病気が長引く人、回復が早い人

  ○1日小匙2杯のココナッツオイルが脳細胞死を遅らせる

  ●アルツハイマー型認知症は「第3の糖尿病」・・・突然死を招く血管の病気を改善する食材としてオリーブオイルを紹介したが、認知症に効果のあるオイルもあります。ココナッツオイルです。特に、

  アルツハイマー型認知症の症状改善におすすめです。アルツハイマー型認知症は「第3の糖尿病」ともいわれ、よく糖尿病に例えられます。糖尿病の患者の体内では、血液中に糖が溢れている

  にも拘らず、細胞自体は糖を取り込めずに糖不足に陥ります。本来はインスリンというホルモンが働き、血管を流れる糖を細胞の中へと押し込めます。ところが糖尿病になると、インスリンの働きが

  落ちるために細胞に糖を取り込めません。その結果、細胞が糖を利用でず飢餓状態になり、どんどん痩せていくのです。アルツハイマー型認知症では、この状態と似たようなことが脳の中で起こり、

  アルツハイマー型認知症の患者の脳では、インスリンの働きが悪くなっています。脳神経細胞表面のインスリンが作用するレセプターが減少するからです。そのため、糖が脳細胞に取り込まれず、

  脳細胞が「ガス欠」のようになり死んでしまい、どんどん脳が萎縮するのです。物忘れが激しくなり、最終的には自分ひとりで生活することができない状態になります。ココナッツオイルには、

  中鎖脂肪酸という天然成分が約60%含まれています。中鎖脂肪酸は、腸内で吸収されて肝臓に運ばれ、肝臓内で「ケトン体」に変化します。するとアルツハイマー型認知症の脳で、糖が利用でき

  なくてもケトン体がエネルギー源として使われるようになるのです。そのお陰で脳細胞の死を減らすことができ、脳細胞がケトン体によって延命でき、認知症の症状を和らげるこ事が可能です。

  ●植物油をココナッツオイルに変えるだけで大腸炎が軽くなる・・・この他にもココナッツオイルの健康効果には、色々な物があります。代表的な3つの効果を
ご紹介します。ココナッツオイルの

  約60%を占める中鎖脂肪酸は、消化の際に胆汁や膵液といった消化液を必要としないという特徴があります。中鎖脂肪酸は分子量が大変小さいため、吸収されやすいのです。通常、植物性の油は

  消化吸収の時、胃腸に負担がかかります。植物油からココナッツオイルに変えただけで、クローン病や潰瘍性大腸炎の症状が軽くなった患者もいます。胃腸の調子が思わしくない人は、少量から

  でも使ってみるといいでしょう。唯、ココナッツオイルを摂ると、便がゆるくなる人もあり、1度に沢山の量を摂ると、下痢を催すことがあるので要注意です。まず1日小匙1杯程度から始めましょう。

  便の状態を見ながら徐々に小匙2杯まで増量していきます。また、糖尿病、腎臓病、肝臓病の重い方は、かかりつけ医師に相談してから始めましょう。

  ●中鎖脂肪酸では太らず、95%がすぐにエネルーぎーに変わる・・・病院での治療において、特に重症な外傷や火傷などの場合や、癌などの大手術後で体に負担が大きい状態では、医者は患者に

  中鎖脂肪酸を含んだ液剤を点滴します。中鎖脂肪酸は、すばやく吸収されて、体内で即エネルギーに変換されるためです。手術の後では、体は回復するために沢山のエネルギーを必要とします。

  中鎖脂肪酸のような即効性のあるエネルギーが、傷を治すために欠かせません。もちろん点滴の代わりに、食べ物としてココナッツオイルを体内に取り込んでも同様の効果があります。

  ココナッツオイルの中鎖脂肪酸は体内に取り込まれた後に、肝臓内に入ったその95%がすぐにエネルギーん変わります。代謝が早いため、脂肪などに変化して体内に蓄えられることはありません。

  中鎖脂肪酸を取り入れても、必要以上に体内に蓄積されて肥満の原因になったり、肝臓にたまって脂肪肝になったりすることはほぼないのです。病中病後、体が弱っていると思ったらココナッツ

  オイルを摂って疲労回復することをお勧めします。

  ●最新研究で分かったココナッツオイルの長寿効果・・・また、最新の研究では、ココナッツオイルを摂る事で得られるケトン体が、長寿遺伝子を活性化して体を「長寿モード」にギアチェンジして

  くれることが分かりました。ケトン体が増えると、FOXO(ワックス・オー)という長寿遺伝子が活性化され、mTOR(エム・トール)遺伝子が抑制され、まさにカロリー制限した時と同じ長寿モードに

  遺伝子発現が変わるのです。カロリー制限をして長生きになったマウスやアカゲザルを徹底的に調べてみると、寿命が延びている個体は皆ケトン体が出ていたのです。このようなデータから、

  ケトン体は長寿につながる新しい経路であることが証明されつつあります。また、ケトン体を増やす食事をすると、乳癌(IGF-1レセプター陽性乳癌)の脳転移巣の進行が、抗癌剤治療を行わ

  なかったにも拘らず、抑えられたという報告があります。ココナッツオイルを摂る事で増えるケトン体が、乳癌をはじめとする発癌に関係するIGF-1を抑え、乳癌の進展抑制や乳癌の1次予防に

  効果が期待されるのです。癌細胞は、糖が大好きで糖を食べて増えてしまいますが、癌細胞はケトン対を利用できないので、糖(炭水化物)を控えて、ケトン体を増やせば、癌細胞を兵糧攻めに

  出来るのです。

  ●ココナッツオイルで糖尿病薬を減らせる・・・但し、糖尿病の治療中で定常的にココナッツオイルを飲んでいる人は、注意が必要です。摂取してから3時間後くらいにケトン体の濃度が血液中で

  上がってくると、低血糖になる人がいます。治療で、SU剤(アマリール、オイグルコン、ダオニール、グリミクロン)を飲んでいる人、インスリンを打っている人は、ケトン体が膵臓からのインスリン

  分泌を増やすために、ちょうど糖尿病薬を増やしたのと同じ状態になるのです。その場合は、SU剤やインスリンの減量が必要になります。よくメカニズムを理解していない医師だと、それはココ

  ナッツオイルの副作用だから中止しましょうと言ってしまいがちですが、それは正しくなく、むしろ糖尿病薬やインスリンを減量できるチャンスなのです。