脳が若返る食事

  ◯血液をサラサラにする青魚に含まれるEPAとDHA
 
  66才の時に脳梗塞を起こして倒れた元NHKアナウンサーの山川静夫さんは、厳しいリハビリを経て後遺症を克服しました。病気を境に食生活も見直し、外食を減らしたそうです。

  山川さんの好物は、お鮨。買って来て家で食べることが多いそうですが、お鮨を食べる時には、できるだけ青魚を選ぶようにしているとのことです。青魚には、EPAやDHAが沢山

  含まれています。これらは脳梗塞を経験された方には、お勧めしたい食材です。EPAもDHAもどちらも血液をサラサラにする作用がある栄養素として知られています。

  とりわけDHAは前ページで説明したように、脳に良い働きかけをし、認知症予防にも役立つことが実証されています。DHAが豊富な魚は、サバ、サンマ、ブリ、ハマチなどです。

  EPAを豊富に含む青魚には、サバ、キンキ、マイワシ、ハマチなどがあります。どれも美味しい魚ばかりですね。食事の際には、是非青魚を積極的に食べるようにしましょう。

  ◯年を重ねたら、ウナギのビタミンDで「脳活」する

  一般的に、ビタミンDは、カルシウムを骨に吸収させる手伝いをする働きをすることで知られています。ところがそれ以上に、ビタミンDは脳にとって大切なものであることが分かって

  きました。最近の研究によって、ビタミンDが不足すると、認知症たパーキンソン病、うつ病のリスクが高まることが分かってきたのです。ビタミンDは、体の中で作られるステロイド

  ホルモンと言っても過言でないほど、脳の神経伝達物質や神経の成長を助ける大切なものなのです。ビタミンDは太陽の光を浴びることで生成されます。ところが、ビタミンDを

  生成する能力は20才頃をピークにして下り坂となり、10年ごとに10%ずつ減っていくと言われています。ビタミンDを作るためには、歳を重ねるほど日光を浴びる時間を増やすと共に

  ビタミンDが多く含まれるものを食べるようにしましょう。ウナギ、イワシ、シラス干し、カツオ、鮭、干しシイタケ等に多く含まれています。なかでもウナギがお勧めです。

  ウナギの脂肪は不飽和脂肪酸で、DHAやEPAがたっぷり、更にビタミンDをはじめとして、A、B群、蛋白質、脂肪、カルシウム、リン、鉄、ナトリウムなどもあって栄養満点です。

  特に肝にはビタミンDが多く含まれています。是非肝吸いと共にウナギの蒲焼を食べて「脳活」して下さい。

  ◯必要なコレステロールがたっぷり、卵は脳に良いパーフェクトフード

  卵はコレステロールを増やすから、体に良くないー。そんな間違った考えを今でも持っている人がいるようです。ひかし、それは間違いです。コレステロールはむしろ脳にとっては

  必要なものであり、卵は恐らく世界で最もなパ-フェクトな食品です。最近の研究で、「炭水化物の少ない食事をして全卵を摂取している人」は。インスリン感受性や他の心血管系

  リスクが改善した、という報告がありました。卵は健康に良いコレステロールに加え、私達が生きていくのに必要なすべての必須アミノ酸、ビタミン、ミネラルや目を守る役割を

  する抗酸化物質を含みます。更に、体にとって十分なコリンを提供してくれます。コリンは、脳の健全な働きを助けるために、また妊娠中の女性にとって特に大切な栄養素です。

  その全ての栄養素が、卵一個、わずか70kcalの中でとれてしまうのです。これを逃す手はありません。1日をスタートさせ、血糖のバランスを整えて脳のパーフォーマンスを上げる

  ために、卵は欠かせない食品なのです。卵焼き、目玉焼き、ゆで卵、お湯の中に落として作るポーチドエッグ、スクランブルエッグなど、朝食にピッタリの調理法も沢山あります。

  是非卵料理を楽しんで下さい。