病気の回復が早いか遅いか? 

   同じ時期に風邪を引いても、薬を飲まずに2~3日で治ってしまう人もいれば、そのまま長引いて寝込んでしまう人もます。転んで同じ部分を骨折して入院しても、3ヵ月後に普通に歩ける人もいれば、

  寝たきりになってしまう人もいます。同じ進行段階で癌の治療を受けても、回復する人もいれば、再発したり、別の場所に転移してしまう人もいます。ショックな出来事があっても、気持ちの整理をつけて

  前向きになれる人もいれば、そのまま立ち直れずに心を病んでしまう人もます。毎日200人の患者を診察していると、不思議に思うのが、何故このように病気が長引く人と、回復が早い人がいるのか

  ということです。調子がを崩してもなかなか回復できないと、多くの人は「年のせいだから仕方ない」と思うでしょう。同じ年の同じ日に生まれ、同じくらいの生活レベルで暮らしてきたとしても、

  長生きできる人とできない人がいるのです。最近気ずいたことは、見た目が若い人は、病気になりにくいということです。見た目が若い人の体を調べてみると、血管や血液、また心臓や脳、胃腸などの

  臓器の状態が良く、それを構成している組織、細胞までも若々しい。この若々しさは、言い換えると、「レジリエンス」があるということです。レジリエンスと耳慣れない言葉かもしれませんが、抵抗力、

  抗病力と訳されます。病気を遠ざけたり、ダメージを受けてもポキッと折れず、すぐに立ち直れる、バネのような回復力のことです。外見が若々しい人は、体の中身も若々しく、レジリエンスも高いため、

  心臓病や癌といった死に至る病気から認知症まで、あらゆる病気を遠ざけることができます。結果的に、見た目が若い人達は、元気に長生きできるのです。レジリエンスは、生まれつきの能力だけで

  決まるわけではありません。食事や運動の仕方、身の回りの環境の整え方、ものの考え方など、細かい生活習慣を変えていくことで、身につけることができるものなのです。人は生きていれば必ず

  老いて病気になり、やがて亡くなります。生き物としての運命です。しかし、いい習慣を身につけ、実践すれば、その運命を自分の手で変えることができます。ここでは最新の科学的根拠に基ずいた、

  レジリエンスを身に着ける為の「健康長寿の習慣」を紹介します。今日から、ひとつでも実践し、病気にならない人、なっても回復が早い人を目指してください。                     

見た目を若くすると病気にならない 認知症は全身病だと知っていますか?
突然死をを予防する血管ケア習慣術 腸内フローラの活躍で癌は治せる
おわりに


  

   ◎見た目を若くすると病気にならない

自動的に若返るにはまず3分、できたら3日続けよう 精子の実験で分かった毒消し効果のある抗酸化物質
細胞が老化する「糖化」と「酸化」 大根おろしとレモンで自然毒を除去する
「糖の呪い」で早死にしない為に 30歳を過ぎたら貴方の体は毒だらけ
フライ・ステーキ・マヨネーズは控えて、食後には緑茶を飲む サプリメントを選ぶ時には、最初に表示される物質名を確認する
バイアグラを週1回、アンチエイジング薬として服用する 15分以下、100分以上の激しい運動は却って老化を進める
糖尿病の先には癌が待っている? 日野原重明先生も実践。大隊四頭筋を鍛えると長寿になる
胆石を放って置くと寿命が縮まる 腹8分目と有酸素運動で、寿命を決める「テロメア」が伸ばせる
歩きながら会議をし、立ったままデスクワークをする プチ断食で長寿遺伝子を活性化させる
息を吸う、食事をするだけで体は錆びていく 玉ねぎを食べるとやる気ホルモンが増える
三浦雄一郎さんが、標高6000mで飲んだホットワイン 男性ホルモンを高めたいならきついパンツをはいてはいけない
グルコサミンは長寿の有効サプリメントだった 赤い色を身につけ、強いチーム、勝ち馬を応援する
ミツバチの減少が警鐘を鳴らす、知らずに口にしている有毒物質

  ○自動的に若返るにはまず3分、できたら3日続けよう   

  ●世界長寿は122才の女性・・・人類史上で最も長生きした女性のひとりは、122才まで生きたカルマンさんという人です。121才の時に、科学誌「ネイチャー」の表紙を飾りました。

  このような100才以上の長寿者のことを百寿者(センテナリアン)と呼びます。百寿者は、生活習慣病になりにくい遺伝的な素因を持っています。100才以上の長命な家族がいる人は、90才以上まで

  長生きする確率がそうでない人より4倍高いことが分かっています。このような家系は、代々病気を遠ざける力、レジリエンスが高いのです。但し、遺伝的な素因だけでこのように長生きできるわけでは

  ありません。もしカルマンさんが、暴飲暴食をし、常に睡眠不足で心がうつうつしていたら長生きできたでしょうか。少なくとも、100才を超えることはできなかったはずです。先天的な素因以上に、

  環境的な要因が重要になります。特に人生の後半で、運動と栄養をはじめとする日常生活の「習慣」をどうしていくかが、長寿のポイントです。

  ●毎朝の歯磨きがアンチエイジングの基本・・・朝起きて顔を洗ったり、歯を磨くのに、いちいち意識する人はあまりいいないでしょう。頭で考えたり、強い意志を持たなくても、ほぼ自動的にできてしまう。

  これが「習慣」のすばらしさです。洗顔も歯磨きも何も考えずにできるほど簡単ですが、そのお陰で私達は清潔でいられるし、虫歯を予防することもできています。アンチエイジング(抗加齢)の基本です。

  面倒くさがりで怠け者の人でも、1度いい健康習慣を身に着ければ、自動的に病気になりにくい若々しい体に変わります。
 
  ●見た目の若さは何故大切か?・・・いい健康習慣を見つける際に、吟味しなければならないのが科学的裏付けの有無です。科学的根拠の少ない民間療法を続けても、体にいい結果は表れません。

  やはり最新の科学データに基ずいた正しい「健康長寿の習慣」であれば、積み重ねていくことで、体がいい方向に変化します。見た目が若くなるし、風邪も引きずらくなる。こういう状態を保っていると

  心臓や脳の病気、癌なども遠ざけることができるのです。いい習慣を身に着ける為には、まずチャレンジすることです。チャレンジに3分、それができたら次は3日間頑張ってみましょう。習慣化には

  3の法則があります。最初のステップが3日間、それができたら3週間、3週間続けられたら、3ヶ月です。3ヶ月経つ頃には、習慣を自分のものにすることができます。ひとつのことを3ヶ月継続できれば

  もう意識して頑張る必要はなくなります。習慣の威力は何といっても、自動的に意識を使わずにできるようになるということで、貴方は自動的に、レジリエンスのある若々しい心身へと変わります。