不整脈はこうして治せ!               
         
          

 

  

 

 

 

 

 

  

  不整脈の種類は多数あり、脈の規則性が失われるもの、規則性はあるが脈の数が異常に多くなる(速くなる:頻脈)、逆に異常に少なくなる(遅くなる:徐脈)に分けられる。

  命に関わる不整脈は一般的に少なく、放っておいても問題ないとされる不整脈が多いが、心拍に異常があるのは気持ちよいものではなく、何らかの原因があるはずです。

  心臓の拍動は、自律神経などで巧妙に調節されているので、脈が速くなったり、飛んだりする原因の多くは、心臓以外の全身的条件によるもの、即ち発熱、運動、情動、ストレス

  などが考えられます。従って、不整脈の治療も全身の健康状態を改善することが基本になります。しかし、何となく調子が悪いとか、原因が特定できない症状、全身のバランス

  を整えるというような治療は明白な病変のあるところを局所的に攻撃する現代医学では難しいのです。それに対して、東洋医学などの自然療法・伝統医学では、その人の

  全身状態を判断して、その症状に応じた治療法が組み立てられます。同じ病名なら、老若男女お構いなしに同じ薬を処方する現代医学とはそこが違います。

  また、現代医学で用いられる薬は、化学的に合成された反自然のものが殆どです。当然それは副作用をもたらします。一方、伝統医学では天然自然の生薬で、

  体に優しく副作用の心配のないものが処方されます。それらの生薬は劇的に短時間で病気を治すことはできないが、じっくりと確実に病状を癒してくれるのです。

  自然の薬草(ハーブ)などを用いた健康食品は、生体内にある自然治癒力を活性化することに主眼が置かれ、病気や症状に対しての局所的な療法ではなく人間全体を

  診て大元から治そうとするものです。原因を特定できない不整脈の原因も体の1部分ではなく、体全体の生命エネルギーの低下、自律神経のバランスの乱れなどによるのです。

  心臓の活動は、心臓で発生した電気刺激によって作り出されています。心臓が、収縮と拡張を繰り返すことでポンプのような働きをし、

  血液を肺や全身にに送り出しているのです。心臓は「右心房、右心室、左心房、左心室」の4つの部屋から成っていて、電気刺激は

  右心房の上部にある「洞結節」と呼ばれる部分から生じます。ここで発生した電気刺激は、心臓内に電線のように張り巡らされた

  「刺激伝導系」を通って、心臓の各部に伝えられていきます。電気刺激が左右の心房に伝わり、左右の心房を収縮させる。

  電気的刺激が房室結節に伝わると、電動がわずかに遅れて次のヒス束に伝わる。ヒス束は左に行くと左脚と右に行くと右脚に分かれる。

  電気的刺激が左右の心室に拡がり、左右の心室を収縮させる。心室が収縮することで、右心室の血液は肺に向かって送り出され、

  左心室の血液は全身へと送り出されていきます。不整脈は心臓が悪いから起こるのではなく、血管が詰まる病気に心筋梗塞や狭心症

  があるが、不整脈は心臓に流れる電気の異常や刺激が伝動路をうまく伝わらないことを意味し、別の病気です。

  このように、洞結節で電気が発生した電気刺激が、タイミングをずらしながら心房と心室に伝えられることで、心房と心室が交互に収縮します。それによって、心臓は血液を

  送り出すポンプとして機能しているのです。不整脈と聞くと、脈拍に異常がある病気と思われがちですが、不整脈とは脈拍の異常ではなく、心臓のリズム(調律)の異常です。

  ところが、洞結節以外の部分で異常な電気刺激が発生したり、刺激伝送系が途中で切れて刺激がうまく伝わらなかったりすると、心臓が収縮する速さやリズムに乱れが生じます。

  このような状態を「不整脈」というのです。不整脈には大きく分けて次の3つの種類があります。

  ✦頻脈:通常より脈が速くなるタイプの不正脈で、1分間の脈が100回以上になる場合を「頻脈」といいます。緊張しただけで脈が速くなる様に、多くの場合は心配のないものです。

  ✦徐脈:通常よりも脈が遅くなるタイプの不整脈で、1分間の脈が50回以下になる場合を「徐脈」と言います。スポーツ選手によく見られ、命に関わるようなケースは稀です。

  ✦期外収縮:洞結節以外の部分で発生した電気刺激により、規則的な収縮の他に、予定外の収縮が起きる不整脈です。これは最も多く見られるが、多くは治療を必要としません。

  「不整脈がある」ということで受診する患者さんのうち、緊急に治療の必要があるのは10%以下で、命に関わる不整脈となると、ごくわずかなのです。

  心臓のリズムの乱れというと、何か切迫したものを感じますが、感覚的に怖がるだけでは、日々、不安にさいなまれることになります。しかし、どうして脈が乱れるのか

  、その仕組みをよく知り、どう対処したらよいかもしっかり理解しておれば、やたらと怖がったり、不安にさらされたリすることはありません。初めて不整脈に気ずくのは、

  ドキドキと動悸がしたり、脈をとってみると、異常に遅かったり、逆に速すぎたり、または飛んだり、不規則になったリしている時だと思います。また自分では全く気がつかないのに

