病気が長引く人、回復が早い人

  ○心臓病のリスクを下げる地中海食の秘密

  ●大匙4杯のオリーブオイルと毎日のナッツが効く・・・脳梗塞、心筋梗塞など血管の病気は、血液中に脂肪やコレステロールが増えると起こりやすくなります。血管が硬く脆くなる動脈硬化が

  起こり、さらにそこにドロドロの血液が流れることで最終的に血管詰まりを起こします。貴方の周りにも、血液をサラサラにする薬を望んでいる人がいるでしょう。血液サラサラの薬は大きく分けて

  2種類あり、まず、「抗血小板薬」です。血液を固める血小板と言う血球を抑えて、サラサラにします。抗血小板には、バイアスビリン、チャイルドバファリンなどがあります。もうひとつは抗凝固薬」

  です。こちらは抗血小板薬より強力な薬です。心房細動などの不整脈があると、心臓の中で血液がよどみ、血の塊(血栓)を作ってしまうことがあります。血栓が脳に流れて、脳の血管に詰まって

  しまうと脳梗塞を起こし体が麻痺したり、寝たきりになったりします。抗凝固薬はこの血栓を溶かす働きがあり、ワーファリンやキュースなどがそれにあたります。実は抗血小板薬と似た効果を持つ

  食べ物があります。オリーブオイルとナッツです。権威ある医学誌ニューイングランド・ジャーナルに掲載された7447人を対象にした大規模統計試験によると、オリーブオイルを1日大匙4杯とナッツ

  30g(15gのクルミと7.5gのヘーゼルナッツ、7.5gのアーモンド)を毎日摂ると30%も心筋梗塞を減らすことが分かっています。それに対し、抗血小板薬は10%です。つまりオリーブオイルとナッツは

  抗血小板薬よりも心筋梗塞を減らす効果が高いのです。この論文は世界中で話題になっています。オリーブオイルを沢山使うのが地中海料理です。フルーツ、シリアル、野菜、魚介類、ナッツ、

  ワイン・・・これらは血管の病気予防には最適の食材です。欧米人が好んで食す赤身肉は、体内に入ると腸内細菌によって代謝されて、トリメチルアミンオキサイド(TMAO)と言う物質を生み出し、

  赤身肉を摂り過ぎてTMAO値が高くなると、動脈硬化が起こることが分かっています。腸内細菌が動脈硬化をもたらすのです。一方、地中海沿岸の地域の人達の食事は、魚介類が中心です。

  彼らは、周囲の欧米人に比べて心臓病の死亡率が低いのです。これは食生活による影響でしょう。

  ●摂るならエクストラヴァージンオリーブオイルを・・・毎日の食生活にぜひオリーブオイルとナッツ、地中海料理を取り入れて下さい。但し、オリーブオイルは「エクストラヴァージンオリーブオイルに

  限ります。オリーブオイルには、ピュアオイルやブレンドなど様々な種類があります。なかでもエクストラヴァージンオリーブオイルは科学的処理が行われていないオリーブオイルなのです。

  オレイン酸を70%含み、高品質。独特の風味があり、サラダやパンなどにそのまま付けて食べられます。1日大匙4杯摂ると、動脈硬化予防に役立ちます。ナッツは毎日30gです。赤ワインは

  1週間にグラス7杯以上です。

  ○薬品で摂るカルシウムは寿命を縮める

  ●カルシウムを摂るなら食品から・・・実際に骨粗しょう症になった場合、治療ではカルシウム以外にビタミンD、ビタミンK、ビタミンB、葉酸、ビタミンEが有効です。ビタミンDは1日400~800IU

  (10~20μg)、ビタミンKは250~300μgを摂ることが推奨されています。ビタミンB6が欠乏すると、老化物質であるホモシステインが増え、活性酸素が増加して、骨を攻撃し、骨の質を悪くします。

  ●カルシウムが血管にこびりつき、石灰化する。・・・カルシウムをサプリメントや薬で摂ることがリスクになるのは、体内に取り入れた時に、カルシウムの血中濃度が急激に上昇し過ぎるためです。

  血液虫に増え過ぎたカルシウムが血管にこびりつき、血管の石灰化を引き起こします。血管が詰まりやすくなるのです。特に狭心症や脳梗塞の原因になるため、心臓や脳の血管が加齢と

  ともに細く詰まりやすくなっっている高齢者は注意が必要です。同じ量のカルシウムを「食品として」摂取した場合には、病気のリスクの上昇はありません。カルシウムはできるだけ食品から

  摂る様にしましょう。どうしても薬やサプリメントから摂る必要があるなら、1回500mg以上摂取しないことが重要です。