病気の9割は薬なしで治る

  ◎名医の人間模様

特殊な能力を持つ医者達 病気を1番恐れているのは医者である
赤ひげ先生は何処へ消えたのか 名医は自分が専門とする病気にかかる
医者仲間から見た「神の手」の腕前 「禁煙」を説く喫煙ドクター達
名医は冷たい人間ばかり? 危ない医者が増えている!
優し医者がはまる落とし穴

  ●特殊な能力を持つ医者達

  今の西洋医学は、コンピューターを駆使したデータ主義です。しかし、医学の「本質」のようなものは、コンピューターでは絶対に解き明かせない事柄の中に、

  隠されているのかもしれません。医者には、常識では考えられない特殊な能力を持つ人がいます。例えば、「匂い」で病気がわかる女医さんがいます。肝臓が悪い

  人の匂い、胃の悪い人の匂いなど、病気によって独特の匂いがあって、この女医さんはそれを嗅ぎ分けられるというのです。と言っても、彼女はこの能力を使って
  
  医者の仕事をしているわけではありません。人に言えば変人と思われ、仕事が成り立たなくなるので身近な人しか知りません。もう1人、不思議な能力を持って

  いる医者がいます。アメリカの有名な脳外科医で、世界的な著名人の手術を数多く手がけている人物です。この先生は、重篤な病気にかかった患者が命をとりとめるか、

  命を失うかが分かるといいます。患者の顔に出てくる光で診断できるのだそうです。しかし、彼も自分の特殊能力を使って仕事しているわけではありません。

  そんな能力があることも公言していません。理由は一緒でこれを言ったら気が()れていると思われるので、というわけです。この2人の話を貴方は信じますか?

  この2人ほど際立った能力ではないが、患者の顔を見ただけで、「この人はコレステロール値が高い」とか「肝臓が悪そうだ」など、勘で診断できる医者が何人もいます。

  医学だけでなく、政治、スポーツ、経済、どこの世界でも、「天才」「超1流」と呼ばれる人は、独特の「臭覚」や「勘」を持っているのではないでしょうか。医学の世界では

  「病気の匂いがする」「目つきで病気がわかる」というような医学的勘を持っていることも、名医の条件の1つです。正真正銘の医者でありながら、不幸にも医学的な

  勘を持ち合わせていない医者達は、難解な言葉を使って患者を煙に巻くマジックの腕を磨かなければならないのです。
  
  ●赤ひげ先生は何処へ消えたのか
 
  個人で診療所や医院を開き、親身になって地域住民の健康を守ってくれる医者を、昔は「赤ひげ先生」と呼んだものです。かってはあちこちの町や村に「赤ひげ先生」

  がいたのだと思います。しかし、最近は、町の医者が過小評価される傾向にあります。近所のお医者さんを「薬屋さん」としか思っていない人もいるようです。

  町内の医者に行ったことがないという人の理由は「大きな病院に行けば、技術の優れた先生がいるだろう」ということですが、これは医者にとっても患者にとっても

  不幸なjことです。もっと町医者を信じてください。今日本で開業している医者の大半は、ついこの間まで公立、私立、或いは国立の中規模、大規模病院でばりばり

  腕を振るっていた人達です。専門的な治療では、いまも大病院に残っている医者には及ばないが、一般の病気治療なら、大病院の医者と遜色はありません。

  遠くから患者もやってくる大病院で医療を行うより、小さな町で地域医療に貢献することに生きがいを感じている立派な町医者も大勢います。赤ひげは存在するのです。

  いい町医者に出会うことで、風邪や腹痛などで通院したり、自治体の検診などで何度か訪れるうちに医者となじみになれば、生活習慣病や認知症の兆候をいち早く発見して

  もらえるかもしれない、といった得もあると思います。診療室での会話から、病気を予防するヒントをもらえたり、地域の介護サービス情報が得られる場合もあるでしょう。

  何かの機会に近所の情報を集め、評判のいい町医者が近くにいたら利用しましょう。