  病院で心電図をとると「不整脈が出ています」と言われて、わかる場合もあるでしょう。「脈」とは、心臓から押し出される血液の拍動が血管に伝わって感じられるものです。

  もし心臓のリズムに異常が起きれば、脈は乱れてしまいます。  

  不整脈の原因として最も多いのは、年齢に伴うものや、体質的なもの、つまり心臓病には関係しないものです。放置していると短時間で死亡する危険性の高い不整脈

  (致死性不整脈)は、早急な治療が必要です。不整脈治療の究極の目的は、突然死の回避です。また、重症ではないが長時間放置すると死亡することもある不整脈

  (準致死性不整脈)は、何らかの基礎心疾患を持っている人に起こる比較的まれな状態ですが、もし発生したら緊急の治療が必要ですので、なるべく早く専門医に受診すべきです。

  命を脅かすことはないが、日常生活に大きな支障があり、患者にQOLが下がってしまうような、自覚症状の強い不整脈、さらに心不全や脳梗塞を引き起こす可能性の

  ある不整脈も治療の対象です。

  ✶致死性不整脈:基礎疾患の有無に関わらず、放置すると短時間で死亡してしまう危険性が高く、不整脈そのものの重症度が極めて高く、怖い不整脈の代表です。

   ✦心室細動→最も怖い不整脈で。心室が細かく震えている状態です。誰の目にも波形が無秩序になっていることが分かります。それぞれの波が大小不同、間隔不定で

   、どれがどれか分からない如何にも禍々しい心電図です。こうなると心臓からの血液拍出はゼロのいわゆる心停止状態で、数分で循環停止、呼吸停止になり、さらに

   脳、腎臓、肝臓など重要臓器に不可逆性の障害を来たして最終的には死亡してしまいます。心臓突然死の多くは、この心室細動が原因です。心室細動が起きたら、

   すぐに徐細動できる小型の機械(AED)の普及が推進されている。AEDとは心臓が痙攣し血液を流すポンプ機能を失った状態になった心臓に対して、電気ショックを与え、

   正常なリズムに戻すための医療機器です。2004年より医療従事者だけでなく誰でも使えるようになり空港、駅、学校、公共施設など人が多く集まる所に設置されている。

   ✦持続性心室頻拍→心室が100〜200回/分くらいの高頻度で勝手に興奮するもので、幅の広い心拍が連続して出現します。有効な血液循環を保つことができず血圧も

   低下して、放置すれば死亡する可能性の高い重症不整脈です。心筋梗塞や心筋症など重篤な心疾患がある例によく出るが、基礎疾患が明らかでない突発性心室頻拍もある。

   特殊な形として「トルサード・ド・ポアンッ」と呼ばれる心電図の尖った部分が刻々と変化し、基線を中心にだんだんねじれていくように見えるもので、「心室の収縮時間が

   延長していると」と診断された場合に発生することが多く、突然死を起こすこともある重症不整脈です。薬剤の副作用で発生するとの報告が相次ぎ、注意が喚起されている。

   ✦徐脈性不整脈「房室ブロック」→洞結節で発生した興奮は刺激伝導系を伝わって心室に到達し、心臓全体がリズミカルに収縮しますが、時にこの興奮が途中で途切れる

   ことがあり、電線の通りが悪かったり、切れてしまっていたりする状態で「房室ブロック」と総称される。特に、全く前兆がなく突然何秒間かデん気が切れてしまうような

   「高度房室ブロック」という状態は、危険な徐脈性不整脈の代表で失神発作や突然死に結びつく大変危険な病態です。急いでペースメーカー治療をする必要があります。

   ✦洞不全症候群→房室ブロックに似ているが、重症徐脈性不整脈のもう1つの代表で、上段、下段は連続記録で、約10秒の心停止が見られます。この間の心電図は

   全くフラットで、洞結節での興奮が起こらない「洞停止」という病態です。このように洞結節の機能低下で様々な徐脈性不整脈を起こす。ペースメーカー治療の適応になる。

  ✶危険性のある不整脈(準致死性不整脈):致死性不整脈ほど重症ではないが、長時間放置すると血液循環が悪くなり死亡する不整脈がいくつかある。何らかの基礎

   心疾患を持っている人に起こる比較的まれな状態ですが、もし発生したらいずれも注意深い観察と緊急の治療が必要ですので、早く専門医を受診して下さい。

   また、不整脈の中に様々な強い自覚症状を伴うものがある、命を脅かすものではないが、日常生活に支障が出て、QOLを下げてしまいます。特に、心房細動、心房粗動、

   上室性頻拍などの頻脈発作を繰り返す場合や、期外収縮の多発などは、強い動悸を自覚します。一方、発作性洞停止では強いめまいや失神発作を来たすことがあり、

   頻脈発作と洞停止を繰り返す徐脈頻脈症候群と呼ばれる特殊な病態もしばしば見られます。130拍以上/分の極端な頻脈や、逆に40泊以下の極端な徐脈が長時間

   続くと、適切な収縮を保てなくなり、徐々に心筋に負荷がかかり、基礎に心臓病があると、容易に心不全を誘発してしいます。このような例では、より積極的な不整脈の

   治療が必要になります。最近では、基礎心疾患がなくても長期間の頻脈持続により心筋細胞が変性し、拡張型心筋症と同じように強い心不全を来す「頻脈誘発性心筋症」

   という病態が注目されている。