「リンパ呼吸」で不調は治る

  ◯寝ているだけでマッサージに匹敵する効果

  a・b・c群はいずれも、仰向けの姿勢でマッサージを行った結果です。マッサ-ジの効果を知るには、「マッサージはしないで30分間ただ仰向けになるという群れとも比べてみる

  必要があります。そこで、これをd群としました。マッサージは何もしないで30分間仰向け状態
 
  d群においても、a・b・c群と全く同じように、実験前後の濃度を比較してみました。リンパ液の
 
  流れを促すには、「リンパマッサージが必要」と一般的には思われています。d群のように、

  ただ寝ているだけでリンパ液の流れが促されるとは、普通は考えないでしょう。

  ところが、今回、検証hしてみた結果は、驚くべきものでした。マッサージをしなくても、顔、手、足

  のマッサージを行った人と、同じかそれ以上に、血液が薄くなっていたのです。即ち、それだけ

  リンパ液の流れが良くなったことを示しています。 左図は、その変化を示したものです。

  棒グラフにある「*」マークは、統計的に有意差があることを示します。「**」はより有意差

  の水準が高いことを示す。これを見ると、マッサージをしないで只仰向けになっていたd群は、

  マッサージを行ったa・b・c群と比べて、ほぼ同程度か、項目によってはより大きく下がってい

  ルノが分かります。いずれにしてもリンパ液は、一定の時間「仰向けになる」だけでも、かなり

  流れることが分かりました。これを確認するために、次のように椅子に座る群についても調べました。











  e群=座っているだけ  マッサージはしないで30分間椅子に座っていました。  f群=座って足のマッサージ  椅子に座った状態で、両下肢合わせて5分間

  (左右の太ももと足に2分半ずつ)椅子に座っていました。この場合は5分のマッサージ直後に

  採血しました。すると、椅子に座っていたe・f群では、数値の有意な低下は認められませんでした。

  つまり、リンパ液の流れは殆ど起こらなかったということが確認できました。下肢をマッサージ

  したf群でも下がっていないので、マッサージをしても、座った姿勢では効果が得られないこと

  が分かります。

  以上の結果から、リンパ液の流れを促すには、仰向けになっているだけでも、マッサージを

  するのに匹敵する効果のあることが判明しました。