低血圧・貧血立ちくらみ撃退法

 

  ✦血と気の流れを良くする漢方→東洋医学では、私達人間の体は「気・血・水」という3つの要素が体内を循環することで維持されていると言われています。「気」は生命エネルギー、

  「血」は血液や血液となる成分、「水」はそれ以外の体液全般を意味しています。低血圧や立ちくらみは「気」、貧血は「血」の働きが低下することで引き起こされていると考える。  

  生命エネルギーにはパワーをより力強くする昇提作用という働きが備わっていて、「気」の働きが弱まり、このパワーが足りなくなってしまうと、体温が上がりにくくなったり、血圧が

  不安定になったりと様々な症状が生じてきます。これが、低血圧や低体温の原因です。さらに冷え症や立ちくらみ疲れ、体力の低下等を引き起こしてしまうのです。

  そこで注目したいのが漢方の働きで「補中益気湯ほちゅうえききとう」には昇提作用の働きを補い、気のパワーを上げることで血圧を安定させる作用がありますす。また、「紅参こうじん「と呼ばれる漢方も

  同じく、「気」を補う力が強いと言われています。これらの漢方は日本でもなじみが深く、漢方薬局で市販されています。一方、貧血やそれに伴うめまいは「血」の減少が原因で、

  体内を流れている血液が減少すると起こるだけでなく、血液の材料である鉄分等の栄養素が足りなくなるだけでも「血」のパワーが弱くなり、貧血やめまいが生じてしまうのです。

  そして、これを解消するのが「人参養栄湯にんじんようえとう」や「帰脾湯きひとう」と呼ばれる漢方。これらは「血」を補う働きの他にも、精神を安定させる作用があるため、貧血だけでなく、

  めまい、睡眠不足に効果的といわれている。漢方薬に抵抗のある方には「ナツメのお茶」がおすすめです。このお茶は貧血、低血圧、立ちくらみに効果的です。

  ナツメお茶の作り方:材料 乾燥ナツメ10粒,水400㎖ 鍋に水、ナツメを入れ沸騰したら、10分ほど時間を置いて出来上がり。

  低血圧を防ぐ4つのコツー㍷最低でも7時間は寝る ㍸朝食は食べる ㍷冷たいものは食べない ㍷穀物を食べる

  貧血を防ぐ3つのコツー㍷早寝する ㍷頭を休める ㍷食事内容を淡白にしない

  ✦シジミエキスが効く→貧血予防に欠かせないカルシウム、鉄、亜鉛、ビタミンB12などの栄養素の宝庫。貧血予防の貝類といえば「アサリ」を思い浮かべる人も多いと思います。

  しかし、シジミの方が身は小さくても体に必要なたんぱく質やアミノ酸が良質です。旨み成分のコハク酸も豊富な食材です。更に、シジミは砂抜きの際の塩分濃度次第で、

  アミノ酸が増え「シジミエキス」がおいしいみそ汁を作ることができ、お勧めです。その砂抜き方法とは、水に対して1%の塩分濃度で3時間置き、その後水から出して3時間

  置くことです。シジミは淡水と海水が混ざりあう場所に住んでいますが、すむ環境の塩分濃度で味が異なります。それはシジミと外の環境の間で浸透圧が起きるからです。

  シジミを淡水の環境に置くと、その水の濃度に合わせて、シジミも栄養分を外に逃して、外の環境に合わせようとします。逆に塩分濃度がやや高めのミネラルの多い環境に置くと、

  シジミの中でアミノ酸を作り出して外の環境に合わせます。また水から出すという環境の変化の際もコハク酸を溜め込むのです。効果的とり方のもう1つは、味噌汁を作る際に、沸騰

  した味噌汁にシジミを入れると、磯の香りで風味が良くなり、貝からの身離れが良く、ほじって取らなくても、簡単に身を食べることができ、体に良い栄養素を余すことなく摂れます。

