラリーシードレス等、どんな種類でも安全です。大事な試験の前や、重要な

  商談やプレゼンの前に、なんとなくお腹が痛くなってしまう・・・というような症状のある人が食べても、全く問題ありません。小腹が空いて食べるものに迷った時は、是非バナナ、

  ブドウ、イチゴをお勧めします。通勤電車で下痢してしまう人も「朝バナナ」がお勧めです。■リンゴ、白桃は腸がゆるみやすい? 反対に、お腹の不調がある人にはお勧めできない

  のが、リンゴです。リンゴはなんとなく健康にも良く、腸にもうれしいのではというイメージがありますが、実は果物の中ではトップに入る代表的な高FODMAP食。つまり、お腹の調子

  が良くない人は、避けるべき食品ということです。果糖(フルクトース)とポリオール(ソルビトール)がたっぽうり含まれていてお腹の症状を悪化させてしまうので、できるだけ控える

  ようにしましょう。白桃も悪化させてしまうので、できるだけ控えるようにしましょう。白桃もトロッとしてお腹に良さそうですが、オリゴ糖(フルクタン)とポリオール(ソルビトール)が

  たっぷり含まれていますので、できるだけ避けてください。■夏場にお腹が下りやすいのはスイカのせい? 夏になると出回るスイカは、日本人にとっては文化の一つとも言える

  食習慣かもしれません。唯、お腹が弱い人にとっては、注意しなくてはならない果物の一つ。スイカには過剰なオリゴ糖(フルクタン)、果糖(フルクトース)、ポリオール(マン二トー

  ル)が含まれているからです。お腹の調子が悪い人が食べると、必ずと言っていいほど不調が起こります。できる控えて、バナナやブドウなど、他の果物に替えてみてください。

  スイカを食べると特にお腹が弱ると感じている人は、症状が軽減するはずです。■果物は食べる量に注意して バナナ、ブドウ、イチゴの他にもお勧めできる代表的な果物は次の
 
  通りです。どの果物を、どのくらい食べたら良いのか、ここで併せてご紹介します。・バナナ1本・オレンジ1個・キウイ1個・ミカン2個・メロン、パイナップル1切れ・オレンジジュース

  (ストレート果汁100%のもの)1/3~1/2カップ(80~120mℓ)・ベリー類やブドウ、小さめの一握り 果物の食べ方のポイントは、食べ過ぎないこと。安全な果物でも食べ過ぎると果糖

  が処理しきれなくなりお腹の不調を起こします。一度に食べる量は、トータルで普通サイズのオレンジ1個程度にするとよいでしょう。1日に何度食べても大丈夫ですが、できるだけ

  2時間以上空けて食べてください。