9割の人が栄養不足で早死にする

  西洋には「今の自分は、今までの食べ物からできている」という言葉があり、これは「これからの食事を変えると、未来の自分を変える」ことを意味します。

  人間は生まれた時から、全ての人に決められていることがあります。それはいつか死ぬこと。亡くなる時を決めることはできません。しかし、その時がくる迄

  どのような身体でいるかは、自分が何を食べるているかが決めるのです。今日からの食べ物が、未来の自分を創っていくのです。

日本人は栄養不足に気ずいていない 摂りたい栄養・絶対避けたい栄養
若々しさのもとは肉が1番! 症状別・元気を取り戻す栄養の摂り方
40代から急激に老化する仕組み 40代からの栄養ガイド

 


   ◎日本人は栄養不足に気ずいていない 
新型栄養失調、貴方は大丈夫? 健康番組に振り回される
毎年2万人も出る結核患者 日本の医師は栄養をよく知らない
食生活の常識を見直す必要がある 増えている「隠れ脚気」
白いご飯は本当に日本の伝統食か 栄養で病気や老化を改善し、予防する「栄養療法」
日本の食事はどう変化したか 「健康量」という考え方が大切
玉石混淆のサプリ事情 この章のまとめ

   ○新型栄養失調、貴方は大丈夫?

  「飽食の時代」と言われるようになって久しくなります。健康面でも、メタボリックシンドローム、肥満、糖尿病などの生活習慣病が、私達の食事の問題点と

  して注目されるようになりました。いずれも食べ過ぎ、栄養過多と言われる問題です。今の時代、人にとってのカロリー源となる糖質、脂質、蛋白質を

  はじめとする栄養は、十分足りていると思われています。そもそも、「栄養失調」と言う言葉自体、日本国内の事情としては、殆ど死語と化しています。

  ところが近年、「新型栄養失調」という言葉が、日本人の健康と食事にまつわる新たなキーワードとして浮上してきています。「新型栄養失調」は特に

  高齢者や若い女性に多く見られる現象です。年をとってお茶漬けサラサラの粗食が多くなってしまった高齢者や、ダイエットをしている女性などがその

  代表例です。が、その他にもカロリーを気にして偏ったダイエットに走る人や、安いファーストフードやコンビニ食などが常態化している人、スポーツドリンク

  をよく飲む人など、働き盛りの男女や子供も含め、もっと広く、すべての年代に当てはまるのが特徴です。普段から健康や栄養に気を使い、3食きちんと

  食事を摂っていても例外ではありません。3食きっちり摂っていても、栄養が足りていないのです。栄養失調というと、「お金がなくて食べるものにも事欠く」

  といった、いかにも貧しい人にありがちなものという印象を受けるが、所得とは関係なく起こっているのが「新型」と言われる所以です。これは食材の問題、

  或いは生活習慣、ストレスの増大との関係が指摘されていますが、何よりも言えることは日本人の食生活の実態が想像以上に乱れ、栄養バランスが

  かなり悪くなっているということです。あなたの栄養は大丈夫でしょうか?

  ○毎年2万人も出る結核患者

  アメリカで栄養補助食品、いわゆるサプリメントが流行り始めたのは、1980年代後半です。国民があまりにもサプリを多様することになったことから、健康

  にも悪影響でもあるのではないかと懸念した国の栄養問題に関する特別委員会が、栄養調査を開始しました。その結果、高所得者ほどサプリメントを多用

  していて、しかも、そういう人たちの方が健康で、医者にかかる率も低いことがわかり、改めて栄養と健康の問題が注目されるようになりました。

  積極的に健康増進を図りたいのなら、しっかりと栄養を補給した方がいいのではないか、という考え方に傾いていったのです。このところ、日本でも、国民

  の健康について、栄養事情の面から見直されるようになってきました。そのきっかけとなったのは、高齢になると貧血、脳出血、肺炎、骨折などが増加し、

  疲労感が慢性化することです。とりわけ深刻なのは、結核です。かっては国民病の1つで、不治の病とも言われた結核は、抗生物質の開発によって完全に

  なくなったと思われてきました。その消えたはずの国民病・結核にかかる人が1990年代後半になって増加しはじめ、今も年間2万人以上の結核患者が

  新たに発生しています。人口当たりの患者数(罹患(りかん)率)で見ると、日本はアメリカの4.9倍、ドイツの3.9倍にもなるのです(2012年)。実際のところ、
  
  戦後に結核が撲滅したのは、抗生物質の影響だけでなく、栄養事情の改善による要因が最も大きいいのではないかとも言われていました。そこで、国民

  の栄養状態が戦前に逆戻りしているのではないか、という考え方が出てきたのです。