長寿の秘訣、15の食習慣

”1日3食”の間違い コレステロール値は少し高めな方がいい
寝る前に食べても大丈夫 外食がちな人は野菜ジュースを
”脳を鍛える”噛む”習慣 レシチンとビタミンをサプリで補給
”楽しい食事”が健康を作る 肉を食べれば体が錆びない
”油抜き”では痩せられない 和食の落とし穴”塩分”に注意
間食には果物を食べましょう ウエストを測るだけで肥満は防げる
植物油が若さと美肌のもと 効率よくカロリーを消費する
食事を残せば病気にならない

  

  ◎”1日3食”の間違い

  健康のために食習慣に気を付けるのは大切ですが、こだわり過ぎは考えもの。1日3回、食事を摂らなければと必死になっている人を見ると却って身体に悪い様にも

  思います。忙しい時は抜いてもかまいません。1人1人性格が違うように、身体もライフスタイルも違うから、自分に合った食習慣を研究、実践してみましょう。

  ✦食への関心が高まる時代・・・これは、平均寿命をとうに過ぎても現役で、忙しく仕事をしている日野原重明先生(101歳)の1日からのぞいて見ると、まず朝食は

  野菜や果物のジュースにオリ―ブ油を茶匙1杯注いだものと、コップ一杯の牛乳、それと牛乳入りの温かいコ―ヒーを飲むだけです。それも朝は忙しく、味わって飲んで

  いる時間はありません。そして、それ以上に時間の取れないのがランチタイムです。日によっては来客が絶えないし、ひっきりなしに電話が鳴ります。書類の隙間に、

  ちょこんと置かれた一杯の牛乳と2~3枚のクッキー、ところが、それすら、思うように食べられない日があります。お腹がすくのは仕事に集中していないからで、熱中する

  と空腹なんて感じません。執筆に夢中で、気ずいたら食事するのを忘れていたなんてことはしょちゅうです。これでは長寿の秘訣でもなんでもありません。けれども、朝食や

  昼食の欠点をカバーしようと、夕食のバランスには気を使います。野菜を中心に、魚や肉などの動物性蛋白質もしっかり摂取。お茶碗に軽く1膳ほどのご飯も良く味わって、

  ゆっくり食事を楽しむのです。もっとも、週の半分は会食やパーテイでは、昼間摂取できなかった野菜や果物、蛋白質等を意識的に摂るようにします。バランスのとれた

  食事を、1日3回、きちんと食べることが基本だというが、確かに成長期の人間にとっては、1日3回、栄養バランスの良い食事を摂ることは不可欠です。最近は朝食抜き

  の子供が増えているようですが、エネルギー不足では、脳も身体もうまく作動しませんし、成長面でも支障を来たします。しかし、成長期を過ぎた人は違います。毎日、

  自分にとって必要なエネルギーを補給すればいいのです。1日中身体を動かしている人やスポーツ選手の場合は、朝、昼、晩と、いずれもカロリーがあって、バランスの

  良い食事が必要でしょうが、デスクワークが中心の場合は、夕食に重点を多く様に、1日の中でバランスをとるようにすればいいのです。

  ✦”規則正しく”より“身体に合わせて”・・・朝食を抜くと太りやすい身体になると信じている人がいるが、そういう研究報告はありません。発育期の子供の調査では、

  1日3回食事を摂らないと身体に悪いという報告はあるが、仕事に追われる、40代、50代が、朝食抜きで出かけるのは、今の日本の社会においてむしろ普通で、朝から

  ゆっくり食事ができるという人の方が珍しいでしょう。責任ある仕事を任されている人ほど、朝は忙しいものです。そんな状況を気に病むことも、また、出勤途中に無理に

  何かを食べようとする必要もないし、朝食ぐらい抜いたって大丈夫。先夜の過食を調整するには、朝食を抜く方が身体に良い場合もあります。時間短縮のため、ろくに

  噛まないで朝食を食べたり、また、熱いものを急いで胃に流し込だりしている人の方が、朝食抜きより、胃に負担をかけています。大切なのは食事の回数ではなく、

  “質”です。栄養素は偏っていないか、その量は自分の生活に見合ったものかどうかという点で判断して下さい。それも、1食ごとではなく、1日、或いは2日単位で

  トータルに考えれば問題はないでしょう。現代人が食生活で気をつけるべきは、糖質や脂質、塩分などの過剰摂取です。1食抜いたからと言って、エネルギー不足に

  なることはまずありません。食事を抜いたほうが体調も良く、爽快にさえ感じることがあります。規則正しく食べるのではなく、身体に合わせて臨機応変に食べるべきです。

  ●食事は回数よりバランス

  ✦年齢とともに変化する食習慣・・・中国には古くから伝わる(ことわざ)に「福は口から、病も口から」というものがあります。良い食事は心身を健康にして幸せをもたらすが、

  それが乱れると病気なりかねないという意味です。つまり、食事には、健康を左右する力があるということです。仕事に熱中していたらお腹が空かないということには、

  人それぞれで、仕事に集中すれば、脳が疲労して空腹を感じるものです。そんな時は、甘いお菓子や、チョコレートをつまみます。大自然の気からエネルギーを得ている

  から空腹を感じないという仙人みたいな人もいます。食事の回数については、成長期を過ぎたら自分のライフスタイルに合わせて、食習慣を変えても構いません。

  若い時は過食気味でも、食欲は年齢と共に落ちるから、変えざるを得ないという面も出てくるでしょう。日本では、料理を残さないのが良き習慣とされているが、中華料理

  は残るのが当り前です。残らず食べてしまったら、料理が足りなかったことを意味するのです。国が違えば、食習慣もこれだけ違うのです。

  ✦意識すべきは回数ではなくバランス・・・食事量が減ってきた時に、注意しなければいけないのがバランスです。若い時は多少食べ過ぎても、また、沢山食べられる

  から、偏食でもない限り、偏りも無かったと思います。ところが量が減ると、途端に偏りが出るという場合が少なくありません。好きなものだけで満腹になってしまい、他の

  料理に箸が伸びないというパターンです。サッパリしたものを好む人は、野菜ばかりで蛋白質不足になったり、脂っこい料理が好きな人は、脂質過多になったりしてしまう

  ことが起こります。実は、人間にはタイプによって、身体に合う食べ物と合わない食べ物があり、東洋医学ではそれを治療にも取り入れています。例えば、アロエやウコン

  等は、健康に良い食材として注目され、サプリメントなどにも使われているが、身体の冷えやすい人が食べると、胃腸の働きを鈍くしてしまうことがあります。最近では、

  良質の水を飲む健康法を実践する人が多く、ペットボトルを携帯する人がいます。代謝の良い人なら、たっぷり水を摂っても問題はないが、腎機能が弱っていたり、むくみ

  易い人が多量の水を摂取すると、余計に代謝が悪くなります。また、食材を選ぶにしても、好きなものが必ずしも身体に合うとは限りません。身体に合わない物を食べ

  続けると、生活習慣病になる可能性が高いということも、明らかになっています。1日3回、食事を摂っていても、身体に合わない方法を実践していたら、かえって身体を

  痛めてしまいます。大切なのは、情報や流行に左右されず、自分に合った食材や食べ方を探すこと。試行錯誤を重ねることで、自らのコンディションを意識するようになり

  より健康になっていくのです。