脳が若返る食事

  ◯心を癒やすひとときには、糖質の少ないアルコールを選ぶ

  これまで度々糖質を控えてケトン体回路をスイッチオンすることで、脳のパーフォマンスが上がるというお話をしてきました。そのためには、ケトン体が合成される肝臓に元気に

  働いてもらわなければなりません。そんな肝臓の働きに影響を及ぼすのが、アルコールです。ご存知のようにアルコールは肝臓で分解される為に、よりスムーズにケトン体を合成

  するにはアルコールの摂取量は抑えたほうが賢明です。とは言っても、1日の終わりやくつろいだひととき、大事な人や友人達と過ごす場では、お酒をいただきたくなりますね。

  そんな時には、アルコールの種類を考えて飲むようにすれば大丈夫です。糖質の少ないアルコール、例えば焼酎やウイスキー、ワインといったものを選んで下さい。

  ここで注意しなければいけないのは、焼酎などのお酒を割る際に、砂糖の入ったソーダ水などは使わないこと。せっかく糖質の少ないアルコールを選んだ意味がありません。

  炭酸水や水、お湯などで割るような心配りが大切です。アルコールの1日の適量は、焼酎は100ml、ウイスキーは60ml、赤も白もワインは200mlが目安です。そのことを頭に

  入れながら、何事もほどほどに飲み過ぎることなく、ケトン体合成のためにも、適量のアルコールを楽しみましょう。

  ◯脳のパーフォーマンスを上げる間食には、ナッツやプレーンヨーグルトを

  食事の合間にお腹が空いた時、どのような間食を食べればいいでしょうか。折角食事で小麦を断っても、間食で糖質たっぷりのお菓子を食べてしまっては、元も子もありません。

  チョコレートやアイスクリーム、ケーキ、和菓子などの甘いお菓子には、砂糖がたっぷり使われています。甘い物を食べると折角ケトン体回路のスイッチが入っていても、解糖系の

  エネルギー回路に切り替わってケトン体が合成されなくなってしまうのです。甘いお菓子は、控えるようにしたいものです。人工甘味料を使い、糖質0をうたったお菓子やドリンクで

  あっても、その甘さにインスリンが反応してしまいます。人工甘味料も要注意です。もしどうしても間食をとりたいなら、脳のパーフォマンスを上げるためには、小麦や糖質が含まれて

  いない物を選ぶようにしましょう。ナッツ類、おしゃぶり昆布、野菜ジュース、プレーンヨーグルト、寒天、チーズなどがお勧めです。はじめのうちは戸惑うかもしれないが、よく探せば

  様々な美味しい間食が見つかるはずです。楽しみながら工夫して見て下さい。

  ◯「第2の脳」消化管を元気にするプロバイオテイクス

  消化管は、「第2の脳」と言われているのをご存知ですか。脳と消化器系の間では緊密な情報交換が行なわれているというのです。脳は腸からの情報を受け取り、中枢神経系は

  情報を消化管に送り返してバランスを保っています。そのため、脳が活性化するためには、腸が元気でいることが大切なのです。更に最近、プロバイオティクスの豊富な食品を

  食べると、腸内細菌を支える生きた微生物の働きによって腸内が整い、それが脳の活動に良い影響をもたらし、ストレスや不安、うつ状態の軽減に役立つという研究が報告

  されました。腸内にあって消化を助ける、いわゆる善玉細菌は、プロバイオティクスによって養われ、増加するのです。そして、セロトニンやドーパミン、神経成長因子といった

  神経化学物質の生成や吸収、移動に対する役割を果たします。消化管が処理して脳へ送る情報は、皆私達の幸福感に関わるものなのです。是非積極的にプロバイオティクス

  を摂っていきましょう。唯、ヨーグルトや乳酸菌飲料などのプロバイオティクスの入った食品は、糖分が沢山入っている場合があります。プレーンタイプの物を選ぶか、または

  アシドフィルス菌やビフィズス菌などが含有されたサプリメントで補ってもいいでしょう。

  ◯サプリメントを上手に選んで、脳に活力を与える

  上記で、消化器官を整えて脳のパーフォーマンスを高めるプロバイオティクスの話をしました。この様に、脳に活力を与えるためにサプリメントで補う方法もあります。代表的な物

  * DHA・:・人間の脳の2/3以上は脂肪で、そのうちの1/4がDHAとなっています。DHAはアルツハイマー病のリスクを減少させると言われています。また、抗炎症作用があリ、

  グルテンによって起こる腸の炎症を抑えたり、脳の代謝が低下するのを防いだりします。 * レスベラトロール・・・1日に1杯の赤ワインが体にも脳にもいいと言われます。

  レスベラトロールはブドウに含まれる成分で、脳への血流を増やし、老化の進行を遅らせ、脂肪細胞の成長を抑えます。 * アルファリボ酸・・・体の中の全ての細胞内にあって、

  体を正常に保つためのエネルギーを作る働きをします。脳の血液脳関門を通過することができ、強力な抗酸化物質の役割をします。 * ビタミンD・・・骨にカルシウムを吸収

  させる働きをする他、脳と脳脊髄液にあって神経伝達物質や神経の成長を助けます。インスリンの感受性も改善します。