病気が長引く人、回復が早い人

  ○突然死しないために夜8時になったら怒らない

  ●夜7~9時は腹上死の危険大・・・怒ってはいけない時間があることをご存知ですか?夜8時になったら、怒りは厳禁です。脳出血で突然死する恐れがあるためです。私達の体には

  タイムスケジュールがあり、体内リズムがあるため、体の状態が時間によって異なるのです。夜7~9時はの時間帯は、最も血液がサラサラになりやすい時間です。血栓を溶かす作用のある、

  IPAと言う血液溶解物質の働きが1番活発に働くからです。この時間は、脳出血のリスクが高い時間なのです。脳出血の最大の原因は高血圧です。リスク大の時間に、急激な血圧上昇を

  起こすような激怒、過激な運動、、いきみなどは避けたほうがいいでしょう。血圧の高い人は「腹上死」にも注意が必要です。

  ●起きたら、まずトイレに行き、血圧を測る・・・逆に1番血液が固まりやすいのが、朝9時です。IPAの働きが最も抑えられる時間帯だからです。病院では当直医をしていると、朝9時に翌日の

  当直医へバトンタッチになります。夜中、重症な患者さんの治療や処置で眠れず、ようやく朝うとうとしてきた時、救急車から搬送依頼の電話が鳴るのが、この9時前後。この時間帯の患者さん

 に多いのが脳梗塞です。朝は唯でさえ、血圧の急激な上昇が起こり易い時間帯です。人間は寝ている間にも、交感神経がだんだん興奮してきて、朝5時位になると、血圧が上がり始めます。

  起きる頃には急激に上昇し、脳や心臓の血管が詰まりやすくなるのです。この様に血圧が朝上がる現象を「モーニング・サージ」「早期高血圧」と呼びます。早期高血圧がもたらす危険には

  朝の血圧をしっかり測る習慣を持ってください。自分で血圧計を買い、自宅で血圧を測るようにしましょう。朝起きたらまずトイレに行きます。その後1~2分安静にし、血圧を測ります。

  「早朝高血圧」の人は、脳梗塞、心筋梗塞などの血管病のリスクが高いので要注意です。心筋梗塞は朝起きてから1時間以内に起こることが多く、脳梗塞の発症も朝6~10時がピークです。

  また、突然死の原因である不整脈(心室細動)も朝9時に多く見られます。朝の薬を飲み忘れないようにすることが大切です。

  ●朝11時までにおしっこをする・・・血管に関する病気以外でも、時間帯で発症しやすい病気があります。喘息発作が起こりやすいのは、朝3~5時です。春や秋の季節の変わり目、台風が

  来たりすると気圧の変化が激しくなります。これらの時期の、さらにこの時間帯に発作が起こりやすいことを自覚して、発作薬や吸入薬、ネプライザーなどを近くに置いておきましょう。

  リウマチなどの自己免疫の病気の症状が悪化するのは、朝7~9時です。朝のこわばりなどもひどくなります。リウマチの場合、こわばりが1時間以上続くことも。痛み止めが必要になります。

  痛風の人は、朝9~11時に尿酸値がピークに達します。この時間は意識して水分を取り、尿酸を尿で排出するようにしましょう。この様に人間の体にはリズムがあります。このようなリズムを

  踏まえて生活すると、例え持病があっても調整しながら生活することでレジリエンスが高まり長生きできるでしょう。

  ●午後3時には会議をしない・・・これまで病気のリズムについて触れてきたが、体内リズムを知っていると日常生活の他の場面でも効率的に過ごせます。例えば「午後3時には会議をしない」。

  人間のホルモンバランスで、テストステロンというホルモンの値が1番下がる時間帯なのです。テストステロンとは、主に男性の睾丸から分泌されるホルモンです。女性ホルモンからも作られる

 ので、女性にもあります。いわゆる「男まさり」と言われる女性は、この値が高いことが分かっています。テストステロンは物事に対する集中力をアップさせる「攻撃ホルモン」です。テストステロン値

  が下がる午後3時は、中高年男性において集中力が最も下がりやすく、作業効率が落ちて眠くなったり、ボーっとしやすくなる時間帯なのです。大事な会議や決断は。午後3時を避けましょう。

  ●深夜1~3時に熟睡すると若返る・・・他にも知っておくと便利なリズムがあります。夕方6時に商談やデートがある人は、事前に必ずトイレに行っておきましょう。夕方5~6時はもっとおしっこが

  よく出る時間帯なのです。赤ちゃんを身ごもっている人は、夜11時から深夜1時に産気ずく可能性大です。自然分娩が始まりやすいのがこの時間帯だからです。妊婦さんの家族は用事を控えて、

  心の準備を整えましょう。朝6時に自然分娩の確率が最も高くなります。そしてアンチエイジングに欠かせない時間帯が、深夜1~3時です。人間の体を錆び付かせない様に守ってくれたり、

  成長を促したりする「ヒト成長ホルモン」が分泌される時間帯です。この時間帯の睡眠は逃さないようにしてください。ヒト成長ホルモンは、若い時にはどんどん分泌されるが、年齢とともに分泌量は

  減少します。これが老化に大きく関係しています。貴重なヒト成長ホルモンを大切に守る意識と習慣を持ちましょう。