大腸癌

■大腸がんとは

大腸がんは、食生活の欧米化により増加傾向にあります。大腸がんには、直腸がんと結腸がんがあります。

結腸がんは、以前は日本では少なかったのですが、近年急速に増加しています。


■大腸がんの症状

大腸がんにより、以下の症状などがみられることがあります。ただし、大腸がんに特徴的な症状はないため、他の状況によっても同じ症状がみられます。

以下の症状がひとつでもみられた際には医師による診察をおすすめします。

  • 便通の異常。
  • 血便(便に鮮血または黒色の血液が混じる)。
  • 残便感
  • 下痢と便秘の繰り返しなど排便時に気になることがある。
  • 便が細くなる。
  • 腹痛、腹部膨満感。
  • 痛みを伴うしこり。

中でも血便の頻度が高く、これはがんの中心が潰瘍となり出血がおきるためです。痔と勘違いして受診が遅れることもありますので注意しましょう。

がんによる血便では肛門痛がなく、暗赤色の血液が便に混じったり、ときに黒い血塊が出るなどの特徴があります。


■大腸がんの原因

大腸ガンの原因ははっきりとわかっていませんが、大腸がんの死亡率は国によって大きな差があり、死亡率の低い国の人が高い国に移住すると大腸がんの

死亡率も高くなることから、環境や食習慣が大きく影響しているものと考えられている。

また、わが国においても、食習慣が欧米化し脂肪の摂取量が増えてくるにしたがって、大腸がんの死亡率も次第に高くなってきている。

大腸がんの死亡率や罹患率は、動物性脂肪(肉類、卵、乳製品など)や炭水化物、砂糖などの摂取が多い人ほど高く、逆に、穀類や豆類などの植物性繊維の

多い食事を摂っている人の大腸がんの死亡率や罹患率が低いという研究結果もあります。

また、大腸がんでは、直系の親族に大腸がんの人がいることは、大腸がんのリスク要因とされています。また、肥満や飲酒なども大腸がんリスクとされています。


■大腸がんの治療・手術

大腸がんは早期に発見できれば、内視鏡手術や外科療法により完全に治すことができます。また、少し進行してしまっていても手術可能な時期であれば、

他の臓器へ転移しても、外科療法により治すことが可能なようです。詳しくは、専門医に相談しましょう。


■大腸がん予防法

大腸がんは、早期発見であればほぼ完治しますが、一般的には自覚症状がないため、無症状の時期に発見することが重要となります。

つまり、まずは早期発見のために定期的な検査(便潜血検査や大腸内視鏡検査)を受けることが重要です。

食事面での大腸がんの予防法としては、野菜類、豆類、果物、穀類、海草類、きのこ類、ビタミンC・Eは大腸がんの危険度を下げる効果があるといわれている。

食物繊維を多く含んだ食事を摂ることは便通を整え、発がん物質と腸粘膜の接触時間を短くし、大腸がんの予防になると考えられるため、積極的に取り入れましょう。

また、近年がんの発生要因とされている「活性酸素」を抑える物質を多く含む食品(抗酸化食品)を摂ることもがん予防として有効であると考えられる。

抗酸化物質には、ビタミンA(β―カロチン)・C・E・B群やポリフェノール、カロチノイド、イソフラボンなどがある。

つまり、大腸がんを予防するためには、アルコールや加工肉の摂取量を少なくする、禁煙、野菜不足にならないようバランスのとれた食事に注意して肥満にならない

ようにしましょう。また、適切な運動・休養をとりましょう。



実際の大腸がんについては、専門医の受診をおすすめいたします。