病気が長引く人、回復が早い人

  ◎腸内フローラの活躍で癌は治せる

胃が美しい人ほど長生きできる アルコールを飲まなくても肥満だけで癌になる
胃炎の人が塩分を摂り過ぎると、胃癌の発生率は3倍に増える 魚の油・EPAで癌の原因・炎症を取り除く
胃炎を改善するブロッコリーは癌にも効く 運動で大腸癌の発生が50%以下になる
腸内フローラの状態を良くすると全身の免疫力がアップする おでこと頭頂が薄い人は前立腺癌に注意
乳癌の予防には、スカートのサイズとホクロの数をチェックする 癌と診断されたら漢方薬・十全大補湯を服用する
他人の便をカプセルに入れて飲む便移植で腸を改善 癌は敵ではなく、頑張ってきた自分の姿だと知る

  ○胃が美しい人ほど長生きできる

  ●胃がきれいな人は長生きします・・・年間5000人もの患者を内視鏡で見ている臨床医としての実感です。胃や腸が美しい人は病気になりにくく、胃や腸が荒れている人は病気になりやすい。骨が

  脆かったり、血圧が高かったり、認知症になりやすかったりします。中でも癌が多いため、寿命が短いのです。長生きする人の胃は、きれいなピンク色をしています。胃粘膜がしっかりと張られ、粘液が

  びっしりと粘膜をこーテイングしています。ピカピカと光沢があり、内視鏡の先から放射される光を反射するほどみずみずしいのです。よく粘膜を観察すると、赤い点々の模様が見えます。これを「RAC」
   
  サインと呼びます。RACサインがあれば、健康で炎症のない胃です。RACサインをよく拡大して観察すると、その本態は毛細血管が粘膜から透けているものだと分かります。もし、胃に炎症が生じて

  いれば、RACサインは見えなくなります。

  ●萎縮性胃炎で胃に腸の粘膜が発生する・・・日本人の胃は、特に荒れています。50~60%の人の胃に炎症(胃炎)があります。胃炎は、病的な老化や癌の引き金になります。長生きできない典型的な

  胃は、褐色調に変色し、色あせています。変色した粘膜を「萎縮性胃炎」と呼びます。原因はピロリ菌感染です。萎縮性胃炎の問題は色だけではなく、粘膜自体がペラペラに薄くなってしまっています。

  これは長引いた胃炎の結果、粘膜が荒廃し、細胞の数が減ってしまうためです。正常では見えないはずの、粘膜の下にあると太い血管まで透けて見えるようになります。ピロリ菌に感染した胃の

  粘液はベタベタと粘調になり、白く濁っています。胃の粘膜に黄色いコレステロールが沈着します。萎縮性胃炎の面積が広い人ほど、胃癌の発症率は高まります。まず胃の細胞の遺伝子に傷がつき、

  それから、本来ツルツルしている筈の胃粘膜に凹凸ができます。これを腸上皮化生(ちょうじょうひかせい)と呼びます。胃には、胃に固有の細胞が張っているのですが、胃炎が長く続くと、小腸や大腸の粘膜に似た

  「腸の粘膜」が胃にできてしまうのです。内視鏡で見て、本来ツルツルしている胃がデコボコしてきていたら、それが腸上皮化生です。腸は胃とは異なり、栄養を吸収する臓器です。

  胃に腸上皮化生ができてくると、発癌性物質を含めた様々な有害物質まで吸収してしまいます。それが胃癌を発生させるのです。私達ができるのは、胃炎の原因を取り除き、胃の腸化を防ぐこと。

  胃炎を決してやり過ごしてはいけないのです。除菌すると8~9年と長い時間は必要ですが、またピンク色の胃粘膜が再生してきます。葉酸やビタミン12などのビタミンの吸収もよくなり、

  ビタミンCの胃液への分泌もよくなります。胃液もサラサラしてきれいな透明になります。国民総除菌の時代が来ました。ピロリ菌に感染していないか調べ、あるなら除菌して美しい胃を取り戻しましょう。

  レジリエンスを高めるには、まずきれいにすることです。