  ✦右足・左手パタパタが効く→「陰の部位」である右脚・左手を刺激すれば、血流アップ!低血圧、頭痛、肩こりを2週間で改善。

  東洋医学の基本の1つに、陰陽論というものがあり、世の中のあらゆるものを対立した「陰」と「陽」に分類してとらえ、それを踏まえ治療に生かした考えです。

  陰陽は、例えば月は陰、太陽は陽、女は陰、男は陽、体を冷やす食べ物は陰、温める食べ物は陽等に分類されます。陰と陽は常に一定なわけではなく、  

  時の流れや場所に応じて変化するものであり、相互に関係し合っています。この考えでは、体の中の様々な部分も陰と陽に分けられ、そのバランスが

  崩れると健康が損なわれると考えるのです。低血圧や高血圧のような血圧の不安定な状態も、この陰と陽のバランスが崩れているためです。

  低血圧の状態は、陰にバランスが偏っているため、血液やリンパの流れが悪くなり下の方に滞っていると考えます。そのような時は、陰の部位に刺激を

  与えることで血流を良くし、頭の方に血流を上げるようにするのです。そこで陰の部位である右足と左手を刺激する「右足・左手パタパタ」がお勧めです。

  適度な刺激により体の機能バランスが回復し、リンパの流れや血流が頭の方に上がり、低血圧やそれに伴う立ちくらみ、肩こり、頭痛等が改善されます。

  やり方は、まず、右ひざの曲げ伸ばしを5回行い、次に、右足首の曲げ伸ばしを20回、その後、左の手のひらを床につけた状態から上に反らせる動作を

  20回行います。きつい人は10回ずつに分けても良し、高血圧の人は逆の手足で行えば、血圧が下がってきます。2週間程で効果がゆっくりと現れます。

  

  ✦手のひら刺激が効く→低血圧や貧血は、心臓が全身に血液を送るときのポンプ機能の低下、それに伴う血液量の減少などが挙げられます。そして、こうした症状には

  内臓や血管を司る自律神経の働きが弱まっていることが関係しています。この自律神経の働きを正常にするのに有効なのが「手のひら刺激」、ツボを刺激する簡単な方法です。

  東洋医学の基本的な考え方では、体のあらゆる不調は「気」の流れの乱れが原因で起こるとされています。この気の通り道になっている「経路」は、様々な神経や臓器につながって

  おり、経路上にある「ツボ」を刺激することで、気の流れを整えて、つながりのある神経や臓器の働きを活性化させるのです。数あるツボの中で急な発作が起きた時と普段から

  予防できる万能ツボ、手の真ん中に存在する「労宮」というツボ、位置は手を握った時に、中指と薬指が当たる部分、そこが労宮です。このツボが刺激されると血管や内臓を司る

  自律神経の働きが整い、心臓のポンプ機能が高まって血液量が正常になります。すると貧血や低血圧が改善するのです。それに伴い立ちくらみやめまいの改善にもなります。

  手のひら刺激を行うときに気をつけてほしいのが呼吸法。低血圧による立ちくらみや貧血を急に感じた時には、血圧を一時的に上げる必要性があるため、自律神経の中の

  交感神経に働きかけて血管を収縮するのが大切です。それには、息を吸いながらツボをしなければなりません。一方、予防したい人は普段から血流をスムーズにしておくことが重要

  なので、副交感神経に働きかけて血管を拡張する必要があります。息を吐きつつツボを刺激するように心がけてください。鼻で息を吸い10秒刺激して、手を広げ息をゆっくりと吐く。

  ✦首あたため動作が効く→ツボが集中する首を温めれば自律神経の働きがアップ!貧血や低血圧に効果大。貧血や低血圧はストレスや疲れ、寝不足等が理由で自律神経の

  機能が低下していることが原因だと考えられます。そこで試していただきたいのが「首あたため動作」。自律神経は、人間の体の働きをコントロールする重要な神経です。

  そして、この神経と深い関わりがあるのが首です。首には「人迎じんげい」をはじめ、たくさんのツボが存在しており、この部分を刺激することが自律神経の働きを正常化するのです。

     唯、首は刺激に対する反応が強く、過度に押すと、逆効果を招く恐れがあるので、温める程度の刺激がちょうどいいと言います。その方法はいたって簡単。両手をこすり合わせて  

  手の温度を上げ、首に当てるだけ。貧血や低血圧で悩んでいる人は、冷え症であるケースが多い為、手が温まらないことも考えられます。そんな人は、蒸しタオルを使ってもOK。

  貧血や低血圧の人は血液の循環が悪いために肩や首のコリを訴える人も大勢いらっしゃいます。こうした症状にも非常に効果的です。毎日1分で、誰にでも出来ます。