病気が長引く人、回復が早い人

  ○乳癌の予防には、スカートのサイズとホクロの数をチェックする

  ●腸内フローラが多様なほど乳癌のリスクは減る・・・様々な腸内細菌を持っていると、乳癌のリスクも減らすことができます。体内を循環する女性ホルモンのエストロゲンとその代謝物の割合が

  閉経後の乳癌発症リスクと関連しています。米国内分泌学会では、腸内細菌が豊富な閉経後の女性はエストロゲンの代謝がよくなり、乳癌リスクが低下するという研究を報告しています。

  この研究は閉経した女性60人(年齢55~69歳、6~8週間前に行ったマンモグラフィーは正常)を対象に、便と尿を採取し、便中細菌と尿中エストロゲン代謝物の相関を検討した研究です。

  その結果、腸内フローラが多様な女性ほどエストロゲン代謝物の濃度が濃く、乳癌発症リスクが低いことが示唆されました。腸内フローラを構成する腸内細菌の多様性が、消化を助ける

  と共に、このエストロゲンの代謝にも影響し、乳癌にもかかりにくくする可能性があるのです。

  ●若い時に痩せていて、中年から太る人は要注意・・・乳癌に関しては、見た目でもリスクが分かることがあります。注目しているのは、スカートのサイズです。聴診器を当てる時に、女性の

  スカートのタグをチェックします。スカートのサイズが、乳癌リスクに関連することが分かってきたため、確認するのです。イギリスの卵巣癌研究で、閉経後の9万人以上の女性のデータ解析した

  ところ、20才代半ばから60才代半ばまでのあいだ、スカートのサイズが10年間でワンサイズアップすると、乳癌のリスクが3割以上上昇することが分かりました。これまでにも、背の高い女性は

  癌になりやすいということも分かっていました。慎重が10cm高くなるごとに、癌のリスクは約16%上昇します。スカートのサイズの場合、それ以上の割合です。ワンサイズアップで33%, 2サイズ

  アップで77%もリスクが上がります。乳癌は若い時に痩せていて、中年にさしかかって太る人にできやすいのです。若い時にダイエットし過ぎて、加齢と共に油断して太ってしまった。こんなタイプ

  は最も注意が必要です。太っていると、乳癌以外に、子宮癌、食道癌、大腸癌、胆のう癌、腎臓癌、白血病、頸部癌、甲状腺癌、卵巣癌のリスクも上昇します。肥満と癌は切っても切れない

  関係があるのです。

  ●年とともにホクロノ数が増えてきた?・・・女性には他にも、乳癌のサインが出やすいところがあります。肌です。それもホクロノ数に注目します。ホクロの数が多い女性には乳癌が多いためです。

  欧州10カ国、50万人以上の参加者による懐石に寄れば、ホクロのない女性に比べ、ホクロのある女性では、その数が増えるにしたがって乳癌のリスクが高まります。昔から、ホクロは女性ホルモン

  と関係があると言われてきました。乳癌は女性ホルモンと関係があるので、このような現象が見られるのです。ホクロが加齢と共に増えてきた。と思う人は、より注意して乳癌検診を受けて下さい。

  これらのサインが出ていたら、より一層腸内細菌を整える食生活を心がけてください。

  ○他人の便をカプセルに入れて飲む便移植で腸を改善

  ●他人の便を盲腸に入れてまく治療法・・・腸内細菌の乱れがある人に対して、米国ではユニークな治療が行われています。なんと「他人の便」を移植するのです。この便移植は、米国では
  
  保険適用になっています。腸内細菌が乱れている人に、健常者の便をカプセルにして飲ませます。他にも大腸内視鏡を使って、盲腸まで挿入し他人の便をまく、という治療法もあります。

  最も典型的な腸内細菌の乱れは、抗生物質の使用にって起こります。肺炎や腹膜炎などがあり、強い抗生物質を点滴していると、病気を起こしている有害な細菌が死ぬだけでなく、腸内の

  善玉菌も死んでしまうのです。そのため、殆どの菌が死滅し、クロストリジウム・デイフィシルという細菌のみが生き残ります。この細菌が繁殖し、「偽膜性腸炎」という病気を引き起こします。

  腸内に膜が張ったような特殊な腸炎が起こり、ひどい下痢が続いたり、血便や発熱などが起こります。

  ●偽膜性腸炎、潰瘍性大腸炎に便移植が有効・・・米国では年間50万人が偽膜性腸炎を発症し3万人が死亡しています。この腸炎に対して施される治療が「便移植」なのです。1~2回の便移植

  を行うだけで90以上が完治し、大変高い効果を上げています。他にも潰瘍性大腸炎という難病指定の病気があります。遺伝子や感染症などが原因と考えられているが、まだ原因が特定されて

  いないために、特定疾患に指定されている病気です。この腸炎も、腸内細菌の乱れが原因のひとつだと考えられています。日本では、潰瘍性大腸炎の患者に対して便移植が始まっています。

  問題は便を扱うためC型肝炎ウイルスやHIVウイルス、梅毒などの感染症十分に排除する必要があることです。叉、自分以外の便を体内に取り込むので、心理的な抵抗がある患者もいます。

  この場合、自分の親や兄弟などの2親等以内の近親者や配偶者の便を使うようにしています。米国では、カプセルに入れて、便を飲む事ができるが、薬事法の問題で便は薬なのか、サプリメント

  なのか、もめたことがあります。現在は、薬の扱いになっています。健康な人の便100gの中には、様々な種類の100兆個の腸内細菌が含まれています。対して、同じ量のヨーグルトには、たった

  1種類の乳酸菌が200億個です。便移植は文字通リケタ違いに有効なのです。便を移植することで病気が治るほど、腸内細菌を整えることは重要です。腸内細菌自体が、最早ひとつの臓器だと

  考えてもいいでしょう。