脳が若返る食事

  ◯肉を食べない生活は健康だが栄養失調が増える

  最近、栄養失調の人が増えているのをご存知ですか?これほど食品が沢山ある時代なのに・・・。数年前、「健康なのに栄養失調」と言う不思議な

  状態の人が増えて、注目を集めました。每日、朝昼晩きちんと食事をしているのに、栄養失調状態に陥っているというのです。調べてみると、この

  栄養失調の原因は「蛋白質不足」によるものでした。一般的に、血液中のアルブミンの量によって栄養失調かどうかを見極めます。アルブミンは、

  血液中に最も多く含まれている蛋白質です。蛋白質の食事をとる量が少なかったり、腎臓やアルブミンを消耗する病気を持っていたりすると、血液中

  に含まれるアルブミンの量が不足するようになります。蛋白質は、体を作るのに欠かせない大切な栄養素です。「ダイエットのために」とか、「粗食が

  体にいいと言うから」といった理由からで肉を食べる量が少なくなると、栄養失調に陥り、細胞の代謝がスムーズにできなくなり、ますます老化が早

  まってしまいます。更に、高齢になっても認知症にならずに元気に過ごしている長寿者は、普段から肉をしっかり食べている、という事実も明らかにな

  っています。脳の機能のために「肉なしの食事」は避けましょう。 

  ◯「コレステロール値が低い」と、脳の働きが悪くなる

  血中のコレステロール値が低いと、どのようなことが起こるのでしょうか?アメリカで、コレステロール値を下げる為に使われてきたスタチンという薬

  があります。スタチンは、コレステロール値を下げるためには、絶大な効果がありました。ところが、その副作用として記憶機能障害が起こることが

  分かりました。更に、最近の研究で、スタチン系薬剤を服用している女性の糖尿病のリスクが47%も増えました。Ⅱ型糖尿病はアルツハイマー病を

  引き起こすリスク要因です。このことは、コレステロール値を無理に下げることによって、認知低下や認知機能障害が起こる可能性が高いことを示し

  ています。また、病気になった脳には、脂肪もコレステロール値もひどく不足している事も知られています。これまで長い間、「低コレステロールの

  食べ物」に注目するように言われ続けてきました。そして、「悪玉コレステロール」「善玉コレステロール」という言い方をして、コレステロールを分ける

  こともしてきました。しかしながら、コレステロールはどの種類であっても、これまで多くの人達が思い込んできたほど悩ましい存在ではないのです。


  脳の重さの1/5はコレステロールです。脳の機能と発達を支えているのは、コレステロールなのです。

  ◯フルーツはヘルシーは落とし穴!食べ過ぎは肥満のもと

  「砂糖の代わりに、フルーツや蜂蜜で甘みをとるなら沢山食べても安心!」果たしてそうでしょうか?ここでちょっと糖質についておさらいしますと、

  自然の糖質には、大きく分けて小麦などのでんぷんからとれる「グルコース(ブドウ糖)」とフルーツや蜂蜜に含まれる「フルクトース」があります。

  「グルコース」は、体内のすべての細胞で処理されます。そのため、食べるとすぐに全身をめぐって血糖値を上げてしまいます。それに対して、

  「フルコース」は、肝臓で代謝されるため、すぐには血糖値やインスリン値に影響が出ません。自然由来の糖質の中で、最もGI値(グリセリンインデッ

  クス)が低いのです。それなら、体や脳に良さそうですが、肝臓で代謝される「フルコース」は、消費しても糖質を細胞に取り込ませるインスリンや

  脂肪細胞から分泌されて食欲を抑えるレプチンという重要な2つのホルモンを作るきっかけにならないのです。フルーツや蜂蜜を心の欲求のままに

  食べていれば、やがて肥満を招いてしまいます。あくまで適度な量にし、食べ過ぎにはご注意!唯、ジューシーな新鮮フルーツを丸ごと一個食べれ

  ば、たっぷりの水分と繊維が血糖値への影響を弱めてくれます。なるべく新鮮なフルーツを食べましょう。