不老の免疫学

 

  

 

 

 進化医学からみた「科学的若返り法」 本当にある長生きと若返りの水
体内の若さを守る「腸内革命」 持続可能な「恋」の方法
「イメージする心」で高まる免疫力 アンチエイジング科学のウソ・ホント
「ほどほどの運動」のすごい効力 生命と健康を守る免疫力 

  

 

 

 

 

 

 

 

  

  ✤進化医学からみた科学的若返り法

  60代でも70代でも若い肉体のままでいることは運動で可能である。例えば、運動不足でいると、人間の脳は現在が冬であると判断し、体は代謝を低下させ、脂肪を蓄えます。

  大昔、狩猟や採集で日々を過ごしたように活発に体を動かせば、脳は春と判断し、代謝は活発になり、細胞の修復や成長が進みます。従って、運動が最も大切であると。

  そして、食物は精白していない穀類、豆類、野菜類、果物、植物油を中心に摂取し、社会の中で孤立せず、多くの人とかかわり合って暮らすことで若返りは可能である。

  老化は逆転できないが、老化を受け入れ人生のあらゆる局面を通じて心身を整えておけば、私達はいつまでも活動的に、快適な生き方ができるのではないか?

  私達が求めてきた文明社会には、私達人間を身体的、 精神的に衰弱に向かわせる要素がたくさん存在しています。5月頃になると、うつや無気力感に悩まされる人達

  が増えてくることはよく知られています。それは、人類は文明化し、自然と遊離した生活をしていることが原因です。春先は体が、縮こまっていた状態から稼働し始める時期

  でもあり、田植えなどで体をどんどん動かしていたのですが、文明化によって体を動かさなくて済むようになりました。なので体を動かさないでいると体が戸惑ってしまうのです。

  またこの時期は性ホルモンのリズムが狂いがちになり、体調がおかしくなっていくのです。私達の体を構成する細胞は1万年前と変わっていないのです。1万年前私達は

  裸でジャングルや草原で暮らしていました。その時の同じ細胞のままで今日まで来ているのです。脚の長さや顎の形は変わっているが、細胞そのものは変わっていないのです。

  生物の誕生から38億年からみたら1万年など一瞬に過ぎず、私達人間は文明とか文化を創造する生物種です。1万年の間にジャングルから快適で、効率的な社会に変えて

  きたのです。そこには大きな「落とし穴」があり、それは、私達の細胞自体は1万年前と変わっていないということです。キレイ社会の落とし穴とはアトピーや喘息、花粉症

  といったアレルギー病に苦しんでいるだけでなく生物としての「生きる力」を奪い続けてきたのです。現代人は小さな家畜小屋を与えられ、ファーストフードやコンビニ食といった

  便利で安価な餌で飼いならされた家畜になってしまったのです。家畜になってしまった以上、自分で生きる力を失ってしまったのです。

  より快適、より便利で、清潔な環境のほうがいいに決まっているので、こんな社会を人類が作ってきたことはやむをえないが、私達の人体を構成する細胞は、1万年前と同じ。

  つまり「生き生きと若く生きる」コツは「1万年前に近い状況に自分自身を持っていく」ということです。文明社会ニッポンでは働く人たちも制服を着せられ、姿も考え方も均一に

  させられました。街並みも住民もこぎれいで目立たない人達ばかりとなり、しかし、そんな環境では私達は身体的にも精神的にも安定した状態では生きられないのです。

  1万年前、私達のお腹の中には回虫が棲んでいました。私達の皮膚を守る「皮膚常在菌」も元気にしていました。私達のためにビタミンを合成したり、免疫力を増強してくれた

  腸内細菌も種類が豊富に数もたくさんいました。しかし、近代社会に住む人間たちがそれらの微生物たちとの「共生」を断ち切ってきたのです。

  ✱加齢と老化とは異なる現象であることを認識する必要があります。老化は加齢の結果ではなく「衰え」なのです。加齢から逃れることはできないが「衰え」はある程度避ける

  ことができます。ですから努力すれば80才過ぎても50才頃の若さを保つことが理論的に可能です。若返るためのキーワードは「運動」「栄養」「参加」の3つです。

  1万年前のジャングル生活では冷蔵庫も、コンビニもないのですから、毎朝起きたら力を合わせて自然の中に狩りに出るしかなかったのです。座りがちで、社会との接触

  から身を引き、餌はいつでもどこでも手に入る生活、これらは体に飢餓や厳冬の到来を告げる信号となり、体は食糧不足なのだとして警戒信号を出し、新陳代謝を落として

  余分な栄養をすべて脂肪として蓄えます。脳と肉体を衰弱モードに切り替えるのです。つまり老化が始まるのです。免疫系も低下して、病気になり易くなります。

  従って「若返る」ためには、このようになるのを避けるようにすればいいのです。ただし、運動のしすぎも免疫力を低下させます。楽しい気持が続く程度にしましょう。

  栄養についても、何が正しい食生活か、たいていの人は知っていると思い込んでいます。しかし、多くの場合間違っているのです。太り過ぎは若さを保つのによくないことは

  知っています。しかし、最も寿命が長く、若さをいつまでも保っているのは「小太り」の人達なのです。最も悪いのはやせすぎの人たちです。

  免疫力を増強する食品として「穀類、豆類、野菜類、果物」をあげているがこれらばかり食べていても「若返り」には貢献しません。適当に肉や魚のたんぱく質が必要です。

  最後に参加です。いろいろな人たちと関わりを持つことです。しかし、会社や職場に参加し過ぎて息切れを起こしている人が多いでしょう。若さを保つには仕事だけではなく、

  夢中になれるものを探すことも大切です。興味が持てるものなら何でもいいのです。お金にならなくても夢中になれるもの、愛する人と積極的に交わることも大切なのです。