気力を奪う「体の痛み」がスーッと消える

  ◎「しつこい痛み」をスッと消す方法

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  ○「痛みを消すには時間がかかる」と考えると、痛みは消える!

  子供の頃、風邪を引いて熱を出したら家族がすごく優しくなって、その時に食べた摩り下ろしリンゴの味が忘れられない。私達はそんなふうに

  病気になったことで得られたメリットが頭から離れず、病気に依存してしまうと言う厄介な状態に陥ることがあります。病気になれば、人は優しく

  してくれる・・・。「痛い」と訴えた時の周囲の優しさが忘れがたく、結果的に痛みに依存してしまう患者がいるわけです。

  また、これ以上我慢できないという最大の痛みを¥10」、全く痛みを感じない状態を「0」とした場合、「3」くらいの痛みであっても苦痛を強く訴え、

  実現することの難しい「0」の状態を目指す人もいます。こうして、何年にもわたって、いくつかの病院を巡り続ける人が出てきます。これでは、本人も 

  周囲も辛い状態が長く続くようになり、QOLも下がっていきます。患者の中に、痛みへの依存で負のスパイラルに陥っている女性がいます。

  彼女は病気の妹のために、10年前、肝臓を提供しました。それから今に至るまで、痛みを訴えているのは肝臓を提供したお姉さん。彼女はその時に受けた

  手術の傷跡が痛いと言い続け、全国各地の整形外科、皮膚科、ペインクリニックを回っています。しかも、私のために手術したのだからと妹さんも

  付き添っています。すでに、手術の傷は治っているのに、本人は痛みを訴える。診察してきた医者は「原因がわからない」と結論ずけ「痛み止め」を

  出して治療を終えています。納得できないお姉さんは名医がいると言う噂を聞けば遠くの病院へ出かる。ところが、傷の痛みを訴えたら、家族から

  ものすごく丁重に扱ってもらえた時の記憶が鮮明で、痛みを訴えれば「優しさ」という報酬がもらえると感じとってしまい、慢性痛になってしまっている。

  こういった症状は、「詐病」と言われることもあり、痛いと感じ続けていると、その信号が神経に残り、詐病ではなく、原因不明の本物の慢性痛に

  なってしまう。これが痛みの不思議なところで、しかも、こうなると完治は難しい。一般的に慢性痛と聞くと、腰痛や肩の痛み、腕のしびれ、坐骨神経痛

  などを思い浮かべるのでは?しかし、このお姉さんのようなタイプもまた難治性の慢性痛です。慢性痛の診断の基準は、3か月以上継続している痛みか

  どうか。たとえ原因が不明でも医者は慢性痛として、治療には入るができることは限られています。医者の役割は手術、投薬、理学療法、ブロック注射

  などによって、患者の持つ自己回復能力を手助けすることです。自分達の持つ医学の知識で、患者の回復力を最大限に活性化させる。できるのは

  そこまでです。ところが、長年、痛みに悩んでいる患者は1発逆転を求めています。医者や薬にすがる思いで診察室にやってきて、たちどころに

  痛みを消すよう求めてきます。その場合、痛みを伴う病気の治癒は難航します。何故なら、痛みの感じ方を修正し、緩和していくことは時間のかかる

  作業だからです。お姉さんが期待しているのは、痛みについて話を聞き、よく効く薬を処方してくれる医者です。しかし、現実にはこれさえ飲めば

  痛みが止まる・・・なんて都合のいい薬はありません。糖尿病の治療やコントロールはできるが、糖尿病のない体にすることはできません。

  外科医も病気の部位を取り除くことはできるが、傷が治り臓器の機能が回復するのは患者自身の免疫細胞の働きや自己生命力のお陰です。

  慢性痛と言う長年、神経に染み込んだ信号は潰瘍の様に一気に取り除くことはできません。根気よく、徐々に感じ方を変えていくしかないのです。

  医者が言えるのは、「貴方の痛みは長いから、治療も長くかかると思うけど、一緒に治していきましょう」と言うことです。この考えに納得してもらえると
  
  治療の効果も上がっていきます。そんな気の長いことはできないと言う人は、再び幻の名医を求めて、痛みを抱えたままさ迷い歩くことになります。

  結局は自分の痛みと向き合い、時間をかけて治すことが最善の道と言えるでしょう。