病気が長引く人、回復が早い人

  ○グルコサミンは長寿の有効サプリメントだった

  ●ひざへの効果は証明されていない・・・「酸化ストレス」の予防に、ひざの痛みの解消サプリメントとして人気の高い「グルコサミン」が効果的ということが分かってきました。グルコサミンは

  アミノ酸の一種で、サプリメントとしても人気です。日本のグルコサミン市場は390億円。これは単一のサプリメントでは第1位。サプリメントの会社が扱う銘柄としても第1位(第2位はコラーゲン、

  第3位はビタミンB群)なのです。購入者の多くは、ひざの痛みを抱えている人達、代表的なのが「膝関節症」という病気の患者さん達です。ところが、グルコサミンは膝関節症に効かないというのは

  整形外科領域の医者の間では常識なのです。これまでに膝関節症への効果を実証した論文はありません。あらゆる大規模易学調査でも、グルコサミンは膝の痛みに効果がないことが証明されて

  います。2012年の米国リウマチ学会でも、グルコサミンに膝関節症予防効果はないことが報告されました。

  ●グルコサミンはミトコンドリアを活性化し、細胞を若返らせる・・・膝への効果がないのに人気が高いため、医者から揶揄(やゆ)されることの多かったグルコサミンですが、最近では再評価されている。

  「グルコサミンが寿命を延ばす」という論文が、「ネイチャー」や権威のある医学専門誌である「セル」に発表されたためです。グルコサミンを投与すると、寿命の延長効果が見られるという論文です。

  私達は生きていくために、エネルギーを作り出さねばなりません。酸素を取り込み、細胞内のミトコンドリアでエネルギーを作り出します。ここで生まれるのが、体の錆び付きの基である活性酸素です。

  活性酸素の産出場所出であるミトコンドリアは、例えるなら機関車のボイラー部分です。ボイラーで石炭をガンガン燃やすと、燃えカスが出ます。それが活性酸素なのです。燃えカスが溜まって

  ミトコンドリアから漏れ出ていけば、人体の環境も悪化していきます。グルコサミンには、ボイラーであるミトコンドリアの機能をちょうどよく調整し、オーバーヒートしないようにする働きがあります。

  グルコサミンを摂ると、古くなったミトコンドリアを新陳代謝するオートファジー(自食作用)という働きが活性化されます。古くなったミトコンドリアが溜まってくると、有害な活性酸素が増加し、遺伝子が

  不安定化し発癌につながります。オートファジーとは、オートファゴソームという幕のようなものが細胞の古くなったミトコンドリアを包み込んで食べて新しくする働きです。細胞が若返り、きれいに

  なります。タンパク質の質が高まるため、長寿効果も得られます。同時にグルコサミンは、細胞内のミトコンドリアの過剰な働きを抑えます。ミトコンドリアの機能を少し落とし、オーバーヒートを

  起こさないようにしてくれるのです。エネルギーを作るミトコンドリアが活性化し過ぎると、まるでボイラーからススが出るように、活性酸素が生じやすくなります。現在は、ミトコンドリアの機能を

  少し抑えたほうが、長寿につながると考えられているのです。グルコサミンは、最早膝ではなく長寿のために摂る、アンチエイジングサプリメントと意識を変えるべき時期が来ています。

  ●3割の食事制限やポリフェノールでグルコサミンと同じ効果が得られる・・・ミトコンドリアの過剰な働きを抑える効果は、食事などのエネルギー制限でも得られます。普段よりも3割程度カロリーダウン

  するだけで、ミトコンドリアのオーバーヒートを抑えることができます。また、赤ワインの中に含まれる「レスベラトロール」というポリフェノールのサプリメントを摂っても同様の効果が得られます。

  因みに、膝の痛みを放っておくと、活性酸素が増えてしまいます。痛みがあるということは、体内に炎症が生じているということです。炎症は酸化ストレスを生じさせます。グルコサミンを飲む前に、

  膝の痛みに本当に効果がある太もも(大腿四頭筋)の筋力をつけるトレーニングをしましょう。このトレーニングは、痛み止めの薬と同等の効果があることが証明されています。因みに骨粗しょう症を

  抑える効果があるのは納豆です、納豆を食べる東日本の人は、西日本の人より骨折が少ない。納豆の中に、豊富に含まれているビタミンKが骨粗しょう症を予防すると考えられています。

  ○大根おろしとレモンで自然毒を除去する

  ●ジャガイモ、トウモロコシ、ギンナンにも毒がある・・・食品店添加物、汚染物質、残留農薬などの問題だけでなく、普段摂っている食べ物の中にも、私達の体に毒となる物がいくつかあります。

  有名なのはフグやジャガイモの芽など、いわゆる自然毒です。 ・キャッサバ:青酸配糖体 ・青梅:アミグダリン ・フグ:テトロドトキシン ・アオブダイ:バリトキシン ・イシガキダイ:シガテラ毒 など。

  ●大根には解毒作用、レモンには活性酸素除去作用がある・・・フグやキノコ類などの毒は、致死率が高いので食べる時には注意が必要です。他の食材も、食べる部分や食べる量に気をつけ

  なければなりません。また、こうした天然毒に対抗する為に有効なのが、大根おろしとレモンです。大根おろしには、発癌性物質の解毒作用が、またレモンにも活性酸素を除去する作用があります。

  普段の食事には、大根おろしとレモンを追加してみましょう。