気力を奪う「体の痛み」がスーッと消える

  ◎体の痛みと「夫婦関係」の意外なカンケイ

「サザエさん」に見る長生きする夫婦のあり方 横浜市青葉区の住人が長生きする理由
妻のお喋りを馬鹿にしていませんか? カーテンを変えるだけで痛みが和らぐ!
長生きするパートナーの条件 長生きしたけりゃ「バリアフリー」を止めなさい

  ○「サザエさん」に見る長生きする夫婦のあり方

  ストレスと痛みの関係を知るうえで、とても大切なのが「夫婦関係」です。毎日顔を付き合わせるパートナーとの関係にストレスがあれば、痛みが

  悪化してしまうことがあります。最初に述べた夫婦のように、腰の痛む妻が台湾旅行に行って晴れやかな気分になったにもかかわらず、夫に、

  「お前の病気は勝手病か?」などと冷たい言葉をかけられてしまうと、腰は再び痛み始めます。痛みがある妻を気ずかわず「おい、メシ!」などと

  言ってしまうと、妻の寿命を縮めることにもなりかねません。国民的人気番組「サザエさん」には、何組かの夫婦が登場します。ここで注目する

  のは、フネさん、波平さんです。サザエさんのお母さん、磯野フネさん、和装と割烹着がよく似合う彼女は、毎日忙しく家事をこなしています。

  一方、夫の磯野波平さんは頑固でやや短気。昭和の家長らしく、身の回りの世話は全てフネさん任せ。仕事から帰ると脱いだ服の片ずけまで

  やらせている。しかも、たまに家事に手を出すと散々な結果になっています。料理をすれば作りすぎ。後片ずけのことも考えずに道具を散らかす。

  器を使いまくって、粗い物は大量発生。台所は戦場となり、片ずけるのはフネさんとサザエさん、まさに、奥さんがいないと何も出来ない夫の

  典型でしょう。しかも、波平さんは事あるごとに「かあさん!かあさん!」とフネさんを呼びます。メガネが無い。トイレットペーパーが切れている、

  お茶が欲しい、腹が減った、出かけるから着替える、新聞はどこへいった?等々、フネさんがやttりる舵の手をいちいち止めさせる。これは家事に

  対する裁量権を奪う行いで、フネさんにストレスを感じさせることにつながります。また、フネさんが外から帰ると、「ようやく母さん帰ってきたか」

  的な空気をかもし出す。出かければいいじゃないかと外出を否定はしないが、精神的な拘束感、束縛感はとても強い夫のように見えます。

  このままでは、フネさんを愛している波平さんが、無意識のうちにフネさんのストレスの原因になってしまうかもしれないのです。頑固親父と

  世話焼き女房。早死にするのはどっち?「サザエさん」のフネさんと波平さんの関係は現実を反映したもので、65歳以上の夫婦に対して行われた

  1.5万人規模の調査(愛知県)でも、「夫婦関係に満足しているか」と言う質問に対して「とても満足している」と答えた夫が27.8%、妻は15.4%でした。

  夫婦関係に不満だと答えた率は、男性が7.8%に対して女性は18.5%、加えてフネさんのようにパートナー、家族と同居している場合「現在の健康

  状態があまり良くない」と答えた女性が30.4%にも上ります。この調査の結果を精査すると、65歳以上の男性はパートナーがいるほうが健康ですが

  女性は単身者のほうが主観健康度が高い、と言う傾向が見えてきました。頼り切る波平さんは、フネさんの寿命を縮めているのです。

  それでもフネさんが明るく元気なのは、隣に住む伊佐坂軽さんのおかげ。軽さんは、家のことを気にしてなかなか出かけないフネさんを、デパートや

  観劇に連れ出してくれる貴重な存在です。2人は女学校時代からの友達で、気心が知れており、堀越しに世間話をしています。フネさんに

  とってこれが気晴らしになり、世間との窓になっている。波平さんが縮めた寿命を軽山河伸ばしてくれているのです。「地方都市に住む高齢女性

  の主観的幸福感 理論と方法」によると、家のことを何もしない頑固親父と、献身的な世話焼き女房の夫婦では、奥さんは早死にしてしまいます。

  もし、あなた自身が夫にストレスを感じているなら、是非、趣味の会やスポーツ団体へ参加してください。すると、自分が幸福だと感じられる

  主観幸福感が高くなり、健康寿命を伸ばすでしょう。また、夫は、悪気は無くとも妻にストレスをかけてしまっていることを自覚してください。

  妻が体のどこかが痛むのなら、やさしい言葉のひとつもかけてあげてください。良き夫の存在が、妻の健康寿命を延ばすのです。